
荏原製作所本社基幹業務システムのオープン化、オープン系サーバーの統合。
直面する課題を「ハイブリッド型」メインフレーム、zSeriesで解決。
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- 「環境系のデパート」として人と自然が共生する社会の実現をめざす。
- レガシー資産の継承と、オープン系への対応。答えは「ハイブリッド型」メインフレームに。
- ノンストップに近い稼働率と柔軟性を評価。zSeries 900+Linuxに統合。
- ほぼスケジュール通りに稼働開始。IBMの「線をひかない」サポートを評価。
- 他アプリケーションもzSeriesに統合し運用管理の強化、TCOの削減を図る。
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「環境系のデパート」として人と自然が共生する社会の実現をめざす。
1912年(大正元年)、ポンプ・メーカーとしてスタートした株式会社荏原製作所(以下、荏原製作所と略す)は、以来、産業機械の国内トップ企業として成長を続け、風水力事業、環境エンジニアリング事業、精密・電子事業を中心に活躍しています。現在、同社は「水と空気と環境の分野で、優れた技術と最良のサービスを提供することにより、広く社会に貢献する」ことを企業理念として、長年にわたり培ってきた浄化、焼却、熱回収といったプロセス・ノウハウをもとに、新しい環境保全システムの開発に挑戦。
資源の消費を抑え、廃棄物を最小化することにより、地球環境への負荷を限りなくゼロに近づける「ゼロエミッション」に取り組んでいます。
レガシー資産継承/オープン系対応。答えは「ハイブリッド型」メインフレームに。
荏原製作所では、グループ経営基盤強化のために情報インフラおよび管理システムの整備を図っていますが、上下水道施設やごみ焼却プラントなどを提供する環境エンジニアリング事業においても、基幹業務システムの見直しが行われました。
プロジェクト管理をはじめ、見積もり依頼から現場納入までの一連の業務を担う同システムは、従来メインフレーム上で稼働していましたが、ベンダー各社との間で調達をスムーズに行うために、オープン系で再構築することが必要となっていたのです。また、同時に同社では、複数あったメインフレームの統合と、およそ100台あったオープン系サーバーの統合というプロジェクトも進められており、それらの要件を満たす新しいエンタープライズ・サーバーを求めていたといいます。
IT事業センター長大河内哲郎氏は次のように語ります。「長年の間に蓄積されたレガシー資産をなくすことはできない。メインフレームとオープン系のサーバーがひとつになった“ハイブリッド型”メインフレームが今後の基幹システムには必要だと考えていました」
ノンストップに近い稼働率と柔軟性を評価。zSeries 900+Linuxに統合。
メインフレーム統合、オープン系サーバー統合、そして基幹業務システムのオープン系への対応、その3つの流れの合流地点として「ハイブリッド型」メインフレームが想定されましたが、その姿がまさにIBM eServer" zSeriesだったといえます。
ますます停止することが許されなくなる情報システムを支える信頼性や、Linuxを並行稼働でき、Webアプリケーションにも1台で対応する柔軟性が評価され、同社の環境エンジニアリングの新しい基幹システム「e-HUMAN's」に採用されLinux on zSeriesの稼働には、より低価格で利用できるLinux専用の処理機構(CP)であるIFL(Integrated Facility for Linux)が使用され、1台で効率良く従来のメインフレームで稼働している業務とLinuxアプリケーションを共存させています。
システム構成図
基幹業務システムをオープン・システムとしてzSeriesに統合し、運用管理コストを削減

ほぼスケジュール通りに稼働開始。IBMの「線をひかない」サポートを評価。

IT事業センター
副センター長
辻 誠一氏
e-HUMAN'sの構築は、3年前からUNIX上のアプリケーションとして開発を行ってきましたが、本番用機器の選定時点で、zSeriesの導入が決定され、UNIXからLinux on zSeriesへの移行を含めた最終開発が、2003年3月よりスタートし、同年8月より本稼働を開始しました。
開発作業はほぼスケジュール通りに進行したといいます。IT事業センター副センター長 辻 誠一氏は次のように述べています。
「今回、当社でLinux on zSeries上のアプリケーション開発を行うのは初めての経験でしたが、IBMには、Linux on zSeries側の環境を整えるだけでなく、アプリケーションの開発に関しても協力してもらい、スムーズに進めることができました」
e-HUMAN'sは、エンドユーザー数が社内3000人、社外1500社におよぶ大規模なシステムですが、本番開始後も順調に稼働しているとのことです。
他アプリケーションもzSeriesに統合し運用管理の強化、TCOの削減を図る。
荏原製作所では、数年前より、アプリケーションを開発だけでなく、その後の運用管理、変更管理、拡張などを含めて総合的にマネジメントするライフサイクル管理を重視し、システム全体の運用管理体制を強化しています。そうした意味からも今後ともzSeries上にアプリケーションを統合して、物理的なサーバー数を減らし、効率的な運用管理を図っていくといいます。「サーバー群の整備、人の体制の整備、運用管理ツールの整備を通じて、システム・マネジメントを万全のものにしていきたい」(大河内氏)
同社のシステム管理、TCO削減においてzSeriesの果たす役割はますます大きくなっていくことでしょう。
※ IBM、DB2、DB2 Universal Database、e-businessロゴ、eServer、OS/390、S/390、zSeriesは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標。
