z/OSの特徴
z/OS® はOS/390の後継をなす、z/Architectureを基礎としたオペレーティング・システムです。企業の基幹システムを支えるIBMのメインフレーム上で稼働し、大量のトランザクションやデータの処理に必要な高い信頼性・拡張性・パフォーマンスを提供します。また、インターネットやJava™ ベースのアプリケーションに対しても、広範囲かつ多様な実行環境に対応することが可能です。従来のメインフレーム上で稼働する資産の継承はもちろん、新しいビジネスのプラットフォームとなる環境を提供します。
- 基幹システムを支える優れた信頼性
MVSやOS/390® で培った可用性を高めるための技術を採用 - 64ビット・アーキテクチャーの採用
IBM System z™ との組み合わせにより、高度な64ビット処理能力を提供 - Javaや各種Webテクノロジーへの対応
Enterprise JavaBeans™ など、最新のオープンな業界ソフトウェア・テクノロジーの利点を利用可能 - 先進のワークロード管理
インテリジェント・リソース・ディレクター(IRD)で論理区画間の資源配分を最適化 - オンデマンドに対応した料金体系
使用した処理能力に応じて、ソフトウェア料金が発生するワークロード使用料金(Workload License Charges:WLC)、ビジネス・ピークに合わせた柔軟な処理能力の提供を実現する「On/Offキャパシティー・オンデマンド」に対応
※ USのホームページ情報は、日本で発表されていない製品・情報を含んでいる場合があります。
z/OS V1.10の概要とハイライト
z/OS V1.10は、z/OSの最先端機能を基に、実績あるテクノロジーを拡張するとともに新しいSystem z10 EC、z10 BCサーバーおよびSystem Storageファミリー製品との強力な相乗効果を活用することができます。
ストレージ・スケーラビリティー。拡張アドレス・ボリューム(EAV) は最大で233GBもの定義可能なボリュームをサポートします。多数の小規模ボリュームではなく少数の大規模ボリュームを管理できるようになるので、EAVはストレージ管理の簡素化に役立ちます。
アプリケーションとデータのサービス機能のスケーラビリティー。1つの論理区画当たり最大64エンジン、 および1つのサーバー当たり1.5テラバイト(TB)、1つのLPAR当たり最大1.0TBの実メモリーと、z10 ECおよびz10 BC上で大規模ページ(1MB)がサポートされ、お客様の基幹ワークロードに必要な規模とパフォーマンスが提供されます。
ワークロードのインテリジェントな最適ディスパッチ。HiperDispatch機能は、サーバー内のワークロード・ディスパッチ方法を改善することにより、より大規模なエンジン構成のz10システムのスケーラビリティーとパフォーマンスを改善します。
ベーシックHyperSwap機能(TotalStorage Productivity Center for Replication Basic Editionでイネーブルされる)は、低コストでシングル・サイトの高可用ディスク・ソリューションを実現します。このソリューションでは、直感的なGUIを使用してディスク・レプリケーション・サービスをz/OSから構成できます。
専用エンジンの活用が広がり、コスト的側面で改善。zIIPを利用可能な大規模メッセージのためのHiperSockets機能、zIIPがサポートするz/OS Global Mirror (XRC) 、および、z/OS XML System ServicesのzIIPおよびzAAPのさらなる活用により、ワークロードはSystem z上でより魅力的なものになります。
キャパシティ・アップグレード・オンデマンド管理の改善。新しいCapacity Provisioning Managerがz/OS V1.10に追加され、PTF UA39307の適用でz/OS V1.9でも使用可能になります。この新機能はz10 ECおよびz10BCサーバー上でz/OSシステムをモニターできます。キャパシティ・アップグレード・オンデマンドの活動化/非活動化は、ユーザー定義スケジュールおよびワークロード条件に基づいて推奨または自動実施できます。 RMF、あるいは同等の機能がCapacity Provisioning Managerを使用するために必要です。
ネットワーク・セキュリティーの改善。z/OS Communications Serverに新しい防御フィルター機能が追加されます。防御フィルターは構成済みのIPフィルターの前に評価され、攻撃を受けた場合に保護強化とサービス停止最小化のために自動的に作成できます。
また、z/OS V1.10は、z/OS Security Server (RACF)、SSL、公開鍵基盤 (PKI) サービス、および暗号化機能の拡張と、RSAキー、ISO Format-3 PINブロック、13桁から19桁のPANデータ、セキュア・キーAES、およびSHAアルゴリズムをサポートします。
z/OS V1.10では、診断および問題判別の簡素化、拡張ヘルス・チェック・サービス、ネットワークおよびセキュリティー管理、自動ダンプ/再IPL機能、および、総合的なz/OS、入出力構成、シスプレックス、ストレージの操作などの領域で、機能改善または新機能を提供予定です。
z/OS V1.10は、次のIBM System zサーバーで稼働します。
- IBM System z10 Enterprise Class(z10 EC)および z10 Business Class(z10 BC)
- IBM System z9 Enterprise Class(z9 EC)および z9 Business Class(z9 BC)
- IBM eServer zSeries 990, 890, 900 *, 800 *(z990, z890, z900 *, z800 *)
(*) System z10 EC, z10 BCと同じ並列シスプレックスにz800, z900を含めることはできません。
