プレスリリース

エキスパート・インテグレーテッド・システムを発表

2012年4月12日

ITの常識と経済性を根底から変える
エキスパート・インテグレーテッド・システムを発表
- 専門家の知見をシステムに実装し、ITの複雑さとコストを大幅削減 -

日本IBM(社長:橋本孝之、NYSE:IBM)は、従来の「汎用機」や「スーパーコンピューター」「特定用途向け専用機(アプライアンス)」などとは異なる新たな分野のコンピューティング・システムである「エキスパート・インテグレーテッド・システム」を業界で初めて発表します。当システムには、システムの導入や運用で培った専門家の知見や経験をパターンとして実装しているため、これまで専門のシステム要員が対応してきた高度で複雑な作業を、簡単な操作で処理でき、ITインフラにかかる工数とコストの大幅な削減が可能です。

エキスパート・インテグレーテッド・システムの初めての製品は「IBM® PureSystems」で、今回、サーバー、ストレージ、ネットワーク資源、仮想化、管理機能を最適に統合したインフラストラクチャー・システム「IBM PureFlex System」を本年5月21日から、さらにミドルウェアを統合したプラットフォーム・システム「IBM PureApplication System」を本年8月1日から、順次出荷開始します。

ITの運用管理コストは年々増大し、ITインフラコスト全体の7割(*1)を占める企業もでてきています。多くの企業では、仮想化技術を活用し、大量のサーバーを統合するなどして対応してきましたが、専門知識を持ったシステム要員による煩雑で複雑な作業がさらに必要となるため、より一層の運用管理の効率化が求められています。

IBMは20億ドルの研究開発費と、過去数十年以上にわたって蓄積してきたコンピューター関連の技術とノウハウに基づき、エキスパート・インテグレーテッド・システムを開発しました。これによりお客様は、多数のサーバーや複雑なシステム環境の運用管理といったITインフラにかけるコストを、ビジネス変革への投資に転換できます。

本日発表したPureFlex Systemは、コンピュート・ノードとしてx86に加えPOWER7を選択でき、また、4種類のオペレーティング・システム(AIX、IBM i、Linux、Windows)と4種類の仮想化ハイパーバイザー(VMware、KVM、Hyper-V、PowerVM)の中から自由に選択し、すぐに利用できるシステムです。PureApplication Systemは、PureFlexの機能に加えて、データベースやアプリケーション・サーバーなど、アプリケーションの稼働に必要なミドルウェアをあらかじめ組みこんでいます。
PureSystemsの特長は次の通りです。

1. エキスパートが持つ高度な知見を実装
PureSystemsは、インフラやアプリケーションの構築・運用に関する知識、技術、経験といったIBMが蓄積してきた専門家の知見を実装しています。処理する業務の内容や量に応じ、最適なハードウェア、ソフトウェアの構成を「パターン」として定義し、自動的に最適な資源を構成します。そのため、お客様はシステムの構成や運用作業にかかる負担を低減し、高度なIT技術をビジネスに活用することができます。

2. 設計段階からすべてを最適に統合
従来のシステムは、専門のシステム要員による設置・導入作業や継続的な最適化が必要でしたが、PureSystemsは、工場でサーバー、ストレージなどのラックへの組み込みと、仮想化環境を含むソフトウェア構成の最適化を実施し、あらかじめ統合した形で出荷します。お客様は、納品後、据付し電源を入れてからアプリケーションを動作可能にするまで、4時間以内で完了させることができます。

3. 計画から導入、運用に至る煩雑な作業から解放
PureSystemsは、システムの調達、導入、運用、更改といったITライフサイクルの各局面でこれまで必要だった手順を簡素化できます。例えば、調達では、サーバーやストレージ、ミドルウェアなどを個別に検討、設計し発注する必要はなく、最適化された一つのインフラとして購入できます。導入では、独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)がPureSystems向けに最適化したアプリケーションを利用できるため、個別のセットアップの手間がかかりません。運用では、システム全体を管理コンソールで一元管理できます。また、サービスレベル維持のためのハードウェア・ソフトウェア資源の配置調整や、修正プログラムの適用、アップグレードなどに必要な処理をシステムが調整、準備するため、管理者の運用負荷を大幅に削減でき、これらの作業を自動化することも可能です。


PureSystemsはアプライアンスの容易性をもち、汎用用途で利用できます。また、クラウド・コンピューティング環境も短時間で構築できます。PureSystemsが実装する「パターン」は、IBMの知見から導いたもの、ISVから提供されるアプリケーションに組み込まれたものに加え、さらにお客様が独自に作成することもできます。これにより、お客様は既存のアプリケーション資産、ノウハウを再利用できます。PureSystemsは、パブリック・クラウドの特長を持つ「IBM SmarterCloud Services」と共通のテクノロジーとソフトウェアを採用しているため、PureSystemsで構成するプライベート・クラウドとIBM SmarterCloud Servicesは連携できます。例えば、IBM SmarterCloud Services上で開発したアプリケーションを、本番環境ではプライベード・クラウドに移行させることができます。さらに、IBMは今後、プライベート・クラウドが想定した負荷を超えた場合に、IBM SmarterCloud Servicesに自動的に処理させる機能など、ハイブリッド・クラウドの実現をサポートする連携も計画しています。

<ご参考価格>
IBM PureSystems 2350万円(税別)から

<PureSystem 写真>
http://www.ibm.com/jp/press/2012/041201a.jpg

脚注
(*1) IDC, analyst Matt Eastwood, IDC Directions presentation, 2011


エキスパート・インテグレーテッド・システム
http://www-06.ibm.com/ibm/jp/puresystems/

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