プレスリリース

カリフォルニア州水資源管理委員会が水質向上を目指しIBMと協業

2010年11月25日

カリフォルニア州水資源管理委員会が水質向上を目指しIBMと協業
新しくリリースされたiPhone向けのアプリケーションが市民の貢献を支援

[米国カリフォルニア州サンノゼ 2010年11月4日(現地時間)発]

iPhoneユーザーが水質の観察に協力し、問題発見時には関係当局に知らせることができる新しいアプリケーションが、AppleのApp Storeからリリースされました。
米国の州で初めてIBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE : IBM)と協業することになったカリフォルニア州の水資源管理委員会は、このアプリケーションを活用して収集したデータを管轄区内の何千マイルにも渡る小川や河川の監視に役立てます。

IBMリサーチが開発したアプリケーション「Creek Watch」は、コミュニティー・メンバーが小川や河川の写真を撮影し、特定の水路に関する3つの簡単な質問に答えるという、使いやすいアプリケーションで、AppleのApp Storeから無料で入手できます。データはリアルタイムで一元化されたデータベースにアップロードされ、地域の水道を管理している水管理団体が利用することができます。

国際連合の調査によると、汚染された水による死亡者数は、戦争、犯罪、テロによる死亡者の合計数よりも多く、20秒に1人の割合で乳幼児が汚染された水により命を落としています。水が私たち人類の最も貴重な資源であるということは共通の認識ですが、私たちが日常生活の中で水道水として供給される水資源を目にしており、水の状態に関する貴重な情報を得ているということには、ほとんどの人が気付いていません。Creek Watchは、私たちが日常生活の中で観察している水資源に関する情報をとらえることを容易にし、水資源管理団体に貴重な追加の知見やデータを提供することで、持続的な水供給をより確かなものとすることができるようになります。

Creek Watchは、iPhoneに内蔵されている位置センサーと、ユーザーが提供したデータを組み合わせることで、たとえば毎年どの時期にどの河川が干上がりはじめるのか、またどの時期に水位が最大となるかといった水資源管理に関連した分析を行う際に重要な情報を提供します。

IBMのCreek Watchアプリケーションを使い、以下のわずか4つの簡単なステップをふむだけで、水資源に関するデータ提供に貢献することができます。


IBMの研究員、クリスティーン・ロブソン(Christine Robson)は次のように述べています。「Creek Watchを使用することによって、博士号を持っていなくても、また特別な道具がなくても、短時間で誰でも水資源の健全性維持に貢献することができます。人々の支援により、データの動きを把握することは、市民と水管理委員会にとっても、またデータに関する幾つもの大きな課題に取り組んでいるIBMにとっても有益です」

地域の小川や河川の管理を担っている多くの水管理団体は、広範囲に点在する膨大な量の水路をカバーしきれていない状態にあります。

カリフォルニア州サンノゼ市の流域を研究している生物学者、キャロル・ボーランド(Carol Boland)氏は次のように語っています。「カリフォルニア州サンタクララ郡だけでも800マイル以上もある小川を監視するためには、このアプリケーションのような革新的なテクノロジーをコミュニティーに活用してもらい、継続的に水質および環境の改善に取り組む必要があります。IBMのCreek Watchアプリケーションの優れた点は、iPhoneユーザーであれば誰でも利用でき、気軽に小川の維持に大きく貢献できるという点です」

IBMの研究員たちは、人々がCreek Watchや他のアプリケーションを活用してデータ収集を行うことを通じて、地域社会内に新たな環境意識が生まれることを期待しています。


当報道資料は、IBM コーポレーションが11月4日(現地時間)に発表したプレスリリース(US)の抄訳です。

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