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はじめに
前回はDB2 クエリー・パトローラーの製品概要をご紹介しました。
第二回目の今回はDB2 クエリー・パトローラーの具体的な使い方をご紹介します。
DB2 クエリー・パトローラー V7.2は、AIX、Solaris、Windows NT、Windows 2000、HP-UX、NUMA-Q/(DYNIX/ptx)
の各プラットフォームに対応しています。
対象となるシステム
DB2 クエリー・パトローラーをお使いになるシステムは、ユーザー・アプリケーションの稼動するDB2 クライアントが、DB2 データベース・サーバーに(ネットワークを介して)直接的につながっている、いわゆる2層のクライアント/サーバー型システムです。
- ユーザー・アプリケーションからの照会がトラップされると、デスクトップ画面にポップアップ・ウィンドウが表示されます。例えば、その照会をすぐに実行するか、スケージューリングして後で実行するか、または取り消すか、といった選択を行うために、ユーザーはそのポップアップ・ウィンドウのいずれかのボタンをクリックしなければなりません。
- DB2 クエリー・パトローラー V7.2でサポートされているのは、パラメーター・マーカーを指定しない動的SQLステートメントです※。
- ※一部のパラメーターをホスト変数で置換しながら実行するような動的SQLはサポートされ ません。 パラメーター・マーカーについて詳しくはDB2 UDB
マニュアル 「アプリケーション開発の手引き」をご覧下さい。

重い照会をトラップ
情報系のシステムなどでユーザー・アプリケーションが自動的に生成するSQLステートメントはしばしば複雑で、結果としてデータベース・サーバーに高い負荷をかけることになりがちです。
- このような場合、その照会を実行したユーザー本人が長い時間待つばかりでなく、同じデータベース・サーバーを利用する他のユーザーにも迷惑がかかってしまいます。
ある程度重い照会が出された場合、その照会はQueryEnabler構成要素によってトラップされ、ユーザーは本当に今実行するか、スケジューリングして後で(空いている時間帯に)実行するか、あるいは取り消してしまうかを選択することが可能です。
- デスクトップ画面に「新規照会」というポップアップ・ウィンドウが表示され、ユーザーはそのウィンドウのいずれかのボタンをクリックすることによって実行方法を選択します。
- どの程度の照会を「ある程度重い」とするかは、管理担当者がQueryAdministratorツールを使用して設定します※。

※ 「管理しきい値」と呼ぶものを設定します。
この設定には、CPUコストおよびI/Oコストを 考慮する相対的な測定単位が使用されます。
照会のスケジューリング
「新規照会」ウィンドウでユーザーは「スケジュール」を選択して照会を後で実行するようにスケジュールすることができます。
- ユーザー・アプリケーションにはSQL29019Nが戻されます。
- 照会が実行されるとその結果は結果表に保存されます。
- ユーザーは実行完了後にもう一度同じ照会を実行すことによって保存された結果を得ることができます。
例えば「比較的システムが空いている夜間に実行されるようにスケジュールしておき、その実行結果を翌朝に見る」というようなことが可能になります。

照会の保留

ユーザーが「今実行する」や「スケジュール」を選択しても、それが本当に重い照会であった場合、照会は保留状態におかれます。
- ユーザー・アプリケーションにはSQL29013IまたはSQL29019Nが戻されます。
- 照会の状況はQueryMonitorを使用して確認することができます。
- どの程度の照会を「本当に重い」とするかは、管理担当者がQueryAdministratorツールを使用して設定します※。
保留された照会は、管理担当者がQueryMonitorを使用して保留状態を解除すると実行されます。
- 保留状態が解除され照会が実行されると、その結果は結果表に保存されます。
管理担当者は保留されている照会を取り消すことも可能です。
- ユーザーは実行完了後にもう一度同じ照会を実行すことによって保存された結果を得ることができます。

※ 「ユーザーしきい値」と呼ぶものを設定します。
この設定には、CPUコストおよびI/Oコストを 考慮する相対的な測定単位が使用されます。
同一照会をトラップ

ユーザー・アプリケーションが以前に実行して結果がDB2 クエリー・パトローラーの結果表に格納されている照会と同一の照会をもう一度実行すると、「結果セット」というポップアップ・ウィンドウが表示されます。
ユーザーは格納されている結果を即座に得ることができます。
- 結果表の内容が古いと思われる場合は、新規照会として照会を再実行することもできます。
多量のデータを長時間かけて検索し、少ない結果を得るような照会に有効な機能です。

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