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株式会社アイ・ティ・フロンティア 様

先進技術お客様導入事例

ビジネスの価値を高めるお手伝いをするITマネジメントサービスプロバイダ。
株式会社アイ・ティ・フロンティア(以下、アイ・ティ・フロンティア)は、三菱商事系のIT関連企業5社(三菱事務機械株式会社、株式会社エイ・エス・ティ、株式会社アイティコマース、株式会社エム・シー・テクノサーブ、株式会社シリウス)が統合し、2001年4月に発足したITマネジメントサービスプロバイダです。
ERPを核とする「基幹システム構築力」と信頼性の高い運用を実現する「システム基盤技術力」を軸に、情報システム構築から、ネットワーク構築、システム基盤製品販売、SEサービス、カスタマー・サービス、アウトソーシング・サービス、ネットワーク・サービスなどの運用まで、お客様のIT資産をトータルにサポートします。「人と技術が生きる価値創造企業」を経営ビジョンに掲げており、グローバルにビジネス展開する三菱商事の基幹システムを構築、運用してきた経験とノウハウを強みとしています。


複雑化する情報インフラの最適化のために。
アイ・ティ・フロンティアでは、さまざまなアウトソーシング・サービスのメニューを用意し、情報インフラの拠点として5つのサービスソリューションセンターを展開しており、200社以上のお客様にサービスを提供しています。お客様から求められるシステム要件がより複雑化するなかで、高度なサービスと競争力ある価格が求められています。
ここ数年のシステムのオープン化、分散化の流れのなかで、サーバー機器の物理的台数は爆発的な増加傾向にあり、運用コストやソフトウェアのライセンス費用の増加も、大きな課題となっています。アイ・ティ・フロンティアにおいても、システムの安定性やセキュリティーの観点から、複雑化する情報インフラを見直す必要が急務となっていました。


SAPのサービスを提供するプラットフォームにメインフレーム上で稼働するLinuxを採用。

株式会社アイ・ティ・フロンティア アウトソーシング事業担当執行役員 古川 勝博氏
株式会社アイ・ティ・フ
ロンティア
アウトソーシング事業担
当執行役員
古川 勝博氏
アイ・ティ・フロンティアでは、アウトソーシング・サービスの一環としてSAP社のERPシステムのアウトソーシング・サービスを提供しています。急成長してきたSAPアウトソーシング・サービス事業では、社内に業務およびシステムの専門部隊を設け、顧客満足度を高めるための最適なソリューションの提供に向けて、システム・インフラの検討が進められてきました。
「そんな折、IBMから、メインフレーム上でLinuxが稼働し、さらにそのプラットフォームでSAPも稼働するとの説明を受けました。実際にドイツのSAP社やIBMの研究所、LinuxのNovell社に出向いて開発者とディスカッションを行い、『これしかない!』という確証を得ました」
アイ・ティ・フロンティアアウトソーシング事業担当執行役員古川勝博氏は、こう語ります。
通常SAPのシステムを構築する際には、1システムあたり少なくとも開発、検証、本番の3台のサーバーを設置する必要がありますが、IBM eServer zSeriesでは仮想化(バーチャライゼーション)の機能により、1台に統合することが可能です。その点に注目したアイ・ティ・フロンティアでは、サーバー統合によりコストを削減するアプローチとしてこれを選択しました。
「IT業界で注目されているLinuxと、圧倒的に信頼性が高く基幹システムを支える技術に優れたzSeriesを組み合わせてサービスを提供することで、当社ならではの特色を打ち出すことに成功したと考えています」(古川氏)


