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Webシステムにおける暗黙的非同期処理アーキテクチャー
日本アイ・ビー・エム株式会社
GBS AIS銀行ソリューション
ICPシニアITアーキテクト
小宮 聖則
[プロフィール]
1987年日本IBM入社.金融機関のお客様を担当するSEとして配属され,米国IBMでの金融ミドルウェア開発,帰国後各種C/Sシステム開発プロジェクトを経験.1999年より某都市銀行様担当SEとして,分散系,Web系のシステム開発プロジェクトに携わる.ミッション・クリティカル・システムにおけるシステム基盤,ミドルウェア,フレームワーク,アプリケーションに渡るアーキテクチャー構築に従事.
komiya@jp.ibm.com
日本アイ・ビー・エム株式会社
GBS ソフトウェア・エンジニアリング
ITスペシャリスト
今井 博一
[プロフィール]
2002年日本IBM入社.入社後,Web系フレームワーク,Javaコンポーネント,Java開発支援ツールなどの開発を主に担当.同時に製造業を中心としたWeb系システム開発を経験した後,2006年より某都市銀行様のWebアプリケーション開発の技術支援やフレームワーク設計/開発に従事している.
HIIMAI@jp.ibm.com
日本アイ・ビー・エム株式会社
GBS メインフレームシステム開発
ITスペシャリスト
齋藤 幸二郎
[プロフィール]
2003年日本IBM入社.金融機関のお客様のシステム開発,保守プロジェクトに携わり,オープン系およびメインフレーム系システムのインフラ(プラットフォーム,ミドルウェア)を担当.2006年より某都市銀行様のWebアプリケーション開発の技術支援やフレームワーク設計/開発に従事している.
kojiros@jp.ibm.com
Webシステムにおいて十数秒を越えるような処理時間のかかるトランザクションは,1回のHTTP要求/応答で完結させず,非同期処理として実装すべきである.それは高負荷時のシステム資源の枯渇を防止し,スループットを維持させるためである.しかしながら非同期処理の実装は複雑で,開発の負担は大きい.本論文では,Webシステムにおける非同期処理方式として『暗黙的非同期処理』と名づけたアーキテクチャーを提案する.それは,同期型で開発した処理を実行時に非同期処理化させるアーキテクチャーである.『暗黙的非同期処理』は,周知のデザイン・パターンや一般的なシステム構成で実現可能なものである.
Key Words and Phrases:
非同期処理, Webシステム, Javaバッチ, コンポーネント化
- はじめに
- Web非同期処理の重要性と課題
2.1 イントラシステムのトランザクション時間
2.2 処理時間の長いHTTP要求の危険性
2.3 一般的な非同期処理実装方式と課題 - 暗黙的非同期処理の実現
3.1 暗黙的非同期処理システム要件
3.2 アプリケーション構造と基本技術
3.3 オペレーショナル・モデル
3.4 アプリケーション・アーキテクチャー - 暗黙的非同期処理による効果と考慮点
4.1 アプリケーション開発生産性と品質向上
4.2 暗黙的非同期処理開発の考慮点 - おわりに
