2009年8月11日
IBMスマート・アナリティクス・システムが数日間で分析能力を活用可能に
専門的なIT技術を必要とせず、迅速に低価格で価値を提供
【米国ニューヨーク州アーモンク、2009年7月28日(現地時間)発】
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE
: IBM)は本日、たった数日間でお客様が分析能力を活用できるようにする、業界初の包括的オファリング「IBM
スマート・アナリティクス・システム(Smart Analytics System)」を発表しました。本日の発表とともにIBMは、ソフトウェアとハードウェア技術のユニークな組み合わせ、業界特有の知識、数理科学研究、サービスの専門知識などの強みを活かして、お客様がさらに情報に基づいた意思決定をかつてないほど迅速に実施できるよう支援し、スマーター・プラネットの実現を加速します。
スマート・アナリティクス・システムは、ソフトウェアやハードウェア、ストレージ性能をバランスよく調整し、精密な分析処理を実施するために最適化した単体システムです。このシステムは、データベース内の構造化情報だけではなく、ビデオや電子メール、ウェブサイト、ポッドキャスト、ブログ、ウィキペディア、アーカイブ用データなどの、非構造化データや非互換データなどを含む大量のデータから、洞察や隠れた関係性などを導き出します。スマート・アナリティクス・システムは、金融リスク管理、スマート・グリッド、電子カルテ、医療コスト管理、教育、IDの窃盗や不正の防止、食品の安全管理など、景気刺激法案の対象投資分野に関連する、もっとも複雑な課題への取り組みに最適です。
スマート・アナリティクス・システムはその分析能力により、最大50%までストレージを削減し、スペースとエネルギーを節約しながらも、他のシステムより最大3倍速く複雑なビジネス課題を解決します。また強力な分析システムをセットアップするのに、従来なら6人またはそれ以上の専門技術者の時間が必要でしたが、このシステムでは、数人から1人の技術者でセットアップ可能で、小さな構成の場合は、技術者は必要ありません。ほとんどの構成において、わずか12日でシステムを“分析準備完了”の状態にすることができます。
IBM Information Management事業部のゼネラル・マネージャーであるアンブシュ・ゴヤール(Ambuj
Goyal)は、次のように語っています。「私たちのお客様は、過酷な競争環境の中でビジネスに取り組んでいます。迅速であることに加えて、正確な意思決定と行動が求められます。スマート・アナリティクス・システムによって、私たちはお客様がより迅速かつ効果的に、そしてより低価格で分析を行うことを支援します。またお客様により良いビジネス結果を提供し、投資対効果を高められるよう支援します。」
IBMスマート・アナリティクス・システムは、ビジネス・インテリジェンス・レポート、分析、ダッシュボード、スコアボード、データ・マイニング、キュービング・サービス、テキスト分析、データ・ウェアハウス管理、ストレージやサーバーのプラットフォームなどの機能を、包括的で柔軟に組み合わせられるセットとして提供します。またお客様やクラウド・サービスの提供者が、このシステムの分析能力を、プライベート/パブリック・クラウド・サービスに適用することもできます。
分析の実用例 - 生活や利益を改善しています
世界中の企業や組織は、ビジネスにおいて優位に立ち、顧客により良いサービスを提供するために、分析技術を活用しています。下記のその例が挙げられます。:
米国イリノイ州シカゴを拠点とし、39の独立保険会社が加盟しているBlue Cross
and Blue Shield Association(BCBSA)は、何千万人もの会員の支払い記録を分析して、人口統計的な傾向を検出しています。結果として得られる洞察は、コストを管理しながらも経営者が雇用者の健康を改善するために使われます。
Blue Cross Blue Shield AssociationのBusiness Informatics/BHI部門のバイス・プレジデント、シャーリー・レディー(Shirley
Lady)氏は、次のように語っています。「このシステムは、私たちの医療提供の方法に革命を起こす可能性を持っています。分析によって、以前なら得られなかったタイプの情報に、瞬時にアクセスすることができます。例えば分析技術を使用して、大規模な人口調査をより簡単かつ迅速に行うことで、慢性病の流行や治療の傾向などを、即座に分析することができます。」
米国アーカンソー州リトル・ロックに本拠を構えるDillard's社は、ファッション・アパレルや家庭用家具の小売業者で、300以上の店舗を持っています。厳しい経済環境に対処するため、企業戦略において分析は重要になっています。分析技術を活用して、在庫管理やベンダー関連の管理、顧客購入パターンなどの中に、価値ある洞察を得ることによって、Dillard's社は業務の効率性を向上することに成功しました。
米国フロリダ州セフナーにある家具小売業者Rooms to Goも、分析技術を活用して、州毎や顧客タイプ別に、どのような家具やカテゴリーが最も良く売れるかなどの、顧客購入パターンを検出しています。このような洞察を得ることによって、Rooms
To Goは顧客がどのような製品を好み、また次に何を買いたいと思うかなどの予測を立て、より効果的にリピート客を獲得しています。
ワシントン州スポーケンに本社を持つSterling Savings Bankは、全国5つの州において、25,000以上の企業、そして175,000人以上の一般消費者にサービスを提供しています。Sterlingはパシフィック・ノースウェスト地域での有数の銀行として、またワシントン州最大の商業銀行として、ビジネス分析によって顧客に対する理解を深め、より良いサービスの提供に努めています。そして、顧客の人生のそれぞれのステージにおけるニーズを見越して、より適切なバンキング・サービスを提供します。
全ての規模の企業にとって分析のテクノロジーは、よりインテリジェントな意思決定を行い、競争力をつけるための可能性をもたらします。しかし今まで、特定の問題に対処し画期的な洞察を導くために、分析ソリューションを確保し、構成および調整するには専門的な技術スキルだけではなく、業界特定のアプリケーションに分析ソフトウェアを適用することのできる専門家が必要でした。このために多くの企業が、分析技術を取り入れることができませんでした。この新しいスマート・アナリティクス・システムによって、IBMはその技術的専門知識だけではなく、効率的なアセスメントやコンサルティングの専門知識などを含む包括的なシステムを提供し、お客様に分析能力を迅速かつ低価格で提供します。
この発表によって、IBMはポートフォリオを拡大し、ますます成長する分析市場のニーズに応えます。今年の初めにIBMは、IBMリサーチと連携する4000人以上のコンサルタントと200人以上の数学者や分析技術の専門家による組織「IBMビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション・サービス(Business
Analytics and Optimization Services)」を設立しました。IBMはまた、「アナリティクス・ソリューション・センター(US)」のネットワークを世界中に広げ、お客様が分析技術を活用して、より複雑な課題に取り組むことを支援しています。
IBMはさらに、System z®プラットフォームを強化して、アナリティック・ウェアハウジング・ワークロードの機能を追加する予定です。
IBMスマート・アナリティクス・システムは、2009年9月に出荷予定です。詳細はこちらのサイトをご覧ください。
http://www.ibm.com/smart-analytics-system(US)
IBM Business Analyticsの開発状況については、こちらのサイトをご覧ください。
IBM Business Analytics & Optimization Online Press Kit(US)
IBM Business Analytics & Optimization: Smarter Planet on Tumblr
IBM Business Analytics on Twitter
また、IBMのビデオをYouTubeでご覧いただけます。
Analytics: How it Works
当報道資料は2009年7月28日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/28093.wss
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