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「Linux on IBM System z」は、多彩なメリットを備えたLinuxの構造や開発ルール等はすべてそのままに、それらをSystem zという優れたプラットフォーム上でスムーズに、的確に活用するための、IBMならではの仕組みです。

Linux on IBM System zのポリシー

Linux on IBM System zの設計における原則は“Linux is Linux. z is z.”ということ。
つまり、Linuxの構造や開発ルール、コーディング・スタイルは一切変更せず、またLinuxアプリケーションもソース・コード・レベルでの互換を実現するなど、あくまで、LinuxはLinuxのままで、System z独自の変更は加えていないことを前提としています。
一方で、そのLinuxを搭載したSystem zの方も、その優れた拡張性や可用性を損なうことなく、優れた稼働性能を提供し実現する----それが“Linux is Linux. z is z.”が意味するLinux on IBM System zのポリシーです。

Linux on IBM System zの実装

Linuxはマルチプラットフォームに対応するために各プラットフォーム独自の仕様を含んでいます(カーネル内のハードウェア依存コードやデバイス・ドライバー等)。
Linux on IBM System zのコードにおいては、そのプラットフォーム依存部分は全体の数%程度。その意味でも、Linux on IBM System zは、“メインフレーム(System z)独自のLinux”などではなく、“Linuxそのもの”であるといえます。
これにより、Linuxアプリケーションとの高い互換性を実現することが可能です。

Lines of Code(LOC)                                                  (2.2.16 kernelでの値)
パッケージ 合計 S/390+S/390x relative
kernel 3,700,000 150,000 4.1%
gcc 1,700,000 12,000 0.7%
glibc 1,200,000 9,000 0.8%
gdb 1,500,000 5,000 0.3%
binutils 800,000 6,000 0.8%
strace 27,000 200 0.7%

模式図