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IBMプロフェッショナル論文

「PROVISION Fall 2007 No.55」 特集 Web 2.0による企業イノベーション のご紹介

オープンSCAを利用したSOAアプリケーション設計
- SCA1.0 の特徴とその応用 -


日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
WebSphere テクニカル・セールス
コンサルティングITスペシャリスト
澤出 達郎

[プロフィール]
1985年,日本IBM入社.ソフトウェア事業におけるOS,ミドルウェア製品主管部門にてお客様に対する技術支援を経験.1999年より,WebSphere Application Serverを担当し,現在は,WebSphere BPM関連製品を中心にテクニカル・セールスに従事している.
sawaide@jp.ibm.com


  本稿は,SOA(Service Oriented Architecture)アプリケーションのための開発・実行モデルであるオープン仕様SCA(Service Component Architecture)1.0の特徴とその応用を解説するものである.SCA 1.0は,再利用性を持つサービスのコンポーネント化テクノロジであり,言語中立性、再帰的アーキテクチャなどの様々な特徴を持つ.本稿では,SCAコンポーネントの再利用性を関連する機能について解説し,その応用として上流からの下流までのセマンティック・ギャップのないアプリケーション設計や既存のサービスのWeb2.0などの新しい領域での活用について言及する.

Key Words & Phrases:
SOA,SCA,OSOA,コンポーネント,BPEL,XML

  1. はじめに

  2. SCAの提供する機能とその特徴
    2.1  柔軟性を持つサービスの公開と利用の方法
    2.2  再利用性の高いビジネス・ロジック
    2.3  言語中立性
    2.4  高い自由度を持った呼び出し方法
    2.5  結線による自由な組み立て
    2.6  開発コードへの緩やかな制約
    2.7  アノテーションの活用
    2.8  再帰的なアーキテクチャ

  3. SCAによるSOAアプリケーション開発
    3.1  実装とのギャップのない上流設計
    3.2  末端の実装までのサービス・コンポーネント化
    3.3  フロー機能は後の工程で決定
    3.4  抽象的なアプリケーション・デザインの例
    3.5  既存アプリケーションへの新機能の追加

  4. SCAによるデザイン・アプローチの課題
    4.1  統合開発ツールの必要性
    4.2  言語中立性に関するSCA実行環境の制約

  5. おわりに