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AIX ctstrtcasdの脆弱性 (CAN-2004-0828)

概要

公開日: 2004年10月12日


現象

RSCTプログラム /usr/sbin/rsct/bin/ctstrtcasdコマンドにおける脆弱性が発見されました。この脆弱性により、root以外のユーザーが新規のファイルを作成したり、任意のファイルを上書きすることが可能になり、データ破壊やサービス不能攻撃につながります。ctstrtcasdコマンドにより作成されるデータは、このプログラムのトレース・データになります。


対象製品

AIX 5.2
AIX 5.3


確認方法

今回の現象に該当するRSCT関連のコマンドは、ファイルセットrsct.core.secによって提供されます。このファイルセットが導入されているかどうかは、次のコマンドで確認してください。

# lslpp -L rsct.core.sec

このファイルセットが導入されている場合、そのバージョン情報、ステータス、ファイルセット内容の説明などが表示されます。


対応方法

以下の修正プログラムが提供されているので適用してください。

AIX 5.2用 APAR 番号: IY61950
AIX 5.3用 APAR 番号: IY61770

これらのAPARの適用の際に、最新のメンテナンス・レベルにアップデートされることを推奨します。

注:AIX5Lの修正プログラムは、IBMのWebサイト(US) Quick links for AIX fixes(英語)より、

Specific fixes => <所定のAIXレベル> を選択し、
APAR number or abstract => <所定のAPAR番号>を指定し、入手します。

AIX 5Lの最新メンテナンス・レベルもQuick links for AIX fixesより、入手できます。


一時的な対応方法
  1. /usr/sbin/rsct/bin/ctstrtcasdファイルのsuidビットをクリアするためにroot権限で次のコマンドを実行します。

    # chmod 0555 /usr/sbin/rsct/bin/ctstrtcasd

  2. suidビットがクリアされたことを確認してください。

    # ls -l /usr/sbin/rsct/bin/ctstrtcasd

    出力は次のようになります。
    -r-xr-xr-x 1 root bin ... /usr/sbin/rsct/bin/ctstrtcasd

  3. /etc/inittabを編集して最後の行に次のエントリーを追加します。

    cas:2:once:/usr/bin/startsrc -s ctcas > /dev/console 2>&1

  4. ctcasが開始していない場合、ctcasを開始するためにroot権限で次のコマンドを実行します。

    # startsrc -s ctcas

  5. ctcasデーモンが常駐するようになり、問題が回避できます。

お問合せ先

PAテクニカルサポート総合窓口
(有効なメンテナンス契約IBM番号をお持ちのお客様)
電話 :0120-557-971
受付時間 :月〜金 9:00〜17:00(祝日、12/30〜1/3を除く)


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