z/VSEの特徴
z/VSEは、容量について幅広いニーズがあるお客様に、堅固で費用対効果の高いソリューションを提供するように設計されています。z/VSEは、40 年間にわたるイノベーションの伝統の上に築かれています。革新的なIBM System z および IBM System Storage テクノロジーの価値をVSEのお客様に提供します。
z/VSEは、中小規模IBMメインフレームのお客様を対象としたIBMメインフレーム・ポートフォリオの重要な部分です。簡単に言えば、z/VSEはz/OS®に似ていますが、より規模が小さく単純な構造になっているという違いがあります。
※ USのホームページ情報は、日本で発表されていない製品・情報を含んでいる場合があります。
z/VSE V4.2の概要とハイライト
z/VSE™ V4.2は、トランザクションやデータに関する最高のサービス品質をもたらすように設計されています。z/VSE V4は、コアVSEワークロードが増大しているVSEのお客様や、Webベース・ビジネス・ソリューションおよびインフラストラクチャーの単純化のために新たにLinux® on System z®を活用したいお客様、さらに、こうした事情を合わせ持ったお客様のニーズに対応することを目的としています。
z/VSE V4.2は、IBM System z10™ Enterprise Class (z10 EC™)、System z10 Business Class™ (z10 BC™)、System z9® Enterprise Class (z9 EC)、System z9 Business Class (z9 BC)、およびIBM eServer™ zSeries® 990、890、900、800をサポートします。z/VSE V4.2は、z/Architecture®モードでのみ稼働し、64ビットの実アドレッシングをサポートします。また、最大32 GBのプロセッサー・ストレージを活用する設計となっています。
z/VSE 4.2では、VSEタスクの数は512に倍増して、LDAPクライアントが追加されます。パラレル・アクセス・ボリュームおよびSANボリューム・コントローラーがサポートされます。z/VSE V4はMidrange Workload License Charge (MWLC) 料金設定をサポートし、IBM System z10 EC、z10 BC、z9 EC、およびz9 BCサーバーで稼働するクライアントに対してサブキャパシティー料金設定を適用することができます。
お客様の期待を反映した明確なz/VSEストラテジー ─ 「PIE」
z/VSEのお客様にとって、プラットフォームに関係なく、新しいソリューションを追加しても既存のコアVSE ソリューションを利用し続けられることは重要です。また、大半の新しいソリューションにおいては、既存のコアz/VSEアプリケーションやデータをうまく活用すべきです。z/VSEストラテジーは、このようなお客様の期待にお応えします。これを端的に表した3つの単語の頭文字が「PIE」です。
- 保護(Protect)
投資保護に重点を置いています。z/VSE のお客様は、最新のIBM System z およびIBM System Storage™テクノロジーを活用してコアz/VSE 環境を強化および拡大することができます。 - 統合(Integrate)
コア・システムの統合を可能にします。z/VSEのお客様は、コアz/VSE 情報資産をITネットワーク全体に統合することができます。 - 拡張(Extend)
新しいIT ソリューションを追加することを意味します。z/VSE のお客様は、任意のプラットフォームの、特にLinux on System zの先進的な機能や業界標準機能を活用するソリューションによって、コアz/VSE ソリューションを拡張できるようになります。
このPIEストラテジーは、基本的にオープンなハイブリッド・モデルに基づいています。ハイブリッド・モデルは、お客様に両方の世界の長所を提供します。互いに補うプラットフォームの機能を活用するため、z/VSEへの投資を保護します。実際、z/VSEとSystem zプラットフォーム上のLinux は、魅力的な組み合わせです。
z/VSE ソリューション
z/VSEのお客様は、IT環境の単純化、統合、および自動化を可能にする幅広い既存のソリューションから選ぶことができます。これらのソリューションは、たとえば以下のような特徴により、柔軟にz/VSE 資産の統合を実現します。
- サービス指向アーキテクチャー(SOA)
XMLデータおよびSOAプロトコル(SOAP)を使用してWebサービス要求をサポートし、プラットフォームおよびプログラミング言語に関係なく相互に通信します。 - DB2 Universal Database™ (DB2® UDB) for Linux が提供する最適化、調整、および自動化ツールによる容易なデータ管理
これは、DB2およびVSAMを使用するz/VSEのお客様にとって興味あるところです。 - CICS Transaction Gateway
企業全体におけるCICS®トランザクション/ アプリケーションの再利用および統合を実行します。 - メッセージ配信の保証
メッセージ指向ミドルウェア製品のマーケット・リーダーであるWebSphere® MQによって安全かつ確実に配信されます。 - 直観的なルック・アンド・フィールを備えたWeb対応z/VSEリソース
アプリケーションを再作成するリスクを回避します。 - 管理業務の削減
Tivoli® Storage Managerによって、異機種混合IT環境全体にわたるデータ保護を集中化し、自動化して行います。
ソリューション共通の特徴は、z/VSEのお客様が継続性、信頼性、およびセキュリティーを確保でき、オープン・スタンダードに対応し、管理を容易にして、z/VSE資産をダイナミックな方法で再利用し、コストを節約できるように支援することです。
新しい料金設定オプション
Midrange Workload License Charge (MWLC)は、新しいSystem z10 EC、z10 BC、z9 EC、およびz9 BCに適用することができます。これは、z/VSE V4および12の主要なVSE関連ミドルウェア製品(CICS Transaction Server for VSE/ESA™、IBM TCP/IP for VSE/ESA、ACF/VTAM®、HLASM、DITTO、DB2 server for VSE、DL/1、DFSORT™、COBOL、PL/1、C、およびMQ) に適用されます。MWLC では、フルキャパシティーまたはサブキャパシティー(*) 料金が適用可能となっています。サブキャパシティーでは、システムが実行される論理区画(LPAR)または仮想マシンでの使用率に基づいてMWLC対象プログラムの料金をお支払い頂くことになります。
サブキャパシティー料金設定では、小規模のz/VSEワークロードを、コアz/OSワークロードを実行するのと同じSystem z10またはSystem z9に統合することができます。ITに関するニーズと、z/VSE、Linux on System z、z/VM®、およびメインフレームの特性とを突き合わせると、これらのユニークな組み合わせが安定したプラットフォームを形成することが分かります。
(*) サブキャパシティーMWLC 料金設定は、z/VSE V4が唯一のVSE オペレーティング・システムであり、旧バージョンのVSE の使用およびライセンスが中断されているサーバーでのみ利用可能です。
