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プレスリリース

IBM、ILOG社の買収を完了


2009年1月8日

IBM、ILOG社の買収を完了
−買収によりビジネス・プロセス・マネージメントにおける
IBMのリーダーシップを拡大−

[米国ニューヨーク州アーモンクおよびフランス・パリ、2009年1月6日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は本日、ILOG社(NASDAQ:ILOG、PARIS:ILO、ISIN:FR0004042364)の株式に関する、約3億4,000万ドル(約2億1,500万ユーロ)の株式公開買付が完了したことを発表しました。2008年7月28日に発表した株式公開買付は、IBMがILOGの発行済み株式をすべて取得し、この買付のもう一つの条件を満たした後に完了しました。

ILOG(本社:フランス・パリ)は、2,500社以上の顧客を擁し、従業員数は850名で全世界30カ国に事業を展開しています。ILOGのビジネス・ルール管理システム(BRMS)、最適化、可視化、サプライチェーン・マネージメント(SCM)の製品ポートフォリオは、広範なアプリケーションや環境にわたり、IBMソフトウェアとビジネス・プロセス・マネージメント(BPM)のリーダーシップを強化します。

ILOGのテクノロジーにより、IBMのソフトウェア・プラットフォーム全体に大きな可能性がもたらされ、BRMSが加わったことでIBM BPM ポートフォリオは新たな次元でのリーダーシップを発揮できるようになります。具体的な例としては、WebSphere®およびInformation Management製品におけるルールとビジネス最適化の改善、WebSphere、Lotus®、Tivoli®製品およびソリューションにおける可視化能力の向上、サービス指向アーキテクチャー(SOA)における計画およびスケジューリングのさらなる最適化と効率的なサプライチェーン・マネージメント資産が挙げられます。

ILOG BRMS製品によって企業は、ダイナミックに状況に順応、反応できるようになるため、意思決定の俊敏性が向上します。応用数学とコンピューター科学に根ざしたILOGの最適化製品を使用することにより、企業は事業上のさまざまな制約事項に対処することが可能になります。このソフトウェアによって、業務目標、ビジネス資源、事業上の制約事項を最適なアクション・プランおよびスケジュールへと転換し、サービス、収益、利益を改善させることもできます。

ILOGの可視化機能は、図表、マップ、スケジュール、チャート、エディターを通じたインタラクティブなユーザー・インタフェースの構築により、組織のコラボレーション能力、役割ベースの能力、意思決定能力を強化します。ネットワーク設計、在庫最適化、生産計画およびスケジューリングを含むILOGサプライチェーン・マネージメント・ソリューションは、よりスリム化が進んだ製造と、環境にやさしいサプライチェーン・マネージメントを実現します。

ILOGは事業責任者、アナリスト、設計者、開発者がビジネス・プロセスを分析、計画、追跡、改善する際のツールや技術を提供しています。今日、何百もの大企業がILOGの技術を利用して、限られた資源の配分を自動化したり、優れたインターフェースを業務プロセスに組み込んだりしています。さらに、多くの大学の科学者や数学者が、先進的な研究、設計、分析などの目的で、ILOGの製品を使用しています。

例えば、顧客サービス・プロセスの一環としてビジネス・ルールを適用することで、上得意客を電話待ちの行列の最前列に誘導することが可能です。ILOGのBRMSが提供するツールを使用すると、こうした上得意客をいつ、どのように誘導するかの判断基準をユーザーがより適切な形でコントロールできます。これにより企業は、市場の動向や他社との競合から発生するポリシー変更の開始プロセスを加速し、顧客満足度を確実に維持することができます。ビジネス・ルール管理の簡便さがコスト削減につながるとともに、顧客満足度の向上と離職率の低下が収益向上に貢献します。

カナダ有数の損害保険グループであるAviva Canada Inc.は、同社の共通サービス提供プラットフォーム用としてILOGのBRMS製品ラインの主要製品であるILOG JRulesを選定しました。このプラットフォームは、IBM® WebSphereおよびIBMの保険アプリケーション・アーキテクチャー(IAA)も含まれているサービス指向アーキテクチャー(SOA)に基づいています。これによりAvivaは、家計保険や乗用車向け保険の引受プロセスを自動化できるようになり、新しいビジネス・ポリシーや変更したビジネス・ポリシーを組み入れるための商品化時間の短縮が実現します。Avivaは、ルール変更の導入をリアルタイムでも、時間をかけて行うこともできます。

Avivaのe-コマース担当バイス・プレジデントであるマイケル・リン(Michael Lin)氏は次のように述べています。「使いやすさ、先進的なルール管理能力、サービス指向アーキテクチャーにおける緊密な統合を評価して、ILOG JRulesを採用しました。ビジネス・ルールは保険プロセスに欠かせないものであるため、BRMSプロバイダーとしてのILOGの実績と、当社がこれまで受けてきたサポートも決め手となりました。」

ILOG製品はIBM WebSphereソフトウェアの製品ポートフォリオに組み込まれます。IBMおよびILOGのテクノロジーに対するILOGのお客様やパートナーの既存の投資は、IBMのソフトウェア戦略に従って保護されます。このため、お客様は既存のシステムを置き換えることなく幅広い機能を活用できるようになります。

IBM WebSphereソフトウェア担当のゼネラル・マネジャーであるトム・ロザミリア(Tom Rosamilia)は次のように述べています。「ビジネス・ルール、最適化、可視化、サプライチェーン・マネージメント・ソフトウェアのリーダーとして、ILOGのお客様およびILOG社員をWebSphereファミリーにお迎えできることを嬉しく思います。ILOGの買収は、当社のSOA戦略全体における重要な要素であり、IBMのBPMポートフォリオにILOG BRMSが加わったことで、IBMのお客様はいっそうダイナミックに動くことができます。ILOGは特筆すべき新しい能力をIBMにもたらし、これによりリアルタイムの対応と自信に満ちた意思決定のための機敏かつ柔軟性の高いアプリケーションが実現します。」

ILOGの買収によりIBMは、主力製品であるWebSphereのアプリケーション開発やマネージメント・プラットフォームなど包括的プラットフォームの情報および製品ライフサイクルの広範なルール管理ツールをお客様に提供し、ビジネス・プロセス・マネージメント(BPM)やSOAの領域を強化することができます。ILOG製品の多くは、IBMの業界フレームワークにも組み入れられます。このフレームワークは、業界特化型のビジネス標準および技術標準をサポートする統合ソリューションです。

役割ベースのBusiness Spaceを使用するお客様は、ILOGの可視化機能を活用できるようになり、ビューの種類と精巧性が向上します。図表化とチャート化に加え、この可視化機能はプロセスのモデル化など、Webベースで堅牢性の向上したBPM機能を提供するために使用できます。

全世界で7,000件以上のSOAおよびBPMビジネスを成約しているIBMは、この分野における世界的なリーダーです。12万人以上の設計者および開発者、IBMのSOAおよびBPMをカリキュラムに組み込んでいる150校以上の大学、SOAのスキルやソリューションの構築および実践を担当する6,000社以上のIBMビジネス・パートナーで構成されるコミュニティの存在が、このIBMのリーダーシップをさらに際立たせています。

詳細は、http://www.ibm.com/soa(US)をご覧ください。


当報道資料は2009年1月6日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/26403.wss

IBM、Lotus、TivoliおよびWebSphereは、International Business Machines Corporationの米国ならびにその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。