
[特集の視点]
今日、ソフトウェアは私たちの日常を取り巻くいたるところに存在しています。Web閲覧や電子メール、銀行オンライン、PC(Personal Computer)・携帯電話はもとより、自動車、自動販売機、電子レンジ、ビデオ・デッキと、生活のありとあらゆる場にソフトウェアがあふれ、もはやソフトウェアなしでの文明生活は想像すらできない状況であるといえます。見方を変えれば、これらのソフトウェアが正しく動作しない際の被害・不便さも社会にかなりの影響を及ぼします。ソフトウェアやシステムの不具合に関するさまざまなニュースが報道されたことも記憶に新しいところでしょう。
このような現状において、IT(Information Technology:情報技術)に携わる私たちとしては何をすべきでしょうか。土木・建築の世界に目を転じると、その悠久の歴史とともに、土木工学・建築工学というものがしっかりと「実学」として根付いていることに驚かされます。もちろん土木・建築の世界とITの世界では、つくり上げる対象が異なりますし、技術変革の度合いや、成果の寿命など、さまざまに異なる点もあります。しかしながら、物事を構造的にとらえてそれらを組み上げていくという作業においてはまったく同じ目標を持っています。つまり、ソフトウェアのライフサイクルにおいても「実学」の重要性は変わらないということです。
ソフトウェア・エンジニアリングとは、ソフトウェアをつくり、適用し、保守していくための具体的な実践方法を探究していく試みです。ソフトウェア・エンジニアリングの研究・実践こそ、ソフトウェアにかかわるITプロフェッショナルすべてが挑戦すべき事柄であり、向上へのたゆまぬ努力に値する重要な分野であることは言うまでもありません。
- エグゼクティブのためのミニ講座
- エグゼクティブのためのミニ講座 (179KB)
マネジメント最前線
- ソフトウェア開発は、より抽象化とアーキテクチャー主導の形式へ
-キーとなる技術はモデル駆動、ドメイン特化、そしてアスペクト指向- - ソフトウェア開発は、より抽象化とアーキテクチャー主導の形式へ
-キーとなる技術はモデル駆動、ドメイン特化、そしてアスペクト指向- (73KB) IBMコーポレーション ソフトウェア・グループ
Rationalソフトウェア
ディスティングイッシュト・エンジニア ジェームズ・ランボー
- RationalソリューションとIBMのソフトウェア戦略
- RationalソリューションとIBMのソフトウェア戦略 (90KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業
担当役員 三浦 浩
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 ラショナル事業部
事業部長 宮橋 一郎
- IBMリサーチによるソフトウェア・エンジニアリング関連技術への取り組みと展望
- IBMリサーチによるソフトウェア・エンジニアリング関連技術への取り組みと展望 (96KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社 理事
東京基礎研究所
所長 久世 和資
特別インタビュー
- 独立行政法人 情報処理推進機構
技術開発・人材教育の推進のために、産・学・官が協業できる場を提供。 - 独立行政法人 情報処理推進機構
技術開発・人材教育の推進のために、産・学・官が協業できる場を提供。(183KB)
- 電気通信大学
ソフトウェア産業の国際競争力を高めるには、ソフトウェア・エンジニアリング教育が重要。 - 電気通信大学
ソフトウェア産業の国際競争力を高めるには、ソフトウェア・エンジニアリング教育が重要。(228KB)
解説
- IBM Global Services Method概要
─ IBMの開発プロセス標準化の取り組み ─ - IBM Global Services Method概要
─ IBMの開発プロセス標準化の取り組み ─ (180KB) 日本アイ・ビー・エム株式会社
内藤 裕史
- ソフトウェア開発の枠を越えて
─ Rationalの新たなビジネス・ソリューション ─ - ソフトウェア開発の枠を越えて
─ Rationalの新たなビジネス・ソリューション ─ (73KB) 日本アイ・ビー・エム株式会社
安竹 由起夫
- ソフトウェア・ライフサイクルをカバーする知識体系をITシステム構築の基盤にすえる
- ソフトウェア・ライフサイクルをカバーする知識体系をITシステム構築の基盤にすえる (56KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社
榊原 彰
IBMプロフェッショナル論文
- UMLクラス図からのワークロードの見積もりとスケジュール作成
- UMLクラス図からのワークロードの見積もりとスケジュール作成 (88KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社
竹村 司
- Webアプリケーション開発の効率化
- Webアプリケーション開発の効率化 (198KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社
田井 秀樹 根路銘 崇 安部 麻里 小野 康一
- 機敏で効果的なリスク要因特定法「アジャイル品質検査」の提案
- 機敏で効果的なリスク要因特定法「アジャイル品質検査」の提案 (81KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社
西尾 光司
- AMSの拡張開発におけるRUPのカスタマイズ
- AMSの拡張開発におけるRUPのカスタマイズ (110KB)
日本アイ・ビー・エム株式会社
畑 秀明
- 既存システムの再利用による再構築開発手順の提言
─ システム・クレンジングと再利用 ─ - 既存システムの再利用による再構築開発手順の提言
─ システム・クレンジングと再利用 ─ (86KB) 日本アイ・ビー・エム株式会社
鈴木 英志 太田 隆一 松崎 重男
- ERPシステム本番稼動後の運用・保守作業の役割分担
- ERPシステム本番稼動後の運用・保守作業の役割分担 (67KB)
アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス株式会社
秋山 光弘
表紙について
[サケ]
サケは、川で生まれ、海に育ち、やがて産卵のために川をさかのぼります。激しい川の流れをものともせず、ときには数メートルの落差の滝も跳ね上がっていきます。日本のソフトウェア産業も、今、生き残りのための飛躍が求められています。
イラスト: 斎藤 壽
イラスト/斎藤 壽
1936年青森県生まれ。自動車のテクニカル・イラストレーションを主に手掛けた後、90年頃から野鳥・動物などのネイチャー系イラストレーションで広告の世界でも活躍している。
