米国IBMによるソフトウェアの発表 206-083
2006年4月27日
ハイライト
z/VSE V4.1は、ネットワークの統合とインフラストラクチャーの簡素化を実現するように設計されています。また、z/VSE V3およびVSE/ESAの後継製品です。これまでのVSE の情報資産を保護および活用するようにデザインされています。
z/VSE V4.1は、z/Architectureモードでのみ実行されるように設計されており、以下のハードウェアーをサポートする予定です。
- IBM System z9 Enterprise Class
- IBM System z9 Business Class
- IBM eServer™ zSeries® z990、z890、z900 および z800
z/VSE V4.1は、LPARベースのサブキャパシティー・モニター・ツールを提供する予定です。
概要
z/VSE® V4.1は、VSEのお客様に、画期的なIBM System z9™ テクノロジーのバリューをもたらします。以下のようにデザインされています。
- コアのVSEワークロードが増大しているVSEのお客様のニーズに、z/Architecture™ を活用して対応します。
- IBM System z™ をサポートします。
- z/Architectureモードのみで稼動し、64ビットの実記憶域アドレッシングをサポートします。これは、2GBを超えるプロセッサー・ストレージを活用するようにz/VSE V4.1が設計されていることを意味します。z/VSE V4.1は、64ビット仮想記憶域アドレッシングのサポートを目的としておらず、ユーザー・アプリケーションの64ビット・アドレッシング・モードでの稼動を可能にするようには設計されていません。
- FCP接続されたSCSIディスクのPoint-to-Point接続をサポートします。
z/VSE V4.1は、LPARベースのサブキャパシティー・モニター・ツールを提供する予定です。
FICON™ Express4、OSA Express2 1000BASE-T Ethernet、Crypto Express2、CPACFの機能強化、N_Port ID Virtualizationなど、IBM System zのフィーチャーがz/VSE V4.1でサポートする予定ですされます。さらに、31ビットのVTAM® I/Oバッファーもサポートされます。これらの機能は、適切なサービスを使ってz/VSE V3.1でもサポートする予定です。
特にオンデマンド・ソリューションとインフラストラクチャーの簡素化を目的としてLinux™ on System zを選択したお客様のために、z/VSE V4.1では、相互運用技術を引き続き力を注いでいく予定です。z/VSE V4.1は、z/VSE V3またはVSE/ESA™ を導入されているお客様向けの後継製品です。
主な前提条件
詳細については『計画情報』のセクションを参照してください。
開発意向表明について
これらの開発意向表明は現時点でのIBMの開発計画および方向性に関して意向を表明するものです。製品化の最終決定はあくまで今後のIBMのビジネス上、技術上の判断に基づいて行われます。これらは将来予告なく変更あるいは取り消される場合があり得ます。出荷時期、料金、発注情報、およびご使用条件は、製品発表時に提供されます。
説明
z/VSE Version 4 Release 1(z/VSE V4.1)は、以下のようにデザインされています。
- コアのVSEワークロードが増大しているVSEのお客様、およびオンデマンド・ソリューションとインフラストラクチャーを簡素化するためにLinux on IBM System zを選択されたお客様のニーズに、z/Architectureを活用して対応します。
- z/Architectureモードのみで稼動し、64ビットの実記憶域アドレッシングをサポートするように設計されています。z/VSE V4.1の64ビットの実記憶域アドレッシングは、ユーザー・アプリケーションに対して透過的になるように設計されています。z/VSE V4.1は、64ビット仮想記憶域アドレッシングをサポートするように設計されていません。個々のアドレス・スペースまたはデータ・スペースは引き続き2GBに制限されます。つまりz/VSE V4.1は、ユーザー・アプリケーションに64ビット・アドレッシング・モードを使用できるようには設計されていません。
- IBM System zサーバーと、IBMが指定した他のサーバーをサポートする予定です。
z/VSE V4.1は、LPARベースのサブキャパシティー・モニター・ツールを提供する予定です。
z/VSE V4.1では以下のIBM System zのフィーチャーをサポートする予定です。
- 最大8GBのプロセッサー・ストレージ
- FCP接続されたSCSIディスクのPoint-to-Point接続外部スイッチのコストが可能
- CPACFの機能拡張(z/VSE V3.1以降)
- N_Port ID VirtualizationによるSCSIディスクのより柔軟な接続(z/VSE V3.1以降)
