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- オープニング講演:ビジネスモデル・イノベーションを推進するSOA
- 基調講演:グローバルシステム構築におけるSOAへの取り組み
- 【B-2】:Information On Demandを先取りした、NTTコミュニケーションズの先進事例
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オープニング講演
ビジネスモデル・イノベーションを推進するSOA
アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス株式会社
アジア・パシフィック アプリケーション・イノベーション サービス バイス・プレジデント
ジェフリー・ヴィクリー

ジェフリー・ヴィクリー
オープニングビデオ上映の後、アジア・パシフィック地域でSOAを推進しているジェフリー・ヴィクリーの登場でInnovation Summitの幕が開けた。
ヴィクリーは「ビジネスモデル・イノベーションはCEOの最優先課題」とのIBM Global CEO Study 2006 の結果を示しながら、ビジネスモデルの変更と最適化に最も適しているSOAでのシステム構築の利点を説いた。
また、IBMが得意とする業界別ビジネスモデルをベースとした、中国やインドでのコンポジット・ビジネス・サービス(CBS)の開発コンセプトを説明し、IBMが提供するSOA業種特化型ソリューションと新しいサポート体制を発表した。
IBM コーポレーション
SOA ストラテジー、チャネル&マーケティング バイス・プレジデント
サンディー・カーター

サンディー・カーター
IBM全社におけるSOAストラテジー・マーケティングの責任を持つ、サンディー・カーターの基調講演では、SOAのもたらす価値としてSOAプロジェクト調査結果を紹介した。その内容は、100%のSOAプロジェクトで柔軟性向上を実感し、97%がコスト削減および収益増を、71%がリスク削減、51%が売上増加をSOA価値として実感したというものである。
また、SOA環境でのBPM(ビジネスプロセス管理)の重要性を事例を基に説き、IBMが提供するBPMを支える業界モデルやビジネスコンサルティング、ソフトウェアを紹介した。
ビジネス・プロセス管理とは?
プロセスの効率化を加速し、ビジネス改革を支えるためにソフトウェアの機能とビジネス経験値を組み合わせた規律正しい取り組み
ヴィクリーの講演で触れた、コンポジット・ビジネス・サービス(CBS)を具現化する上で重要なソフトウェア、ソリューションと体制を発表した。
発表内容は次の3点である。
- SOAのフレームワークを提供する「WebSphere Business Service Fabric」製品と、その上で稼働する保険業、医療業界に特化したソリューションの発表
- SOA環境を効率的に構築するため、インドと中国にSOAソリューションセンターを新設し、CBSの拡充を図って業種特化型ソリューションを提供していく
- CBSの拡充はIBMによるものだけでなく、ビジネスパートナーによるコンポーネントも「IBM SOAビジネス・カタログ」情報ポータルサイトにて検索/使用可能となる
基調講演
グローバルシステム構築におけるSOAへの取り組み
ヤンマー情報システムサービス株式会社
代表取締役
西邑 定幸氏

西邑 定幸氏
ヤンマー情報システム株式会社は、幅広く事業展開させているヤンマーグループの情報処理専門の機能会社である。2006年に「グループ統合システム」をサービスインさせた後、2007年問題後の人材不足や、開発方法論・ツールの乱立などの課題を解決すべく次世代システムの検討をスタートさせた。
「SOA導入準備プロジェクトや、パイロットプロジェクトを通じて、ツールとSOAのそのものの有効性が確認できた」と西邑社長。「グローバル市場変化への即時対応を可能にするためには、ビジネスプロセスの分析結果にあわせたIT環境が必要ということもわかった」 とSOAについての深い洞察を述べられた。
IBMへの要望として2点を挙げられ、日本のIT社会が進むべき方向性についての話は非常に興味を深いものであり、聞いている方々の熱気が伝わってくるような講演であった。
- SOAを単なるテクノロジーではなく、方法論、アーキテクチャーに昇華させるという高い理想を持って臨んでほしい
- コミュニティー整備を推進し、社会的なトレンドを作ってほしい
【B-2】
Information On Demandを先取りした、NTTコミュニケーションズの先進事例
NTTコミュニケーションズ株式会社
ネットビジネス事業本部 CRMシステム部長
日高 健治氏

日高 健治氏
「NTT再編に伴い、コンシューマ向けに新たな総合的なカスタマーフロントが必要になり、プロダクトも多様化し、複数のプロダクトを組み合わせてご利用になるお客様が急増しつつあった。このためサービス横断的にお客様に関わる各種情報をリアルタイムに流通する仕組みが必要であった」とシステム構築時の背景を語られた。まず、顧客中心に考えた情報流通基盤でのデータ統合を行い、プロトコル標準化を経て、EAIによる画面統合、BPM導入、セキュリティー強化、ワークフロー導入まで、段階的なSOAの適用を既に実現し、次はビジネスパートナーとの連携に向けてシステムを進化させ続けているという、大変実用的で参考になる講演であった。
特に、部門ごとに所有しているデータやシステム統合時の苦労話や、LOBの協力を得るため、また、SOAの優位性を十分に引き出すために、システムの進化と同時に組織体制を変更させたという、実践者ならではの大変興味深いところを聞くことができた。
