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株式会社竹中工務店 様

サーバー統合お客様導入事例

次世代に継承される豊かな社会・都市づくりに貢献

創立100年を経て、日本を代表する総合建設会社としてますます活躍を続ける、株式会社竹中工務店(以下、竹中工務店と略す)。「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念に基づき同社で設計・施工された建築物は、住宅、オフィスビル、ショッピング施設から、スポーツ/教育/交通施設など多岐にわたり、これらの多くの「作品」は、日本国内だけでなく、海外からも大いに注目されています。
近年、建築には、安全性、快適性、環境保全をはじめ、さまざまな機能が求められています。同社ではこれらの多様化、高度化する顧客ニーズに応えるため、先進的な技術開発に取り組むなど、次世代に継承するにふさわしい建築空間の創造に努めています。


全社規模のグループウェア導入で業務の効率アップを図る

社会の要請に応えた空間づくり、環境づくりを進める竹中工務店では、品質向上の努力を続けることはもちろん、同社の総合力を強化するため、日々の業務効率の向上にも目を向けました。そこで、まず全体共通で利用できるグループウェアを導入することにしたのです。インフォメーションマネジメントセンター 事務システムソリューション担当部長 田中 龍男氏は次のように語っています。「まず、グループウェアを通して会社で業務の効率化を図っていきたい、という大きな目的がありました。また、各部門のグループウェア個別導入による運用管理コスト増の可能性を抑える必要性がありました。そこで業務とコスト両面での効率性をアップさせるため、全社規模で展開できるグループウェアの選定を始めました」
竹中工務店の新グループウェアは、約8,000人の従業員をカバーすることになるため、大規模構成が可能なこと、インフラが安定性のあること、そしてWeb対応であることが条件となりました。同時に、同社では、将来の情報システムの方向性を見据え、Linux上稼働するアプリケーションを探していたため、Linux対応も条件に加えられたといいます。「オープン・ソースであるLinuxは、もし障害が発生してもその原因がつきとめやすい」(インフォメーションマネジメントセンター 主任インフラ運用担当 高橋 均氏)「IBMがサポートすることも、OSをLinuxとする大きな決め手となりました」(田中氏)

システム構成図
基幹系システムとz/LINUXをzSeries1台に統合し、運用管理コストを削減

図1:システムの移行前/移行後


OS/390の経験や資産を活用してz/LINUX上でdesknet'sを安定運用

竹中工務店では、約30年前よりIBMメインフレームを利用し、同社の基幹系システムを稼働させてきました。IBMメインフレームの信頼性に対する評価は高く、そのアーキテクチャーを継承し、さらにLinuxが並行稼働するzSeriesが、同社の情報システム・インフラの中核として今後も期待されているといえます。
結果、同社の新しいグループウェアには、実際の稼働検証を経て、ネオジャパン社のdesknet'sが採用されました。大規模なグループウェアの展開ながら、z/LINUX上で稼働させることにより、サーバーが複数に分散せずに1台に集約できたこと、また、データ管理、バックアップ管理、障害管理などがOS/390の基幹系の運用手順で行えるので従来の経験やスキルを活かせること、さらに、zSeriesのハードウェア資産を共有できるため、テープ/ディスク装置を新たに追加する必要がなかったことなど、多くのメリットがもたらされています。


IBMのサポートを得ながら短期間で稼働開始へ

今回の竹中工務店の全社グループウェア導入プロジェクトは、同時にインフラをS/390®G5サーバーからzSeries 800へ移行していますが、2002年6月に計画がスタートし、10月より導入作業を始め、12月に基幹系システムの切り替え、2003年2月に全社グループウェア稼働開始に至っています。「ほぼスケジュール通りです。今回はz/LINUX上でdesknet'sを動かす、データベースをDB2®にする、といった当社で始めての試みがありましたが、IBMの的確なサポートでチューニングや問題解決がスムーズにいきました」(田中氏)


安全性とパフォーマンスを評価。バッチ処理のスピードが向上

同社の新グループウェアは、パフォーマンスも問題なく、順調に稼働しています。また、MIPS値としては従来と同等ですが、基幹系システムの夜間バッチ処理の速度が向上しているといいます。これは、zSeries 800では、CPの能力を最大限活かす機構になっているため、動的にバッチ処理にCP能力が集中化するためです。zSeriesの持つ先進機能が、安定運用に貢献しているといえます。


今後もzSeriesを中核に、付加価値の高いシステムをめざす

インフォメーションマネジメントセンター インフラ運用担当課長 野田 新一氏は次のように語ります。「全社でグループウェアを展開したこと、それをLinux上に構築したこと、そしていわゆるメインフレームの中でオープン系を動かしたこと、いずれも当社では画期的なことですが、めざしたい方向がそこに凝縮されていると思います」同社では今後、Linuxで稼働するアプリケーションはz/LINUX上に集約すると同時に、基幹系システムのWeb連携もz/LINUXを活用して進めていく方針です。 OS/390による基幹系システムとz/LINUXによるWebアプリケーションを共存させた、高付加価値システムが今後もzSeriesを中心に展開されていきます。


IBM、DB2、DB2 Universal Database、e-businessロゴ、eServer、OS/390、S/390、zSeriesは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標。

サマリー

適用業務
全社でグループウェアを展開し、業務の効率アップと運用コストの削減をめざす

ソフトウェア
OS/390®、z/LINUX、desknet's、DB2 Universal Database

ハードウェア
IBM  eServer  zSeries 800