- アクセラレーター・モードでのCrypto Express2(z/VSE V3.1以降)
- FICON Express4(VSE/ESA V2.7以降)
- OSA Express2 1000BASE-T Ethernet(VSE/ESA V2.7 以降)
- 最大60個のLPARサポート(VSE/ESA V2.7以降)
z/VSE V4.1は、31ビットのVTAM I/Oバッファーをサポートする予定です(z/VSE V3.1以降)。
z/VSE V3またはVSE/ESA V2.7で使用可能な項目については、追加のPTFを適用する必要がある場合があります。
z/VSE V4.1では、引き続き相互運用技術に力を注いでいく予定です。相互運用技術により、VSEアプリケーションはもとより、データ、ITスキル、ビジネス・プロセスやエンド・ユーザーのトレーニングといった広範囲に渡る投資を保護する事が出来ます。既存のIT資産を活用し、伝統的なメインフレームの強みを生かす事により、を少ないコスト、低いリスクで新しいソリューションをより迅速に構築することが可能です。
z/VSE V4.1は、z/VSE V3およびVSE/ESAを導入されているお客様のための後継製品です。
z/VSE V4.1は、z/VSE V3.1およびVSE/ESA V2.7からの高速サービス・アップグレード(FSU : Fast Service Upgrade)を同等のディスクから実行できるように設計されています。ただし、FSUでは ECKD™ からSCSI-FCP ディスク、またはSCSI-FCPからECKDにアップグレードすることができません。
z/VSE V4.1が出荷開始になるまでは、z/VSE V3.1がz/VSEの最新版となります。z/VSE V3.1は、31ビット・モードでのみ稼動可能で、z/Architectureは実装せず、特に64ビット・モードの機能は実装しません。z/VSE V3.1は、IBM System zハードウェアの選択された機能を活用するようにデザインされています。z/VSE V3.1は、Multiprise® 3000、S/390® G5、G6をサポートする最後のVSEとなります。
これらの開発意向表明は現時点でのIBMの開発計画および方向性に関して意向を表明するものです。製品化の最終決定はあくまで今後のIBMのビジネス上、技術上の判断に基づいて行われます。これら は将来予告なく変更あるいは取り消される場合があり得ます。出荷時期、料金、発注情報、およびご使用条件は、製品発表時に提供されます。
製品の位置づけ
お客様は、コアVSEアプリケーションのコード、データ、アプリケーション知識、ITスキルのほか、改革を進めているビジネス・プロセスおよびエンド・ユーザー・トレーニングにも投資しており、そのような投資を保護するお手伝いをすることが、z/VSEストラテジーの主要な要素です。第2の要素は、既存のVSE情報資産を活用する3層ハイブリッド環境において、新しいソリューションの実装を可能にすることです。
最近の機能拡張は、VSEと任意のJava対応プラットフォーム間の相互運用性を改善するための拡張でした。相互運用性はお客様のITインフラストラクチャーの簡素化に役立ちます。インフラストラクチャーが簡素化されると、コストやシステム停止、およびリスクも削減されます。生産性向上や、本番稼動開始に要する時間の短縮にも役立ちます。
z/VSE V4.1を稼働するIBM Systemと、お客様が中間層として選択したJava対応サーバーを組み合わせて、統合ソリューションを構成することができます。たとえば、中間層プラットフォームとして以下のIBMサーバーを選択できます。
- IBM System z(IBM z/OS® またはLinuxが稼働する同一または異なるサーバー)
- IBM System p5™ (IBM AIX® またはLinux)
- IBM eServer™ xSeries® (Microsoft® Windows® またはLinux)
- IBM System i5™ (IBM OS/400® またはLinux)
z/VSEはワークロードが増大する可能性のあるVSEユーザーのために設計されたものです。増大するワークロードは、次のような組み合わせで生成されます。
- VSEワークロード
- ボリューム追加、新規ユーザー、新規コア・アプリケーションまたは拡張されたコア・アプリケーション
- 関連するIT活動(テスト、バックアップ、印刷、ファイル転送など)
- Linuxのワークロード
- 新しいオンデマンド・ソリューション(WebSphere®、DB2 Universal Database®、Lotus®、Tivoli® ファミリーなど)
- 新しい基幹業務アプリケーション(ERP、CRMなど)
- アプリケーションの開発およびテスト
- 既存の分散ワークロード(ファイル/プリント・サーバー、メール、ファイアウォール、DNSなど)の統合を含めたインフラストラクチャー簡素化
ワークロード増大に対応して、z/VSE V4.1では先進的なIBM System zおよびTotalStorage® テクノロジーを活用する予定です。
