2009年7月6日
1本のケーブルで複数のネットワークに接続
- ファイバー・チャネルとイーサーネットからのデータを1本のケーブルで伝送するためのブレード用通信装置の発表 -
日本IBM(社長:橋本 孝之、NYSE:IBM)は、IBMのブレード・サーバー「IBM® BladeCenter®」が、インターネットなどのネットワークとストレージのネットワークの両方に、1本のケーブルでデータ転送するための通信装置(スイッチ)「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール for IBM BladeCenter」を発表します。
従来、ブレード・サーバーがインターネットに接続する際は、TCP/IPプロトコルによって、イーサーネット・ケーブルを使って通信を行い、ストレージに接続する際は、主にファイバー・チャネルのプロトコルによって、光ファイバー・ケーブルで通信していました。
本製品をブレード・シャーシに搭載し、ブレード・サーバーと接続することで、1本のイーサーネット・ケーブルの中で、インターネットへのデータ転送とストレージへのデータ転送を同時に行います。これは、イーサーネットの規格で定められた長さに分割した転送データのパケット内にファイバー・チャネルの信号を一体化させて、ファイバー・チャネル・プロトコルで通信する「Fiber Channel over Converged Enhanced Ethernet(FCoCEE)」と呼ばれる先端技術によって、実現しています。両データ転送はイーサーネットおよびファイバー・チャネルでは業界最速の毎秒10ギガビットの速度となり、「IBM BladeCenter H」のシャーシに本製品を4個搭載した場合では、毎秒1.92テラビットと従来製品より約9%増の速度での通信が実現します。また、本製品の外部接続の性能においては、外部接続ポート数が従来の6本から10本に増加し、通信速度は約1.7倍の毎秒100ギガビットとなります。本製品により、物理的に1本のケーブルと1個のアダプターで複数のネットワークに接続することができるため、ケーブルやアダプターの数も削減されます(*)。これにより、システムの消費電力が削減されるだけでなく、保守や管理も容易になります。
本製品の価格は1,659,000円(税込)で、本日より、日本IBMならびにIBMのビジネス・パートナーから販売します。製品の詳細は以下の通りです。
製品の詳細
- 転送速度:10Gbps
- 価格:¥1,659,000 (税込)
- 出荷日:7月15日
- 保証:1年 (装着されたBladeCenterシャーシの保証条件に準じます)
- 写真:http://www.ibm.com/jp/news/press/2009/0706001a.jpg
IBMは、「スマート」な世界での新しいニーズに応え、ビジネスの変化に対する俊敏さ、変化を先取りして変革し続ける柔軟性や先見性を備えた企業基盤「Dynamic Infrastructure® (ダイナミック・インフラストラクチャー)」の実現の必要性を提唱しています。
本日発表の製品は、ネットワークの仮想化により物理的な配線を簡素化し、クラウド・コンピューティングを含むITインフラのネットワーク環境の効率性を高め、管理の容易性も高めます。日本IBMは、本日発表の製品を含め、お客様のダイナミック・インフラストラクチャーの実現を支援する製品やサービスを提供していきます。
(*)ストレージ・ネットワークのようなファイバー・チャネル環境と接続する場合には、接続先において、FCoCEEとファイバー・チャネル・プロトコルを変換するための変換装置(ゲートウェイ機能のついたスイッチ)を接続し、分岐させる必要があります。
IBM、IBM ロゴ、ibm.com、BladeCenter、およびDynamic Infrastructureは、世界の多くの国で登録されたInternational
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IBM の商標リストについては、 http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
