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IBMプロフェッショナル論文

「PROVISION Winter 2006 No.48」 特集 R&Dイノベーション のご紹介

 

整数計画法によるコンテナ積み付け最適化


日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア開発研究所
アーキテクト
米沢  隆

[プロフィール]
1989年,日本IBM入社.1999年より配送経路最適化プログラムVRPの開発およびサービスに従事し,その後さまざまな最適化プロジェクトを実施.
2001年より4年間,湘南工科大学の非常勤講師としてオペレーションズ・リサーチおよび数理計画法を担当.
日本オペレーションズ・リサーチ学会会員.
yonezat@jp.ibm.com


  筆者は物流をはじめとする種々の最適化ソリューションを提供しているが,ある製造業のお客様向けに新たなソリューションとして海上輸送用のコンテナへの荷物の積み付け最適化システムを構築することとなった.このシステムは,従来経験に基づいて人手で行われていた積み付け計画を,最適化技術を適用することによって自動立案を行い納期回答プロセスを月次から週次へ短縮を狙うものである.これを実現するためには現場の制約を取り込みながら多数のコンテナの計画を高速に立案する必要があり,筆者はこのコンテナへの積み付けの最適化を整数計画法を2段階に分けて適用することにより実現した.本論文ではこの最適化アルゴリズムと現実の制約の取り込む方法に関して紹介する.

Key Words and Phrases:
物流最適化,コンテナ積み付け,組み合わせ最適化問題,最適化技術,整数計画法

  1. はじめに

  2. コンテナ積み付けの要件
    2.1  フォーク刺し口要件
    2.2  コンテナ内部の突起・鴨居要件
    2.3  その他の要件

  3. コンテナ積み付けの従来手法

  4. 提案手法(2段階最適化)
    4.1  整数計画法
    4.2  最適化の概要
    4.3  第1段階の最適化
    4.4  第2段階の最適化
    4.5  最適化全体の流れ

  5. 提案手法の適用評価

  6. おわりに