多次元分析とは
たとえば、売上げ・コスト・利益などの業績管理指標データを、さまざまな視点から分析したり、掘り下げて問題の根本原因を導き出すことができます。IBMの高速OLAP(多次元分析)なら、定型レポートに加え、ダイナミックな分析ニーズに応じた非定型の分析も高速レスポンスで実現!問題判別や戦略立案につながる深い分析をストレスなく行えます。
原因や傾向を正しく把握する
こんなことでお困りになったことはないでしょうか?
- 最近、売上が全体的に伸びてないが、販管費などコストの比率は増加している。
原因がどこにあるのか掴めない。
- ある製品ラインの売上が落ちている。この製品はてこ入れすべきか、それとも製品のライフサイクルはもう終わりなのか?
- 利益にもっとも貢献している商品はどれなのか、また、そのトレンドは?
- 地域特性、顧客特性にあった製品戦略を展開したいが、タイムリーなデータの把握ができない。
「ある製品の売り上げが伸びない」「コストがかかりすぎる」等、データの一面だけ見ていては、真の原因はつかめません。ある事象に対し適切な対策を講じるためには、データをさまざまな面から分析し真の原因を把握する必要があります。例えば、「製品Aの売上の伸びが落ちてきた」という事実があったとしましょう。
今まで急成長を遂げてきた製品Aですが、その伸びももう頭打ち、そろそろ別製品に切り替えるべきでしょうか。この製品Aの売上を、地域別、支店別、等の角度で見てみることで、別の側面が見えてきます。
すると、この製品の売上は、実は他の地域では順調に伸びているのに、特定の支店でのみ、停滞していることがわかります。つまり、この製品はまだまだ成長しているが、特定支店での売り方が問題であったことがはっきりします。
以上より、打つべき手がきまります。売上の伸びが停滞しているこの支店に対し、製品Aのてこ入れ策を実施する、というものです。上記を実施した結果、一見頭打ちだった製品Aは、また順調な伸びを回復します。
このように、データを角度を変えて分析することで、一見わからなかった真の原因が見えてきます。
多次元分析は、「データをさまざまな角度から分析する」ために非常に長けたツールです。
管理会計に最適なOLAP
多次元分析(OLAP)は、キューブを転がすようなイメージで、製品別、地域別、期別等、さまざまに視点を変え 自在にデータを分析できるソリューションです。分析の視点も、例えば、年→期→月→日、や、国→地域→ 都道府県→支店というように、自在の詳細レベルを参照することができます(集計レベルから詳細レベルを参 照していくことを、ドリル・ダウンといいます。OLAPの機能を活用することで、必要な切り口の必要なデータが、必要な時に入手できるようになります。
管理会計ソリューション
上記のような管理会計上の課題を解決するためのソリューションをご紹介します。 当管理会計ソリューションでは、OLAPの機能をフルに活用し、部門別、商品別の損益分析をすることを目的としています。
下の図のように、売上実績や固定費、変動費を適正に分析することで、損益分岐点、また、利益貢献度を図 ったり、また、利益に応じた適正な資源配分が可能になります。
また、会社のマネジメント・レベルや権限範囲に応じて、管理すべき指標やデータを高速にモニタリングできま す。以上のような集計に、従来のような多大なワークをかけることなく、いつでも必要な時に、迅速に必要なデータを入手することができるのです。

管理会計ソリューション の導入効果
管理会計ソリューションは既に多くのお客様でご活用いただいておりますが、多くのお客様で次のような効果 がみとめられています。
- コスト・利益のモニタリングが継続的に行えるようになったこと、また、その情報を共有するようになったことで
損益に対するマネジメントや社員全員の意識が向上した。
- 一律にコストカットするのではなく、利益貢献度に応じたメリハリをつけた効率のよい資源配分ができるようになった。
- ブランド別、組織別、期間別などに集計された指標を分析して、全体的な傾向を把握することができ、問題が見つかれば、明細レベルまでたどり原因分析ができるので、問題に対して具体的なアクションが迅速に取れるようになった。
- 会社として目標とすべき管理指標が明確になり、 タスク推進の判断をする際、売上だけでなく、必要なコストと回収すべき(利益を生み出す)売上規模も含めた総合的な判断が、各部門でも行われるようになった。
- さまざまな切り口で集計されたレベルから、明細レベル、詳細な顧客情報まで、同じデータベース上で連携ができるようになった。
データの取得・加工など、分析を行う前にかかっていた時間が大幅に削減された。
- 上級マネジメントから各部署にいたるまで、あらゆるレベルの要求に柔軟にこたえられるようになった。
- 新商品発売時に、前年のデータなど過去のデータが容易に参照できるようになり、アクションプランや目標の設定が効果的に行えるようになった。
スピードが勝負の時代に必須
企業を取り巻く環境は、規制緩和や合併・統合、異業種からの参入、グローバル・スタンダードの導入など、対応すべき問題が数多くあり、また、常に変化しています。このような環境に柔軟かつ迅速に対応できるかが、競争激化の中で他社との差異化の決め手になります。管理会計ソリューションは、売上、コストを迅速にモニタリング、分析することで、企業が取るべき方向を照らしてくれる羅針盤的な役割を担うといっても過言ではないでしょう。
