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プレスリリース

次世代x86サーバー技術により、業界最大メモリー容量を実現

2010年3月3日

IBMの次世代x86サーバー技術により、
従来比6倍、業界最大メモリー容量を実現
- 拡大するクラウド環境に対し、サーバー統合率をさらに向上 -

日本IBM(社長:橋本 孝之、NYSE:IBM)は本日、x86サーバーにおいて、大容量メモリーへの高速アクセスを制御する集積回路(チップ)と、異なる筐体に搭載されたCPU-チップ間を外部ケーブルで高速接続できる伝送技術により、業界最大の3テラ・バイト(TB)のメモリーを搭載できる(*1)次世代x86サーバーのアーキテクチャー「第五世代 Enterprise X-Architecture(eX5)」を発表します。搭載メモリー容量を従来の6倍まで拡張できる(*2)ことで、1サーバー当たりに搭載できる仮想マシンの数を増やすことができサーバー集約密度を高められるため、多種多様な業務を効率よく処理できるクラウド環境を実現できます。

昨今のクラウド・コンピューティング市場の拡大に伴う仮想化への需要増加により、メモリー容量をさらに拡大する必要が出てきました。メモリー容量を増やすことで、CPUの処理能力を最大限に活用し、稼働率を高めて運用・管理コストを削減することが可能となります。

大容量メモリーの搭載が可能なeX5では、同じライセンス料でありながら、1サーバーで稼働できる仮想マシン数が、他社同等サーバーより82%多くなります(*3)。また、CPU単位で課金するデータベース・ライセンス料においては、eX5は1000人規模のデータベースを他社サーバーの半分である2個のCPUを搭載したモデルで構築できるため、50%低価格になります。

eX5は、インテルCPUとの融合により、パフォーマンスや可用性、拡張性、運用効率を飛躍的に向上させるIBM独自開発のハイエンド・サーバー向けアーキテクチャー「Enterprise X-Architecture (EXA)」の第五世代です。eX5は、サーバー本体に「MAX5」と呼ばれる拡張メモリー・ユニットを接続することで従来の6倍のメモリー搭載を実現しました。サーバー本体とほぼ同じ基板面積を持つ「MAX5」には、最大512ギガ・バイト(GB)を搭載できる32個のメモリー・スロットと、その大容量メモリーを高速に制御する「eX5チップ」が搭載されています。MAX5上のチップセットとサーバー本体のCPUが、外部ケーブルで接続されながら、同一基板上のCPU‐チップ間通信速度と同様の最大42.4GB/秒の速度で接続できることで、サーバー本体はMAX5上の大容量メモリーを活用できるようになりました。

またeX5は、筐体をまたがったCPU間通信も、外部ケーブルで、筐体内のCPU間通信と同様の速度で実現できるようになり、複数台のサーバーを接続する場合も、CPUの処理能力を効率よく活用できます。また、2台のサーバーを接続し、ハードウェア資源を柔軟に分配できる「FlexNode」機能により、ハードウェア資源の使用率の変動に応じて、接続した2台のサーバーを1システムに設定して資源を集中させたり、2台の独立したサーバーとして資源を分割させたりと、柔軟に構成を変更することができます。

ラック・マウント型サーバーにおいては、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)の代わりに、8個の半導体ディスク(SSD)をパッケージ化し、HDDの800倍に相当する、1秒間当たり48万回の入出力処理数を実現する「eXFlash」を搭載することができます。ストレージへの高速なデータ・アクセスが求められるWebサイトのバックエンド・データベース・システムなどに最適です。eXFlashは、サーバー1台当たり最大3個搭載でき、搭載可能な最大容量は1.6TBになります。

eX5は、ラック・マウント型サーバー「IBM® System x3690 X5」および「IBM System x3850 X5」と、ブレード・サーバー「IBM BladeCenter® HX5」の3製品に展開し、順次販売していく予定です。

IBMは、「スマート」な世界での新しいニーズに応え、ビジネスの変化に対する俊敏さ、変化を先取りして変革し続ける柔軟性や先見性を備えた企業基盤「Dynamic Infrastructure® (ダイナミック・インフラストラクチャー)」の実現の必要性を提唱しています。また、スマートな世界では、ユーザーのニーズに応じて次々と新しいアプリケーションが生み出され、ハードウェアは、リアルタイムでのデータ処理や一度に大量のデータを扱う処理など、アプリケーションよって異なる多種多様なワークロードを処理しなければなりません。ハードウェアにおいては、処理するワークロードに応じてCPUやメモリー、I/Oなどの資源を最適かつ柔軟に割り当てたり構成したりすることができる「ワークロード最適化システム」がダイナミック・インフラストラクチャーの実現に有効です。

本日発表のeX5は、仮想化によるサーバー統合密度を向上させることができるため、ダイナミック・インフラストラクチャーの実現形態の一つであるクラウド・コンピューティング環境に最適です。ワークロードに応じて柔軟に構成を変更させることもでき、統合される多種多様な業務に対し、最適な構成を提供することも可能です。日本IBMは、お客様のダイナミック・インフラストラクチャーの実現を支援する製品やサービスを提供していきます。

写真:
• 拡張メモリー・ユニット「MAX5」: http://www.ibm.com/jp/news/press/2010/0303001a.jpg
• 「MAX5」を搭載した「IBM System x3850 X5」: http://www.ibm.com/jp/news/press/2010/0303001b.jpg


(*1) 「IBM System x3850 X5」に「MAX5」を接続したシステムの2ノード構成の場合
(*2) 「IBM System x3850 X5」に「MAX5」を接続したシステムの2ノード構成と、「IBM System x3850 M2」2ノード構成を比較した場合(どちらも8CPU搭載)
(*3) 「IBM System x3850 X5」に「MAX5」を接続したシステムの2ノード構成(64DIMM)において仮想マシンを320搭載したケースと他社2ソケット・サーバー(18DIMM)に175個の仮想マシンを搭載したケースを比較

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