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IBMプロフェッショナル論文

「PROVISION Spring 2007 No.53」 特集 ビジネス変革を実現するBTO のご紹介

組織的アセット再利用サイクルの推進アプローチ


日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社
BIS ビジネスインテグレーション部
ITスペシャリスト
三上 徹也

[プロフィール]
オブジェクト指向,ソフトウェア再利用,RationalをスペシャリティーとするITスペシャリスト.オブジェクト指向デザイン・アーキテクチャー,開発プロセスの構築・標準化をメイン・タスクとする.
Rational Unified Processを適用したRationalソリューションの構築,組織的ソフトウェア再利用にも力を入れている.
tmikami@jp.ibm.com

日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社
BIS ビジネスインテグレーション部
ITスペシャリスト
高橋 辰徳

[プロフィール]
2000年IBM入社.Webサービス,Gridなど先進技術展開の担当を経て,現在はSOA,再利用を担当するITスペシャリスト.さまざまなお客様のプロジェクトにて,アーキテクチャー策定,フレームワーク設計,先進技術,プロセス策定の支援を行っている.サービス再利用の実践を目指し,SOAの推進に努めている.
yoshitk@jp.ibm.com

日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社
AIS テクノロジーイノベーション部
ITスペシャリスト
中山 清喬

[プロフィール]
オープン・ソース関連技術のITスペシャリスト.入社以来、大規模基幹プロジェクトやSIer戦略組織において標準化やフレームワーク設計支援に携わる.現在はIBM内オープン・テクノロジー戦略推進チームの一員として,新興先進技術とIBMコンピテンシーとを融合させた高付加価値サービスの確立・普及に努めている.


  アセットベースビジネスの実現に不可欠な再利用の試みは1968年までさかのぼることができるが,企業規模のアセット再利用は成功例に乏しい.本論文では企業における再利用の阻害要因を分析し,アセット生成および適用のサイクルを整理し,そのサイクルが機能する必要条件を定義した.次に,サイクルを現実的に運用するために,依存性注入(Dependency Injection)の適用など,6つのプラクティスを導出した.それらを,Business Transformation Outsourcing (BTO)の一環としてお客様の環境に適用することにより,その有効性を確認した.

Key Words and Phrases:
アセット再利用,依存性注入,ソフトウェア開発プロセス, コンポーネント粒度, 利害のモデル化

  1. はじめに

  2. 組織的再利用の課題
    2.1  再利用の阻害要因
    2.2  利害的観点の必要性
    2.3  組織的再利用の構造モデル
    2.4  利害のモデル化

  3. 組織的再利用実現へのアプローチ
    3.1  連立利害条件の遵守
    3.2  再利用コスト削減と回数増加
    3.3  再利用を推進する6つのプラクティス

  4. 実践と評価

  5. おわりに