本文へジャンプ

IBMプロフェッショナル論文

「PROVISION Summer 2008 No.58」 特集 次世代エンタープライズ・データセンター のご紹介

アプリケーション配置アーキテクチャーの効果的な可視化と効率的なギャップ分析手法


日本アイ・ビー・エム
システムズ・エンジニアリング株式会社
アーキテクチャー・イノベイティブ・ソリューション
ビジネス・アーキテクチャー ITアーキテクト
及川 修一
[プロフィール]
  1997年に日本IBM入社.2003年より日本IBMシステムズ・エンジニアリング(株)出向.ITアーキテクト.JavaおよびWebアプリケーション・サーバーを使ったシステム構築・技術支援を担当の後,EAを活用したSOAベースのインフラストラクチャー・アーキテクチャー策定や技術標準策定を担当.
soikawa@jp.ibm.com

日本アイ・ビー・エム株式会社
エンタープライズ・アーキテクチャー・アンド・テクノロジー
エグゼクティブITアーキテクト
大嶽 隆児
[プロフィール]
  1981年に日本IBM入社.エグゼクティブITアーキテクト.IBM Academy of Technology会員.長野オリンピックの大会情報システム(Info'98)をはじめさまざまな業種の複雑なシステム開発プロジェクトでリードアーキテクトを担当.IBMのITアーキテクト研修講師も兼任.
ohtakro@jp.ibm.com

日本アイ・ビー・エム
システムズ・エンジニアリング株式会社
ビジネス・インフラストラクチャー・ソリューション
WebインフラストラクチャーITスペシャリスト
山地 幸子
[プロフィール]
  2003年に日本IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社に入社.
ITスペシャリスト.IBM Tivoli® Security製品の技術サポートを経て,EAを活用したSOAベースのインフラストラクチャー・アーキテクチャー策定するプロジェクトに参画.現在はWebインフラストラクチャーに関する技術サポートを担当.
yamajis@jp.ibm.com


  膨大な数のIT システムを所有しているグローバル企業では,プラットフォーム集約化,センター集中化,SOA化などを目的としたIT 戦略計画のニーズが増加している.これには,将来の姿と現行の姿をアーキテクチャーのモデル図によりギャップ分析することが必要になるが,数百から数千もある現行IT システムについてアーキテクチャーのモデル図を作成し,ギャップや移行の困難さを可視化することは,容易に実施できない.本論文では,次の2 点を特徴とするギャップ分析手法を提案している.(1)現行IT システムのアプリケーション配置図を星座式パターンで表記して,将来システムのあるべき姿と比較した課題や提言を効果的に可視化する.(2)可視化した配置図と等価で単純な文字列パターンを使って,現行IT システムのアプリケーション配置アーキテクチャーを記述して,表計算ソフトにより統計的に効率よく分析する.この手法によって,300 程度のシステムを2カ月あまりで効果的かつ効率的に分析することができた.

Key Words & Phrases:
エンタープライズ・アーキテクチャー,SOA,オペレーショナル・モデル,アプリケーション配置

  1. はじめに

  2. ギャップ分析内容の可視化
    2.1  従来OM による可視化の課題
    2.2  星座式DU パターンによるアプリケーション配置アーキテクチャーの表現
    2.3  星座式DU パターンによるアプリケーション配置アーキテクチャーの評価
    2.4  可視化に使用するモデル図の抽象度
    2.5  集約された論理ノードによるLOMの白地図
    2.6  星座式DU パターンによるギャップ分析結果の可視化

  3. 文字列式DU パターンを使った整理手法
    3.1  アプリケーション配置アーキテクチャー分析表の作成
    3.2  文字列式DU パターン
    3.3  IT 標準準拠分析

  4. 提案アプローチの実施例と有効性の検証
    4.1  実施例の概要
    4.2  ギャップ分析に先立っての必要事項
    4.3  比較軸を使った評価
    4.4  提案アプローチの有用性

  5. おわりに