プレスリリース

IBM、Coremetrics社の買収によりアナリティクスを推進

2010年6月22日

IBM、Coremetrics社の買収によりアナリティクスを推進
−Webアナリティクスを付加してIBMのビジネス・アナリティクス戦略を強化−

[米国ニューヨーク州アーモンク、2010年6月15日(現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は本日、Web解析ソフトウェアの大手企業Coremetrics社を買収する内容で正式に契約を締結したことを発表しました。米国カリフォルニア州サンマテオに本拠を置く非公開会社のCoremetricsの買収により、お客様が同社のクラウド・コンピューティング・モデルを活用し、消費者との対話に関してリアルタイムの洞察を内部およびソーシャルメディア・ネットワークから得て、ターゲットを絞った迅速なマーケティング・キャンペーンを実施することで、IBMのビジネス・アナリティクスの能力が拡大されます。買収に関する金銭面の条件は公表していません。

企業は顧客とのやりとりのパーソナル化によってブランド・ロイヤルティーを推進しようと、マーケティング・プロセスを最適化し、顧客ニーズについて掘り下げた洞察を得る道を探し求めるようになりました。Webサイトから携帯アプリケーション、eメール、ソーシャル・メディア・サイトにいたるまで、デジタル化された顧客と対話するための経路はますます複雑なものになっています。企業は顧客のブランド体験の強化に常に力を注ぎ、市場の変化に迅速に対応して差別化していかねばなりません。

IBMが実施した2010年のCEO Studyでは、今後5年間で顧客へもっと近づこうと考えているCEOは88%、顧客ニーズに対する理解をさらに深めたいと回答したCEOは82%、自社のビジネスにいっそうの可視性を求めるCEOは85%となっています。

企業にとって関連するビジネス情報がWeb上で刻一刻と生み出されています。今日では、消費者が製品やサービスに初めて接触するのは、全体のうちの70%がオンラインで発生しています。IBMはCoremetricsの買収により、企業がクラウド・コンピューティング・モデルを通じてソーシャル・ネットワークやオンライン媒体からインテリジェンスを素早く入手できるようにし、そこで得た洞察をビジネス・プロセスに盛り込んで効果的かつ気のきいたマーケティング・キャンペーンを行えるよう支援します。

現在、Coremetricsは小売、金融サービス、メディア/出版、旅行/ホスピタリティー、教育など、幅広い業界の2,100種以上の国際的ブランドに対してWeb解析を提供しています。同社の顧客にはバンクオブアメリカ、ホリデイイン、PETCO、1-800フラワーズ、オフィス・デポ、ヴィクトリアズ・シークレット、ヴァージン アトランティック航空、シートン・ホール大学などが挙げられます。

Coremetricsのソリューションにより、製品やサービスへの消費者の感想についてのインテリジェンスをリアルタイムに提供する効果的なマーケティング・キャンペーンが実施できるようになり、お客様はマーケティング費用に関して事実に基づいた的確な判断が下せるようになります。その結果、マーケティング部門は掘り下げた消費者洞察が得られ、消費者がブランドと接触するさまざまなチャネル全般にわたってパーソナル化された提案、販促、その他のセールス・インセンティブを展開できます。このようなチャネルには、店頭やカタログといった従来型の販売経路から、あらゆる形態のEコマースおよびソーシャルメディアなどの新しい販路までが含まれます。

Coremetricsのソリューションは、IBMのビジネス・アナリティクスのラインナップに新しく加わることとなります。IBMはCoremetricsの買収により、Web解析というお客様からの要望が大きい有力なビジネス・アナリティクスの新ソリューションを提供できるようになります。これによって、マーケティング・キャンペーンの効果測定や、購買習慣および顧客嗜好の把握が図れます。またCoremetricsのソフトウェアはIBMのWebSphere®、インフォメーション・マネジメント、ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション(Business Analytics and Optimization:BAO)に関する既存のソフトウェアおよびサービスのラインナップを補完します。買収手続きが完了すると、CoremetricsはWeb上のトランザクション処理のバックボーンを提供し、全世界の主要な小売サイトを稼働させているIBM WebSphereのラインナップに組み込まれることとなります。IBMはCoremetricsを通じて、マーケティングのプロフェッショナルがマーケティング・プロセスを自動化および最適化できるようにすることを促進して、企業がマーケティング支出から最大の成果を引き出せるようにします。

IBM WebSphere 担当ゼネラルマネジャーのクレイグ・ヘイマン(Craig Hayman)は、次のように述べています。「今回の買収により、当社は製品やサービスについての顧客行動および感情に関するいっそうの洞察をお客様に提供できるようになるため、消費者の将来の消費パターンについて真の展望が開けます。こうした情報はSaaS(Software as a Service)モデルで提供されるため、マーケティング部門はその恩恵を素早く享受できます。IBMとCoremetricsの統合によってマーケティング支出が最適化されるとともに、消費者の購買体験がより便利でパーソナルな、そして双方向的なものとなるのです。」

CoremetricsのCEOであるジョー・デイビス(Joe Davis)氏は次のように述べています。「マーケティング担当者には、組織全体を見渡す能力と、リアルタイムのデータに基づいて瞬時に意思決定を下す俊敏性とがますます求められるようになってきました。CoremetricsとIBMの統合によって掘り下げたビジネス洞察が提供され、デジタル化が進む世の中であらゆる企業が直面している真の課題およびチャンスに対応できるようになるのです。」

IBMは当社のソフトウェア戦略に従ってCoremetricsのテクノロジーおよびお客様のサポートと強化を継続するとともに、お客様がより幅広いIBMの製品・サービスを活用できるようにしていきます。Coremetricsの約230名の社員はIBMに移籍します。この取引は2010年第3四半期に完了の予定ですが、規制当局の許可およびその他の慣例的条件を満たす必要があります。

IBMによるCoremetricsの買収は、同社のアナリティクス戦略を拡大するものです。この戦略には、5,000名のコンサルタントとアナリティクス・ソリューション・センターのネットワークを有し、過去5年間に総額110億ドル以上を投じて推進してきた買収活動に支えられた、IBMのビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション・コンサルティング組織が提供する幅広いソリューションが含まれます。

IBMソフトウェア・グループは2003年以来、55社以上の企業を買収してきました。

Coremetricsについて
CoremetricsはWeb解析のリーダーです。同社の製品により企業はマーケティング・プログラムを徹底的に最適化でき、最良の提案を時と場所を問わずに自動的に行えるようになります。全世界で2,100以上のオンライン・ブランドがSaaS(Software as a Service)としてCoremetricsのソフトウェアを使用し、オンライン・マーケティングの最適化を図っています。Coremetricsの統合マーケティング最適化ソリューションには、パーソナル化されたリアルタイムの提案、eメールによるターゲット設定、主要な広告ネットワークでの広告表示、検索エンジン入札管理などが含まれます。同社のソリューションは、顧客一人ひとりのニーズに合わせ、リアルタイムのマーケティング意思決定を自動化した、あらゆる顧客チャネル全般にわたる情報を配給する唯一のオンライン・アナリティクス・プラットフォームで配信されます。同社はAccel Partners、FTV Capital、Highland Capital Partners、W Capital Partnersが出資する非公開会社であり、米国カリフォルニア州サンマテオに本社を置いています。


当報道資料は2010年6月15日(現地時間)にIBM Corporationが発表したものの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/31907.wss

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