z/VMの特徴
IBM z/VM ハイパーバイザーは、極めて高い可用性、セキュリティー、さらに運用しやすさを実現しながらアプリケーションとデータを統合することにより、メインフレーム技術のビジネス・バリューを全社的に行き渡らせることができます。z/VM の仮想化テクノロジーは、お客様が数百から数千のLinuxサーバーを、z/OS®などの他のIBM System zオペレーティング・システムとともに1台のメインフレーム上で実行することや、Linux 単独の大規模なエンタープライズ・サーバー・ソリューションとして実行することができます。
高度な仮想化技術がサーバー統合/管理を支援
- サーバー資源(CPU、I/O、メモリー、装置など)を分割して、多くの仮想マシン環境を作成
- 仮想装置やネットワーキング資源のエミュレーション、仮想マシン間通信 資源の共有や柔軟な構成変更、動的な割り振り
堅牢なVM/ESAをベースにz/Architectureを活用
- System zサーバーの信頼性、可用性を生かす 資源を最大限に利用して、高いシステム利用率を実現
広範囲なオペレーティング・システムをゲストOSとしてサポート
- z/OS, z/OS.e
- VSE/ESA, z/VSE
- TPF, z/TPF
- Linux on System z
- z/VM, CMS (z/VM専用の簡易OSでファイルの編集機能などを提供)
※ USのホームページ情報は、日本で発表されていない製品・情報を含んでいる場合があります。
z/VM V5.4の概要とハイライト
z/VM V5.4では、次のようなSystem zサーバー機能の活用を推し進めることにより、z/VM の最先端のSystem zバーチャライゼーション(仮想化) 技術をさらに拡充しています。
- 新しいz/VM®モード論理区画のサポートによる柔軟性の向上
- System z®の動的ストレージ再構成機能の活用による、アクティブなz/VM LPARへのメモリーの動的追加
- OSA-Express3の全ポートの活用による物理接続の向上
- 外部ネットワーク接続を必要とせずに、HMC からLinux® on System zをインストールする機能
- スケーラビリティーの強化と制約の緩和
- CMS 環境におけるSSL サーバーの運用
- Linux およびその他の仮想イメージに関するシステム管理の機能強化
新しいシステム管理APIと、仮想プロセッサー間でゲストのCPUシェアを分散するアルゴリズムの改善、および仮想ネットワーク管理のユーザビリティーの拡充により、仮想マシンの運用と管理が拡張されました。
z/VM V5は、Linux on System z、z/OS.e、z/VSE、およびz/TPF といったIBMの他のメインフレーム・オペレーティング・システムをゲストとして実行する仮想化環境を提供しているように、一部のUNIX®やLinuxのワークロードを1台のSystem z サーバーに統合するのにも理想的なプラットフォームです。z/VM V5.4は、IBM System zの機能をさらに活用することによって、IBM System z の仮想化テクノロジー・リーダーシップを強化するように設計されています。
z/VM V5.4のセキュリティー機能については、z/OS V1.10のIBM Tivoli® Directory Server の機能レベルにアップグレードされたLDAP サーバーが提供されます。また、RACF® Security Server の機能強化により、RACF グループおよびユーザー・プロファイルの更新(ユーザー・パスワードおよびパスワード・フレーズなど)に対応してLDAP変更ログ・エントリーが作成されます。z/VM SSL サーバーは、Linux ディストリビューションを必要とせずにCMS 環境で作動するようになっているため、より迅速に暗号化サービスを配備でき、インストール、サービス、およびリリース間移行が簡素化されます。
z/VM V5.4では、新たな機能が追加され、スケーラビリティーが拡張されると同時に、ストレージ(メモリー) 上の制約も緩和されています。
z/VM V5は、魅力的な価格性能比と機能を備えており、メインフレームにLinux ソリューションを配置することのメリットをさらに大きくするために、ハードウェアを最大限に活用します。また、System zにIntegrated Facility for Linux (IFL) プロセッサーを搭載することにより、Linux ワークロードを実行する能力を追加できます。Linux をz/VM のゲストにした場合、数百から数千のLinux イメージを1台のSystem z で実行できます。これらのLinuxイメージは、z/VM V5により標準のプロセッサーまたはIFL プロセッサー上に配置できます。また、z/VM V5はIBM z/Architecture®(64ビット) でのみ稼働し、IBM z10 EC、z10 BC、z9 EC、およびz9BC、zSeries990(z990)、zSeries890(z890)、zSeries900(z900)、zSeries800(z800) 上で稼働します。
Linuxやその他のゲストを使用可能にする仮想化テクノロジー
z/VM とIFL プロセッサーを使用すると、Linux 上で本番アプリケーションを稼働させながら開発とテストを実行できる、経済的で柔軟性の高い環境を構築できます。z/VM V5がIFL プロセッサーをサポートしているのは、System z の標準プロセッサー上で実行されるz/OS、z/OS.e、z/VM、z/VSE、TPF、z/TPF などのオペレーティング・システムやアプリケーションの使用に対してIBMに支払うべきソフトウェア料金を増やすことなく、Linux ワークロードを実行できるようにするためです。IFL プロセッサー上で動作できるのは、LPAR 内のLinux ワークロードまたはz/VM V5のLinux ゲストだけです。z/VM V5.4では、Linux やその他のゲストをサポートするために、仮想化テクノロジーの強化が図られています。
新しいテクノロジーの活用
z/VM は、最先端のビジネス・ソリューションを実施しているお客様向けの、柔軟性の高いテストおよび実稼働環境を提供します。z/VMは、z/OS、z/OS.e、VSE/ESA™、z/VSE、TPF、z/TPF、CMS、Linux on System z といったオペレーティング・システム環境を幅広くサポートすることで、マルチシステムのサーバー・ソリューションを求めるお客様企業のビジネスやIT インフラストラクチャーに対する要求に応えます。また、複数のマシン・イメージとアーキテクチャーをサポートする能力によって、z/VM は実稼働用やテスト用の複数のSystem z オペレーティング・システムを、すべて1台のSystem z 上で実行します。さらに、z/VM は、リリース間の移行の簡素化、新しいアプリケーションへの円滑な移行、必要時のテスト・システムの提供、複数システムの1台の物理サーバーへの統合にも貢献します。z/VM を使用すれば、最新のストレージやプロセッサーをサポートしていないシステムを、最新のアーキテクチャーにアクセスさせることができます。z/VM には、z10 EC、z10 BC、z9 EC、z9 BC、z990、およびz890サーバーを生かすことのできる、技術的な機能強化が施されています。
発表レター
- z/VM バージョン 6 リリース 1 の機能 (プレビュー)(2009年7月8日)
- z/VM バージョン 5 リリース 4 の発表(2008年8月6日)
- z/VM バージョン 5 リリース 3 新機能追加の発表(2007年6月13日)
- z/VM バージョン 5 リリース 3 の発表(2007年2月14日)
- z/VM バージョン 5 リリース 2 新機能追加の発表(2006年4月27日)
- z/VM バージョン 5 リリース 2 の発表(2005年7月28日)
- z/VM バージョン 5 リリース 1 新機能追加の発表(2004年10月8日)
- z/VM バージョン 5 リリース 1 の発表(2004年4月8日)
