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IBM DB2 Content Managerで始める
コンテンツ管理

第1回 コンテンツ管理を取り巻く背景と、IBM DB2 Content Managementファミリー製品

レベル: 入門者向け
2005年12月28日(水)
1.コンテンツ管理を取り巻く背景

企業における情報の85%以上は、ドキュメント、電子メール、印刷出力、Web、動画・音声などコンテンツであると考えられている。これらのコンテンツをいかに管理し活用するかが、企業の競争力強化、リスク管理、コンプライアンス管理などで重要であると言われ久しい。

しかし、これらのコンテンツ、ドキュメントはメールサーバー、Webサーバー、ファイルサーバーなどで管理されることが多く、企業の情報資産として統合的に管理されていないのが実情ではないだろうか。一方、社会的な背景として、IT書面一括整備法や、2005年4月に施行されたe-文書法など企業がコンテンツを管理する法整備が進むと同時に、ネットワークなどのインフラ面での整備も進んでいる。また、個人情報保護法など企業が保有する情報に対する管理基準の強化も進み、コンテンツに関するセキュリティー面での強化も必要になってきている。

これらの課題に対して統合的なコンテンツ管理基盤を提供するIBM DB2 Content Managementファミリー製品を紹介する。

執筆者
執筆者 サミーのイメージ(トマトのような宇宙人のようなイメージ)
サミー

2.コンテンツとは
コンテンツは、その内容、タイプに応じて処理方法や管理方法が異なる。そのため、企業におけるコンテンツを
  • イメージングコンテンツ
  • コラボレーションコンテンツ
  • リッチメディアコンテンツ
  • Webコンテンツ

に分類する。

イメージング・コンテンツは、スキャナー等を利用してイメージ化したドキュメントや印刷出力など業務系のデータである。 イメージングコンテンツ管理は、光ファイルリングシステムやCOLD(Computer Output on Laser Disk)など90年代初めから利用されている分野で、これらのコンテンツは定型的な属性情報(メタデータ)を持つことが多く、管理方法も定型化される場合多い。
コラボレーション・コンテンツは、ワープロ、スプレッドシート、プレゼンテーションスライドや電子メールなど非提携の情報を含み組織やチーム単位での情報共有・閲覧などで利用される場合が多い。
一方、リッチメディア・コンテンツは、動画・音声・音楽など大容量で時間軸に沿って再生が必要になるコンテンツである。
また、Webコンテンツは、HTML等で記述されるコンテンツであり、物理的なリンクなどのデータ構造の管理などの課題が存在する。

コンテンツ管理システムは、これらのコンテンツを統合的に管理するコンテンツ・リポジトリーとコンテンツのタイプに応じた処理を行うアプリケーション・インフラストラクチャーから構成される。



3.IBM DB2 Content Managementファミリー製品
IBM DB2 Content Management ファミリー製品は、コンテンツを統合的に管理するコンテンツ・リポジトリーであるDB2 Content Managerとコンテンツのタイプに応じて必要になるアプリケーション・インフラストラクチャーから構成される(表1)。

表1.DB2 Content Management ファミリー製品
カテゴリー 製品
コンテンツ・リポジトリー DB2 Content Manager
ドキュメント・ライフサイクル管理 DB2 Records Manager
ドキュメント管理 DB2 Document Manager
電子メール、SAPアーカイブ CommonStore for SAP
印刷出力アーカイブ DB2 Content Manager OnDemand
ビデオ・ストリーマー DB2 Content Manager Video Charger
Webコンテンツ管理 IBM Workplace Web Content Management
情報統合 WebSphere Information Integrator
エンタープライズ・サーチ WebSphere Information Integrator
OmniFind Edition


4.コンテンツ・リポジトリー
コンテンツ・リポジトリーは、コンテンツ自身であるコンテンツ・データとメタデータを管理するデータベースである。
メタデータとは、データについての情報を記述したデータであり、例えばコンテンツ・データの作成者、作成日付、タイトルなどがメタデータに相当する。 コンテンツ・リポジトリーは、これらのコンテンツ・データとメタデータの整合性(Consistency)を担保しつつコンテンツの管理ができることが重要である。そのため、コンテンツ・リポジトリーであるDB2 Content Managerは、メタデータを管理するライブラリー・サーバーとコンテンツ・データを保管するためのリソース・マネージャーから構成される(図1)。
企業におけるコンテンツ管理では、長期的なコンテンツの記録管理が必要になる場合が多く、コンテンツ・データとメタデータを分散管理できるアーキテクチャーにより、コンテンツ・データの配置や保管を柔軟に行えるメリットは大きい。
図1.DB2 Content Manager のアーキテクチャー


次回は、コンテンツを長期保管するために欠かせないコンテンツのライフサイクル管理や、ストレージ管理の仕組みについて触れることにする。

本記事は、株式会社メディアセレクト発行の月刊サーバセレクト(2005年8月号)に掲載されたものをもとに、補筆改訂したものです。
株式会社メディアセレクト

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