2009年6月3日
入出力性能がHDDの8倍で高速アプリケーションに最適なソリッド・ステート・ドライブ
- 使用寿命の延長を図り、均等な書き込み制御も実装 -
日本IBM(社長:橋本 孝之、NYSE:IBM)は本日、IBMのx86サーバー「IBM®
System x®」およびブレード・サーバー「IBM BladeCenter®」向けに、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)の約8倍の入出力性能でのデータの読み書きを実現し、記憶容量が従来製品の約1.5倍である50GB(ギガバイト)のNAND型フラッシュメモリーを記憶素子とする外部記憶装置「IBM
50GB SATA High-IOPS ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」を発表します。
SSDは、データを書き込む際、すでに記憶素子に格納されているデータを消去してから新しいデータを書き込むため、その処理は読み出し処理より複雑になり、時間がかかります。また、HDDに比較して低消費電力で振動や衝撃に強いという利点がある一方、書き換え回数に上限があり、HDDよりも劣化が速く、使用寿命が短いという問題がありました。
本製品は、製品内にデータ書き込みのためのバッファー領域を確保するなどの機能強化により、ランダムなデータ書き込み時の1秒あたりの入出力動作回数が1,000IOPS(入出力動作/秒)と、15,000回転SAS
HDDの約6倍まで向上しました。ランダムなデータ読み書き時では、2700IOPSと、15,000回転SAS
HDDの約8倍の入出力性能を達成しており、本製品は、金融アプリケーションや検索エンジンなど、高速でランダムなデータ入出力を行うアプリケーションをx86サーバー上で実行させる際に最適です。
また、本製品は各記憶素子への書き込みを均等に分散させるIBM独自の制御アルゴリズムを実装しており、記憶素子の劣化の進行を遅らせ、使用寿命の延長を図っています。さらに、消費電力はHDDの約25%である2.1ワット時であり、耐劣化性の向上と低消費電力により、お客様のITコスト削減に貢献します。
本製品は、本日より315,000円(税込み)で日本IBMならびに日本IBMのビジネス・パートナー経由で販売します。
本日発表の「IBM 50GB SATA High-IOPS SSD」には、そのサイズや機能により4タイプがあります。詳細は以下の通りです。
<製品の詳細>
- IBM 50GB SATA 3.5型 ホット・スワップ High-IOPS SSD
対象機種: EXP3000 ( ServRAIDMR10M )
- IBM 50GB SATA 2.5型 ノン・ホット・スワップ High-IOPS SSD
対象機種: BladeCenter HS21XM、BladeCenter LS22、BladeCenter LS42 - IBM 50GB SATA 2.5型 ホット・スワップ スリム High-IOPS SSD
対象機種: BladeCenter HS22、System x3550M2、System x3650M2
- IBM 50GB SATA 2.5型 ホット・スワップ High-IOPS SSD
対象機種: System x3850M2、System x3950M2
<4タイプ共通>
容量: 50GB
価格: ¥315,000税込み
出荷開始:2009年6月3日
IBMは、「スマート」な世界での新しいニーズに応え、ビジネスの変化に対する俊敏さ、変化を先取りして変革し続ける柔軟性や先見性を備えた企業基盤「Dynamic
InfrastructureR (ダイナミック・インフラストラクチャー)」の実現の必要性を提唱しています。ダイナミック・インフラストラクチャーは、エンド・ユーザーの要求に応えられるようお客様のビジネス・サービスを向上させ、ビジネス・フローやITインフラを見直し効率化することでコストを削減し、法令順守や事業継続性の確保など、さまざまなリスクに対する管理を実現します。
本日発表のソリッド・ステート・ドライブは、高いデータ入出力性能により、お客様のエンド・ユーザー向けのビジネス・サービスの向上を可能にし、低消費電力や使用寿命の延長によりコストを削減します。また、部品劣化の抑制による信頼性の向上は事業継続性の強化につながり、リスク管理に貢献します。日本IBMは、本日発表の製品を含め、お客様のダイナミック・インフラストラクチャーの実現を支援する製品やサービスを提供していきます。
IBM、BladeCenter、Dynamic InfrastructureおよびSystem xは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。

