10年先の将来を見据え、基幹の部品表システムを再構築。
グローバル経営に磨きをかける。
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- グローバル・トヨタを支援する新部品表システム
- 「TOYOTA」として世界規模で事業を展開
- 部品表システムを再構築し、グローバル・マネジメントを強化
- 業務の効率化や24時間稼働に対応するためのシステム整備
- 10年先を見据えたインフラづくりにzSeriesとWebSphere/390 を採用
- 将来の生産性、再利用性を考慮したJava/EJB による開発
- 拡張を続ける部品表システム。zSeriesがその基盤を支えます
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「TOYOTA」として世界規模で事業を展開

スタイリッシュ「イスト」1.3F1973年の設立以来、一貫して「自動車をとおして豊かな社会づくり」をめざしてきたトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車と略す)。21世紀を迎え、環境や安全への取り組みにさらに力を入れ、新しいタイプのハイブリット車など新車を積極的に開発/販売し、社会のニーズに的確に応えています。また、世界各地域で事業展開を進め、26カ国/地域に43の海外生産拠点を持ち、160以上のインポーター(輸入業者)/ディストリビューター(卸売業者)を通して、約160カ国で「TOYOTA」車が販売されています(数字は2001年末現在)。
部品表システムを再構築し、グローバル・マネジメントを強化
トヨタ自動車では、「真のグローバル&リーディングカンパニーとしての経営モデルの確立」をめざし、グローバル経営体制の強化を推進。そのひとつとして、2000年6月より同社の基幹システムである部品表システムの再構築に取り組んでいます。同社の部品表システムは、単なる情報の集まりではなく、R&D 、設計開発、調達、生産、物流、販売といった各部門を通じての業務ルールを包含した、いわば「仕事の仕組みの結晶体」といえるものです。今回の部品表システムの再構築は、このトヨタ自動車のノウハウのつまったシステムをグローバルに活用できるようにするのが大きなねらいです。従来のシステムは日本でのルールを基準にしたものだったため、見直しをする必要があったといいます。国際競争力のさらなる向上をめざし、全TOYOTA共通の業務ルールを織り込んだ新部品表システムの構築がスタートしたのです。
業務の効率化や24時間稼働に対応するためのシステム整備
トヨタ自動車のグローバル経営体制を支える新部品表システム。今回の再構築では、部品表でカバーする情報の割合を増やし、全体で業務の効率化やリードタイムの短縮を実現するのも目標のひとつです。例えば、標準車以外の特別仕様の特設車や、業務用トラックなどの特装車は、トヨタ自動車の全生産台数のうちかなりの部分を占めていますが、従来は設計や製造において紙ベースでの情報のやりとりが主でした。新部品表システムではこれらの情報も網羅し、よりスムーズに各部門や関連会社が連携できるよう整備する計画です。同時に、グローバルなシステムであるため、海外のどの事業体からも同じ情報が見られるように24時間稼働が求められます。旧システムではオンライン時間が限られていたため、海外の事業体にはデータをテープにコピーし送付するという形がとられていましたが、このことによる情報の時間差も解消される予定です。
10年先を見据えたインフラづくりにzSeriesとWebSphere/390 を採用

高スケーラビリティー、
アプリケーションへの
柔軟な対応、 64ビット・ア
ーキテクチャーのエンター
プライズ・サーバー、zSeriesこの新部品表システムは、ディスク容量約2?3TBと膨大なデータ・ボリュームになります。また、同社のグローバルな業務の基盤となるため、高レベルのレスポンスや信頼性が求められます。ハードウェアやミドルウェアの障害による業務停止は最小限に抑えなければなりません。そこでトヨタ自動車が選択したのが、IBM eServer
zSeries とWebSphere Application Server for z/OS and OS/390R(以下、WAS/390と略す)によるインフラ構築でした。IBMがメインフレーム分野で蓄積してきた、品質に対する設計思想や、信頼性の高い製品開発力を評価しての判断だといいます。加えて、10年先、20年先も活用できるインフラづくりをめざしたことから、基幹業務とe-
businessを同じ環境で実現でき、今後の情報共有や付加価値のあるアプリケーション構築を迅速に行えることも決め手でした。例えば、お客様がWeb画面から注文すると納期回答が返ってくる、という仕組みを作る際に、フロントの仕組みと基幹システムを連携するのに別のシステムが必要になると、お客様ニーズに素早く応える情報システム整備が難しくなります。品質と将来を見据えたシステム・インフラを考えた結果がzSeriesとWAS/390
選定につながりました。
将来の生産性、再利用性を考慮したJava/EJB による開発
今回の新部品表システムは、その主な部分がJava/EJB(EnterpriseJavaBeans )により開発されています。EJBは、ビジネス利用のためにJavaで開発するソフトウェア・コンポーネントの共通仕様のことであり、サーバー共通の機能をEJB コンテナにまかせ、開発効率を高めることができる、コンポーネントとして開発されたプログラムを再利用することができる、という特長を持っています。トヨタ自動車では、IBM側のサポートを得ながらプロトタイプを作成し、それを横展開していく、という形をとりました。初の試みということもあり時間がかかった部分もありましたが、もともと生産性の高い言語であるということや、将来再利用できる、メンテナンスがしやすい、ということを評価し、いま修得すべき技術と位置付けたといいます。また、通信プロトコルには業界標準のIIOPが採用され、エンド・ユーザーはWebブラウザーから各種アプリケーションを使用できるようになります。Javaをベースに「オープン&スタンダード」を最大の特長として掲げているWAS/390は、常に真のオープン性をめざし「業界標準」を強く意識するトヨタ自動車の情報システム戦略にマッチしたといえます。
拡張を続ける部品表システム。zSeriesがその基盤を支えます
WAS/390を採用した新基幹システムとしては、グローバル試作システムが2002年1月末にスタート、以後、2002年8月に技術情報部品表、2003年1月に生産工程部品表と、順次稼働を開始する予定です。また、部品表を活用する各種アプリケーションを2003年中頃より展開していきます。将来的には既存の部品表システムをzSeries/WASに統合していく計画です。トヨタ自動車の将来を見据えた部品表システムの再構築。開発スケジュールとしては予定通り進み、新システムのパフォーマンスも目標値を達成したといいます。グローバル企業の経営を支援するITインフラに今後ともzSeriesの堅牢さとオープン性が活かされていきます。
※ IBM、On Demand(ロゴ)、e(ロゴ)server、iSeries、OS/390、pSeries、xSeries、z/OS、
zSeriesは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
LinuxはLinus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標。
