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Content Manager OnDemand とは
今回はContent Manager製品群の1つ、Content Manager OnDemand(以下CM OnDemandと略)についてご紹介します。CM
OnDemandは、帳票管理いわゆる「電子帳票ソリューション」製品として位置付けらています。
CM OnDemandは、ホストコンピューター(390、zSeries、AS/400、iSeries)からの大量のスプール、またはPDFやイメージなどを取り込みます。検索も容易で、DB2をベースにシンプルでかつハイパフォーマンスな機能を提供する製品です。帳票類は高い圧縮率で保存され、Tivoli
Storage Managerによる階層記憶管理も可能、大容量データにも十分に対応できます。さらに既存でIBM AFPプリンターをお使いの場合は、AFP資源(フォーム定義やページ定義、オーバーレイ定義など)をそのままCM
OnDemandでの表示にもご使用いただけます。
短期間で「ペーパーレス」、「固定経費削減」、「業務効率の向上」、「企業内情報の活用」などビジネスに大きな効果を出すことができるソリューション製品です。
AIX、Windows版のCM OnDemand for Muitiplatforms とiSeries版のCM OnDemand for iSeries
Common Serverがあります。


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Content Manager OnDemand の仕組み
CM OnDemandは、1つのライブラリーサーバーと1つまたはそれ以上のオブジェクトサーバーで構成されます。ライブラリーサーバーは、CM OnDemandに保存される帳票データ類(以下CM
OnDemand上の用語「レポート」と呼びます)の検索に必要な索引部分と構成情報をDB2により管理します。オブジェクトサーバーは圧縮されたレポートそのものを管理します。このような仕組みにより、ライブラリーサーバーとオブジェクトサーバーは同じシステム内に共存させて構成することも可能ですし、複数ロケーションにオブジェクトサーバーを配置するというような様々な要件に合わせて構成することも可能です。基本的な考え方はContent
Managerと同じと言えるでしょう。
図1は検索におけるライブラリーサーバーとオブジェクトサーバーの動きです。ユーザーがライブラリーサーバーにログオンし、表示したいレポートの検索項目を入力したとします。ライブラリーサーバーは、その検索にヒットするレポートのリストを返します。ユーザーがその中から選択し表示要求を出すとそれはオブジェクトサーバーへ送られ、オブジェクトサーバーはレポートをユーザーに返します。ユーザーは、レポートそのものを編集することはできませんが、注釈やマーカーなどを表示上の補足として保存することができます。
1つ1つのレポートは、ライブラリーサーバー上のデータベース内にある情報で位置付けられます。アプリケーショングループ(後述)データ表の1行が1レポートに相当し、検索索引情報とともに実際のファイル名、その中のオフセット値、レングス、圧縮方式などを格納しています。

Content Manager OnDemand の設定
CM OnDemand導入後のサーバー側レポート取り込みに関する設定は、主に以下のような流れになります。これらはCM OnDemand 管理クライアントのGUI画面から設定することができます。

- ユーザー/ユーザーグループ
ユーザーとユーザーが所属するグループを設定します。レポートに対する権限やシステム操作権限を割り当てます。
- アプリケーショングループ
CM OnDemandにロードするレポートのストレージ管理属性(レポートの有効期限など)と、レポートの索引のためのフィールドを定義します。このフィールド定義に従って索引用のデータベーステーブルが作成されます。全く違うレポートでも索引フィールドが同
じならば同じアプリケーショングループを使用できます。同じ検索項目で異なるタイプのレポートを検索する場合、この方法を用いることもできます。
検索速度向上のため、フィールドをDB2のインデックスとして登録することもできます。
- アプリケーション
CM OnDemandにロードするレポートの物理属性を定義します。
データの形式(AFP、ラインデータ、PDF、イメージ など)
レコード長
コードページ
インデックス情報(使用するインデクサー、インデクサーパラメータ など :後述)
ロード情報(圧縮方式 など)
- フォルダー
ユーザーがレポートを検索するためデータベースの「ビュー」を提供します。クライアントの検索項目とアプリケーショングループのフィールドをマッピングして設定します。
- ロード
アプリケーション名、アプリケーショングループ名、ロードするレポートファイルなどを指定し、ロードを実行します。ロードプログラムは、WindowsのサービスやAIXのデーモンとして使用し自動ロードすることもできます。
Windows版標準クライアントプログラムを使用すれば、クライアントプログラムは構築せずに利用することが可能です。