たとえば、次のような構成の環境は特に効果的です。
- z/VSE V4.1(「標準的」CPエンジン上で稼働)。ハイパーソケット経由でLinuxとリンク。
- Linux on System z(Integrated Facility for Linux [IFL] エンジン上で稼働)
次のような画期的IBMテクノロジーを使用して実装される強力なモデルは、成長指向のVSEユーザーとコスト意識の高いVSEユーザーの双方に、魅力的なソリューションを提供します。
- IBM System z
- IBM TotalStorage
これらは、成長指向とコスト意識を併せ持つVSE のお客様に最適なソリューションを提供いたします。
参照情報
2006年4月27日付けのハードウェアに関する発表LSA06001-3を参照してください(IBM System z9 Business Class)。
商標
- System z9、z/Architecture、System z、FICON、VSE/ESA、ECKD、System p5およびSystem i5は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
- z/VSE、VTAM、zSeries、Multiprise、S/390、z/OS、AIX、xSeries、OS/400、WebSphere、Tivoli、Lotus、DB2 Universal DatabaseおよびTotalStorageは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- MicrosoftおよびWindowsは、Microsoft Corporationの商標です。
- Javaは、Sun Microsystems, Inc.の商標です。
- Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標です。
- 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
計画情報
これらの開発意向表明は現時点でのIBMの開発計画および方向性に関して意向を表明するものです。製品化の最終決定はあくまで今後のIBMのビジネス上、技術上の判断に基づいて行われます。これら は将来予告なく変更あるいは取り消される場合があり得ます。出荷時期、料金、発注情報、およびご使用条件は、製品発表時に提供されます。
IBMでは、2007年にz/VSE® V4.1を提供することを予定しています。その間に、お客様がハードウェアまたはソフトウェアをアップグレードすることを推奨いたします。z/VSE V3.1のインストールを必要とする計画については、2006年中に着手することを推奨いたします。同様に、IBM System z9™ Business Classサーバーに関心をお持ちのお客様は、z/VSE V3.1とともにインストール可能であり、2006年から、この訴求力の高いサーバーの利点を得ることができます。z/VSE V3.1およびVSE/ESA™ V2.7からz/VSE V4.1へのアップグレードに高速サービス・アップグレード(FSU : Fast Service Upgrade)プロセスが使用可能になる予定です。
ハードウェア要件
z/VSE V4.1は以下のサーバーで稼働します。
- IBM System z9 Enterprise Class(旧称 System z9 109)
- IBM System z9 Business Class
- IBM eServer™ zSeries® 990
- IBM eServer™ zSeries 890
- IBM eServer™ zSeries 900
- IBMが指定した他のサーバー
z/VSE V4.1は、z/Architecture™ モードでのみ稼働し、かつ、64ビットの実記憶域アドレッシングをサポートいたします。z/VSE V4.1は、最大8GBのプロセッサー・ストレージを活用できるようになる予定です。z/VSE V4の64ビットの実記憶域アドレッシングは、ユーザー・アプリケーションに対して透過的になるように設計されています。Multiprise® 3000、S/390® G5/G6サーバーのいずれにおいても、z/VSE V4.1は稼働しません。
ソフトウェア要件
VMを併用するVSEユーザー。
z/VM上でz/VM V4.1を稼動する場合、z/VM V5.2以上であることが必要です。
z/VMの特定の機能および最新情報については、以下をご覧ください。
http://www.ibm.com/eserver/zseries/zvm (US)
商標
- System z9、VSE/ESAおよびz/Architecture は、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
- z/VSE、zSeries、Multiprise、S/390、z/VMおよびeServerは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
