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IBMプロフェッショナル論文

「PROVISION Summer 2007 No.54」 特集 イノベーションを生み出すDNA のご紹介

SOAを活用したRapid Enterprise Renovation(SOA RER)のアーキテクチャ


日本アイ・ビー・エム株式会社
金融事業
ディスティングイッシュト・エンジニア(技術理事)
金融インダストリーCTO
ITアーキテクト
山下 眞澄

[プロフィール]
1978年,日本IBM入社.都市銀行や地方銀行のお客様を担当するSE,SE課長,プロジェクト・リーダーを長期に経験.現職は,金融機関のお客様に直接,アーキテクティングやエンタープライズ・アーキテクチャの構築支援を行うとともに,金事業部の技術戦略を担当.日経BP社「SOA大全」監訳.情報処理学会正会員.
MASUMIY@jp.ibm.com


  金融機関のCIO(最高情報責任者)や情報システム(IS)部門長には,システムが社会のインフラとして堅牢性を維持でき,かつ長期的な視野を持った全社全体最適を目指すエンタープライズ・アーキテクチャ(EA)視点のアーキテクチャを維持することが課せられている.その一方,昨今の激動する経営環境の中で,部分最適であっても市場への即応性や早い投資対効果(ROI:Return on Investment)を目指すプロジェクトへの投資を決断しなければならない.本論文ではその解決の方向性を示すべく,SOA(Service Oriented Architecture)を活用したRapid Enterprise Renovation(SOA RER)アーキテクチャを新たに構築した.その構造はSOAラッパーを活用したシンプルなものであるにもかかわらず,堅牢な基幹系システムと即応性を持ったシステムを同時に進化させ、かつインテグレーションすることができる.現在SOA RERアーキテクチャは正式にプレス・リリースされ,IBM Yamato Lab.で実装され稼動実証されている.

Key Words and Phrases:
サービス指向アーキテクチャ,エンタープライズ・アーキテクチャ,エンタープライズ・テクノロジー・フレームワーク,ラッパー,リファクタリング

  1. はじめに

  2. SOA RERアーキテクチャによる解決と代替策
    2.1  SOA RERアーキテクチャによる解決
    2.2  代替策との比較

  3. エンタープライズ・テクノロジー・フレームワーク(ETF)
    3.1  オペレーショナルETF
    3.2  ファンクショナルETF
    3.3  仮想サービス・リファクタリング手法

  4. おわりに