
パフォーマンス・トラブル発生。そんな時、あなたはどうしますか?
- DB2のエキスパートを呼び、システムの情報収集→分析・評価→チューニング
- IBMへ電話
- 何もしない
正解は3?
ハードウェア性能の向上により、巨大化するシステム、そのデータを格納する巨大なデータベース、増加するシステム。それを支えるDBAの負担は大きくなるばかりです。巨大化した複雑なデータベースのすべてを把握しているDBAはいったい何人いるのでしょうか?
現在のデータベースは、もはや人の手にあふれてしまっています。データベースがデータベース自身をモニターし、分析し、チューニングの計画を立てて実行するといった自律的な機能がこれからのデータベースには必要不可欠です。
IBMが提唱するオートノミック・コンピューティングとは、テクノロジーの複雑さにとらわれることなくビジネスに集中できるよう、あたかも生物の自律系のように、システム自身が自己管理する仕組みです。
DB2 9では、これまでのバージョンでも提供してきたオートノミック機能をさらに強化して、データベース管理者の生産性や効率性を高めています。
大規模OLTP環境におけるセルフ・チューニング機能の効果例
1時間で2倍、1.5時間で3倍のスループット向上
メモリー割り振りのセルフ・チューニング機能の特徴
セルフ・チューニング・メモリー管理機能(STMM)は、DB2 9で新たに提供されている優れたオートノミック機能のひとつです。予期しないワークロードを検知し、データベースをタイムリーにチューニングします。
これにより、メモリーの再分配を必要とする急激なワークロードの変化にも対応でき、メモリー・チューニングに労する時間を節約できます。
この機能はデータベースの自動化と言うよりも、自律化と言える機能です。

管理の対象は次のとおりです。
- バッファー・プール
- パッケージ・キャッシュ
- ロッキング・メモリー
- ソート・メモリー
- データベース共有メモリー
WindowsおよびAIXプラットフォームでは、データベースのメモリー全体の必要量を判別して、データベース共用メモリー全体の使用量を動的に調整します。
これにより、データベース・マネージャーは、ワークロードが要求するときにはより多くの物理メモリーを消費し、データベースのメモリー要求が低いときにはそのメモリーをオペレーティング・システムに解放することができるのです。
最適なメモリー・チューニングでパフォーマンスを改善

上記の例では、突然のワークロードの変化に対応してメモリーのセルフ・チューニング機能が、人手を介さずにパフォーマンスを改善しています。
セルフ・チューニング・メモリー管理機能(STMM)は:
- 管理者をメモリー・チューニングの仕事から開放します。
- 予期しないワークロードを検知しメモリーの再分配がなされるので、ワークロードの変化に柔軟に対応します。
- 情報収集、分析、設定、テストといったメモリー・チューニングに要する時間を短縮します。
その他のオートノミック機能
DB2 9のオートノミック機能は各エディションに標準で含まれており、今回ご紹介した機能の他にも数多く提供されています。下記に代表的なオートノミック機能をご紹介します。
- 構成アドバイザー
メモリー、トランザクションの負荷、トランザクション数、トランザクションの特徴などの情報をもとに、データベース・パラメーターの推奨値を得ることができます。 - 設計アドバイザー
索引アドバイザー、MQT(サマリー表)アドバイザー、MDC(多次元クラスタリング)アドバイザー、パーティショニング・アドバイザーが提供されています。特定のSQL文を入力して処理をシミュレートし、パフォーマンスのボトルネックを探して、対象の表に対する推奨値を得られます。 - ヘルス・センター
DB2インスタンスの正常性をモニタリングして、ログスペースの不足などの異常値を検知すると、アラートでお知らせします。 - 自動保守
データベースのバックアップ、テーブルの再編成、統計情報の更新などの保守作業を、適切に自動実行することができます。 - 自動ストレージのサポート
ディスクおよびファイル・システム、パーティションをまたいでデータベースのサイズを自動的に大きくします。これによってパフォーマンスと柔軟性を維持しながらストレージ・コンテナーの管理負担を軽減します。
DB2 9 オートノミック機能:DB2 9の発注
DB2 9のオートノミック機能は、DB2の各Editionに含まれています。

