2010年4月26日
九州大学
日本アイ・ビー・エム株式会社
株式会社ジール
九州大学、建物のCO2排出量を見える化し「伊都ECOプロジェクト」を展開
地球に優しい建物を目指した「スマーター・ビルディング」
九州大学(総長:有川 節夫)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(社長:橋本孝之、本社:東京都中央区、NYSE:IBM、以下:IBM)と株式会社ジール(社長:山本秀典、本社:東京都港区、以下ジール)の協力により、九州大学伊都キャンパスのCO2排出量の見える化を実現し、学生や教職員が利用するイントラネットとビッグどら(カフェテリア)に設置したモニターでの表示を、本年4月より開始しました。
今回のシステムは、CO2排出量の最適化を支援するコンサルティング・サービス「IBM
Green Sigma」とソフトウェア製品「IBM® Cognos® 8 BI」を活用し、IBMの協力により構築した九州大学のクラウド環境を利用して運用します。システムの構築は、情報分析や意思決定支援システムを得意とするシステム・インテグレーターのジールとIBMが協業しました。
九州大学では世界最高水準の教育研究拠点を目指しています。CO2排出量を削減して低炭素化に取り組むことは世界共通の喫緊の課題であり、教育機関としていち早く対応することにより、豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。また、学生がCO2排出量を常に確認できる環境を整備することにより、環境意識の高い人材育成を支援できます。
「IBM Green Sigma」は、綿密な業務分析を行うビジネス・ストラテジーであるLean
Six Sigmaを基盤とし、エネルギーや水の消費を効率化することによって環境に与える影響の低減を目指すコンサルティング・サービスです。お客様の経営環境やビジネス形態に合わせて、CO2排出量や水使用などに関する重要業績評価指標(KPI)を設計し、これを基に、カーボン・マネジメント・ダッシュボードの展開、プロセスの最適化、継続的な改善の支援などを行います。
九州大学では、2009年6月に「IBM Green Sigma」を活用したプロジェクトを実施し、環境問題に対するマネジメント体制の把握、電力、ガス、上水を対象とした既存データの確認、現場調査、関係者へのヒヤリングなどを行いました。その結果、休日や夜間の不要な照明、夜間でも減らない待機電力といった課題を見いだすことができ、前年比10%の削減余地を見出しました。その目標を達成するためには学生や教職員のCO2削減への意識を喚起する施策が必要とのことから、今回、CO2排出量の見える化として電気、ガス、水の利用量、CO2排出量を、1時間ごとに更新して表示するダッシュボードの構築を行うことになりました。ダッシュボードは、学生や教職員が利用するイントラネットで閲覧でき、また、ビッグどらに設置したモニターに表示されます。
「IBM Cognos 8 BI」は、最適な意思決定を行うために必要となる情報を分析したり、ダッシュボードやスコアカードなどで表示できるソフトウェアです。データをグラフィカルに視覚性に富んだ形式で表示できるとともに、組織・時系列比較を容易に行うことができます。
IBMは地球がより賢く進化していくことを示す「スマーター・プラネット」というビジョンの下、地球を、より賢く、よりスマートにするためのさまざまな取り組みを行っています。無駄なエネルギーを使わず、安全安心で快適に過ごすことができる賢いビルを「スマーター・ビルディング」と捉えており、今回の取り組みも、エネルギー使用量の見える化を通してエネルギー・コストやCO2排出量の削減を支援する「スマーター・ビルディング」の一つです。
IBMでは、最先端のビジネス分析やビジネス最適化の支援を行う「BAO(Business
Analytics and Optimization:ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション,)」というサービスを提供しています。今回の取り組みはデータを蓄積して見える化を実現するもので、データの戦略的活用の基盤となります。
株式会社 ジールについては以下のURLを参照ください。
http://www.zdh.co.jp
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