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インデクサー(索引付け機能)とロード
ところで、どうやって大量のデータを索引付けし取り込むのでしょうか。そこで大きな役割を果たすのが、インデクサー(索引付け機能)と呼ばれるものです。CM OnDemandの大きなメリットの1つです。
入力データのフォーマットによって、あるいはプラットフォームによって以下のインデクサーが用意されています。
| 製品 |
データフォーマット |
インデクサー |
| CM OnDemand for Multiplatforms |
AFPデータ
行データ
ASCIIデータ |
ACIF |
| PDF |
PDFインデクサー(オプション製品) |
| イメージファイル(BMP、GIF、JFIF、PCX、TIFF) |
汎用インデクサー |
| CM OnDemand for iSeries Common Server |
AFPデータ
行データ
SCSデータ
ASCIIデータ |
OS/400インデクサー |
| PDF |
PDFインデクサー(オプション製品) |
| イメージファイル(BMP、GIF、JFIF、PCX、TIFF) |
汎用インデクサー |
最もよく使われるのがACIFです。ACIFには3つの主要機能があります。
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データの索引付け
- ACIFはアプリケーション定義のインデックス情報内で設定されるインデックスパラメーターをもとに、「インデック・オブジェクト・ファイル」と「レポート・データ・ファイル」を作成します。「インデックス・オブジェクト・ファイル」は、データベースに格納する索引データ、「レポート・データ・ファイル」はレポートを索引付けされたページグループに分割したデータのファイルです。
- インデックスパラメーターでは、主に以下を記述します。
| トリガー |
〜索引となるデータをどこから検索し始めるかの基点 |
| フィールド |
〜索引となるデータの位置、データの長さ |
| インデックス |
〜レポートの実際のフィールド(上記のフィールド)にデータベースの索引項目(アプリケーショングループで 設定)を割り当てる |
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データの変換
- 印刷出力データストリームを変換します。(行データをAFPデータに変換することなどができます。)
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AFPリソースの収集
- レポートを印刷時と同じように表示するために、ページ定義/フォーム定義/オーバーレイ定義などのAFPリソースを「リソース・ファイル」に保管します。
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ACIFに続いてロードプログラムが実行されます。ロードプログラムはACIFが出力した「インデックス・オブジェクト・ファイル」をデータベースマネージャーに渡して索引用データベースにデータを保管します。また、「レポート・データ・ファイル」、「リソース・ファイル」はストレージマネージャーによりキャッシュストレージボリュームに保管されます。
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約100KB(省略時値)のブロックに圧縮され、さらに10MB(省略時値)単位のストレージオブジェクトに入ります。分割して圧縮されることでレポートの取り出しと表示に要する時間を短縮できます。
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ソリューション例
CM OnDemand for Multiplatforms
- 390、z/OSのスプールを取り込む際の構成例です。
- Download for OS/390(PSFのオプション製品)を使用することにより、CM OnDemand for MultiplatformsサーバーへのJESスプールファイルの高速自動ダウンロードを提供します。
- ホスト上のAFP資源(フォーム定義、ページ定義、オーバレイ定義等)をそのまま利用できます。

CM OnDemand for iSeries Common Server
- iSeriesのスプールを取り込む際の構成例です。
- ホストコンピュータ(iSeries)の出力データ(スプール・データ)を同じホスト上でOnDemandに取り込み、検索表示可能です。
- Windowsベースの管理クライアントからGUI操作が可能です。(CM OnDemand for Multiplatforms と同じ管理クライアント環境でサーバー管理ができます。)

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