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Java VM 用メモリー解析ツールMarusa
Java™ プログラム全体のメモリー使用量の内訳を解析するには,その実行環境であるJVM™ 自体のメモリー使用量も同時に解析する必要がある.しかし,既存のツールで,JVM のデータ構造ごとのメモリー使用状況(JVMレベルのメモリー情報)と,OS のプロセス・メモリー管理情報(OSレベルのメモリー情報)を組み合わせ解析するものはなかった.筆者らが研究・開発しているJava VM用メモリー解析ツールMarusaは,これら二つのレベルのメモリー情報を統合して,JVMプロセスのメモリー使用量の詳細な解析や,物理メモリー使用量の解析が可能である.それによって,Java プログラムの動作の推測やJVM の設定変更の効果の確認に効果的に利用できる.
Words & Phrases:
Marusa,Java,メモリー使用量解析,解析ツール,JVM 構成パラメータ調整
- はじめに
- JVM プロセスのメモリー構成要素
2.1 OSレベルのプロセス・メモリー構成要素
2.2 JVMレベルのプロセス・メモリー構成要素 - Marusaのメモリー解析
3.1 Marusaのメモリー解析手法
3.2 Marusaの実装 - Marusaによる解析の応用例
4.1 単一スナップショットのメモリー解析
4.2 メモリー使用量の時間変化の解析
4.3 共有クラス領域の最適化への応用 - おわりに
著者プロフィール
日本アイ・ビー・エム株式会社
東京基礎研究所
インフラストラクチャー・ソフトウェア
スタッフ・リサーチャー
緒方 一則
1990 年日本IBM(株)入社.IBM PC のシミュレーターの開発などを経て,現在,同社基礎研究所にて,Java 仮想マシンおよびJITコンパイラーの高速化,高機能化および,信頼性能向上の研究に従事している.ACM および情報処理学会会員.
http://www.trl.ibm.com/people/ogata/
日本アイ・ビー・エム株式会社
東京基礎研究所
インフラストラクチャー・ソフトウェア
シニア・リサーチャー
河内谷 清久仁
1987年日本IBM(株)入社.以来,同社東京基礎研究所にて,オペレーティング・システムやプログラミング言語に関する研究に従事.
Javaに関しては,Linux用JITコンパイラーの開発,同期処理の高速化,起動の高速化,使用メモリー解析と削減,仮想化などの研究を行っている.ACMおよび情報処理学会会員,日本ソフトウェア科学会理事.博士.
http://www.trl.ibm.com/people/kawatiya/
日本アイ・ビー・エム株式会社
東京基礎研究所
インフラストラクチャー・ソフトウェア
リサーチャー
三廻部 大
2007 年日本IBM(株)入社.以来,同社東京基礎研究所にて,セキュリティーやプログラミング言語処理系の研究に従事する.また,オペレーティング・システムとその仮想化技術,ユーザー・インターフェースなどにも興味を持つ.ACM 会員.
http://www.trl.ibm.com/people/mikurube/
日本アイ・ビー・エム株式会社
東京基礎研究所
インフラストラクチャー・ソフトウェア
シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー
小野寺 民也
1988 年日本IBM(株)入社.以来,同社東京基礎研究所にて,オブジェクト指向言語の設計および実装の研究に従事.理学博士.
ACM Senior Member.情報処理学会,日本ソフトウェア科学会,各会員.
http://www.trl.ibm.com/people/onodera/