オンデマンド・ビジネスを支える仮想化技術。
Linuxサーバーの追加も簡単かつスピーディー。

株式会社アイ・ティ・フロンティア アウトソーシングソリューション本部 石井 薫子氏
株式会社アイ・ティ・フ
ロンティア
アウトソーシングソリュー
ション本部
石井 薫子氏

zSeriesの採用について古川氏は語ります。
「仮に障害が発生したとしてもzSeriesではサービスが停止することはありません。以前、オープン系のシステムでは毎晩のように障害の連絡があったものですが、今では枕を高くして眠ることができるようになりました」
成功裡にシステム開発が完了したものの、新しい試みであるため、プロジェクトの過程においてはさまざまな工夫がなされました。アウトソーシングソリューション本部石井薫子氏は次のように振り返ります。
「今回のプロジェクトの特徴は、”国内において前例の無いシステムを構築すること”でした。UNIX®系システムに詳しいSAPのBASISの技術者と、データベースを担当するメインフレームの技術者との間に生じた、用語の違いなどによるコミュニケーションの難しさもありましたが、これらはプロジェクトが進むにつれチーム内での協力により段階的に解決されました。ここで培った経験は、アイ・ティ・フロンティアが推進しているシェアードホスティングサービスや、システム構築支援サービスの外販に活かされています。また当初は、メインフレーム上でLinuxを使うという案に若干の戸惑いもありましたが、Linuxの知識があれば、zSeries上で稼働するLinuxもまったく違和感なく使用できることがわかり、プラットフォームを意識することもほとんどありませんでした。
また、zSeriesならではの仮想化技術を使用することにより、より高度なシステムを実現することができました」
アイ・ティ・フロンティアではzSeriesのLPAR(Logical Partitioning)やz/VM®を効果的に使用しています。
「これまでは新規のサービスを追加するために、サーバー機器の購入も含めて1週間はかかっていました。Linuxのクローニングの機能により、手続きに要する時間を除けば技術的には30分ほどで可能になり、お客様からの高い評価につながっています」(古川氏)


TCO削減に効果のあるサーバー統合をビジネスに活用。
アイ・ティ・フロンティアではサービス・レベルの向上のため、zSeriesの最新技術を積極的に活用しています。システム間の高速通信を実現するHiperSocketsやOSA(オープン・システム・アダプター)によるネットワークの仮想化は、通信をシンプルかつ信頼性の高いものにしています。
バックアップ運用も、zSeriesに接続されたESS(Enterprise Storage Server®)のFlashCopy®を使用することで瞬時に行うことができるようになりました。アイ・ティ・フロンティアでは、大規模な情報システムを持つ企業においては、zSeriesとLinuxの組み合わせが大きな効果を生むと考えています。「zSeries 990とLinuxを採用することで、サーバー機器の設置面積を1/10に縮小でき、運用コストやソフトウェア・ライセンスの低減を行うことができます。
アイ・ティ・フロンティアの経験では、システムの構成にもよりますが、UNIXサーバーと比較して30台程度のサーバーを統合した場合50%、50台の場合には60%ものコスト低減が期待できます。現在すでに100個程度の仮想Linuxサーバーが1台のzSeriesで稼働しています」(古川氏)
今後のビジネスの展開について、古川氏は次のように語ります。「プラットフォームの最適化についてはzSeriesとLinuxで、ほぼ勝負がついたと考えています。今後は、よりお客様の業務に踏み込んだビジネスを目指していきたいと考えています。
インターネットを介して業務アプリケーションを連携させるWebサービスや、ビジネスの変更に柔軟に対応できるITインフラを構築するSOAなどのアプローチを進めていきます。zSeriesのLinuxについても安定稼働を追求し、よりお客様のサービスの満足度を上げるよう新しい取り組みをしたいと考えています」


IBM、IBMロゴ、ON(ロゴ)Demand Business、Enterprise Storage Server、e(ロゴ)server、 FlashCopy、HiperSockets、z/OS、z/VM、zSeriesは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
LinuxはLinus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標。

サマリー

適用業務
SAPアウトソーシング

ソフトウェア
Novell SUSE LINUX Enterprise Server 8
z/OS® 1.4

ハードウェア
IBM eServer zSeries 990