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Iris Today Archives

ドミノ管理クライアントの拡張 パート1


Lotus Software
by Thomas Gumz
レベル:ビギナー
対象:Domino 5.0
原文の掲載:1999年10月1日

Iris Today Archivesの原文(US)

インデックス
サーバー・タスクのインターフェース
サーバー・タスクをモニターする
カスタム・サーバー・タスクを登録するには(機能拡張方法について)

機能を追加できるドミノ管理クライアント
ドミノ R5 管理クライアントでは、組み込まれている 44 のドミノのサーバー・タスク (サード・パーティー製は除く) の監視はモニター・ツールを使って管理することもできますが、インターフェースに機能拡張を施してサード・パーティー製のタスクを制御することもできます。そのため、サーバー・タスク名を調べたり覚えたりして、サーバー・コンソール画面でコマンドにパラメーターを添えて正確に打ち込む必要がなくなります。

この文書では、ドミノ管理クライアントを使って様々な作業をより簡単に行う方法について説明します。また、ロータス ビジネス・パートナーや ISV が開発した独自のサーバー・タスクを使用する場合に、それらのタスクの状況を管理クライアントのモニター・ツール上に表示する方法を説明していきます。カスタム・フォームの作り方からデバッグ、完全に動作するまでステップ・バイ・ステップで紹介していきます

メモ:この文書ではドミノ管理クライアントの一部のみに焦点をあてて説明しています。ドミノ管理クライアントの全機能の説明を行っているわけではありませんので、触れられていない部分の詳細については、ドミノ管理者ヘルプを参照してください。

サーバー・タスクのインターフェース
ドミノ サーバー・タスクを起動したり停止させる場合は、サーバー・コンソールにおいて Load や Tell コマンドを使用して行いますが、ドミノ管理クライアント R5 では GUI を利用して設定できます。例えば、壊れている文書を取り除かないようにして差分 Fixup を行う場合、しかも処理を少しでも速めるためにビューについては fixup の対象から除外したい場合には、R4.x ではサーバー・コンソールで様々なパラメーターを添えてコマンドを打ち込む必要がありました。

例えば、Fixup のサーバー・タスクを起動させるには、以下の手順で行います。
  1. ドミノ管理クライアントの画面で、[サーバー] - [ステータス] を選択します。
  2. 右側のツールから [タスク] - 「開始」 を選択するか、タスク・ペインで右クリックを行い「新規タスクの開始」を選択します。
  3. ダイアログ・ボックスの「新規サーバー・タスクを開始」のダイアログ・ボックスから、Fixup タスクを選択して、「詳細オプションの選択」を有効にします。

    Start New Task dialog box

  4. 「タスクの開始」ボタンをクリックします。
  5. 「基本」タブで、「すべてのデータベースを修復」か、あるいは「このデータベース、またはフォルダーのみを修復」 を選び、Fixup を行う特定のデータベース名を記入します。ここにフォルダー名を記入した場合にはフォルダー内のデータベースをすべて修復し、データベース名を記入した場合には単一の DB に対してのみ修復が実行されます。

    Basics tab

  6. 「オプション」タブをクリックして必要に応じてオプションを設定し、OK ボタンを押します。

    Options tab
この操作で、指定したサーバーに、「LOAD FIXUP -V -I -N」のコマンドを送ったことになります。

サーバー・タスクを起動する際に、「詳細オプションの選択」にチェックを入れると、そこで設定したオプションも含めた形でコマンドを発行します。

Tell コマンドを発行するには、以下の手順で行います。ここでは、ルーターのメール・ボックスを圧縮する場合を例に取っています。
  1. リストの中から "Router" を選択します。
  2. 右側に表示されたツールから、「通知」をクリックするか、タスクが一覧表示されているペインで右クリックを行い、「タスクの通知」を選択します。
  3. 「タスクの通知」のダイアログ・ボックスから、「メール・ボックス・ファイルを圧縮」を選択して、OKボタンを押します。

    Tell Router dialog box
この操作で、指定したサーバーに、「Tell Router Compact」のコマンドを送ったことになります。
 
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サーバー・タスクをモニターする
サーバー・タスクが果たす役割の中で非常に重要なものの一つにサーバー・モニターがあります。サーバー・タスクを追加した場合には、そのタスクについてもモニターしたいと考えるのが普通です。ドミノ管理クライアントでは、これも容易に行うことができ、サーバー・モニターの画面でモニターできます。(詳細については、次回で触れる予定です。)

サーバー・タスクをモニターするには、
  1. ドミノ管理クライアントから、「サーバー」タブを選択し、さらに 「モニタリング」タブを選択します。
  2. リスト・ボックスから、「ステート別」を選択します。
  3. メニューから、「モニタリング」 から、「全ての新規タスクをモニター」を選択します。
  4. ダイアログ・ボックスから、モニターしたい新規のサーバー・タスクを選択します。

    Monitor New Task dialog box
 
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カスタム・サーバー・タスクを登録するには(機能拡張方法について)
ドミノ管理クライアントは、カスタム・サーバー・タスクを自動的に認識することはできません。まず、最初にカスタム・サーバー・タスクを登録します。具体的には、domadmin.nsf に設計要素を追加してカスタム・サーバー・タスクの登録を行います。実際には、フォームを一つ追加するだけの作業です。
この作業をより簡単に済ませるには、既にあるサーバー・タスクのフォームをコピー&ペーストして、それを利用する方法を取ります。この時、コピー元として、Billing タスクのフォームを使うと良いでしょう。Billing タスクは Tell や Load コマンドを発行する際のオプションがないので、GUI のインターフェースに余計なものが組込まれておらず、シンプルなものになっています。

カスタム・サーバー・タスクを登録するには、以下の手順で行います。
  1. ドミノ・デザイナーを起動して、「ドミノ システム管理 R5」 (domadmin.nsf) を開きます。この際、サーバー経由で開くのではなく、ローカルで開きます。
  2. サーバー・タスクを定義しているフォーム一覧から、「Task \billing」を選択します。
  3. メニューから、「編集」 - 「コピー」 を選択して、続いて 「編集」 - 「貼り付け」を実行します。
  4. ダイアログ・ボックスが表示され、「テンプレートから自動的に設計を更新するか否か」を尋ねるメッセージが表示されますので、ここで 「いいえ」 を選択します。こうすることで、作成したカスタム・フォームが、今後テンプレート (domadmin.ntf) が更新された際に、上書きされることを防ぎます。
  5. 「copy of Task \billing」を開きます。
  6. 「設計」 - 「フォーム プロパティー」 を選択します。
  7. フォームに名前を付ける必要がありますので、以下の書式で設定します。これは、ドミノ管理クライアントが、サーバー・タスク用のフォームであることを認識させるために必要です。

    Task\name | task_name

    name の部分にはロードするサーバー・タスクの実行ファイル名を入れます。例えば、LOAD ANTIVIRUS とコマンドをサーバー・コンソールで発行してタスクを追加する場合には、フォーム名は、"Task\antivirus | task_antivirus." となります。これをフォーム・プロパティーのフォーム名の欄に入れます。
  8. フォーム・プロパティーのコメント欄のフィールドには、サーバー・タスクの簡潔な名前を記入します。例えば、"Anti Virus server task" などです。domadmin.nsf の他のタスク・フォームで使われている命名規則に則って記述することを推奨します。
  9. フォームを保存して閉じます。

フォーム名の確認
フォームが正しく設定されているかを確認するには、予め組み込まれているデバッグ・ツールを使います。もしフォーム名が間違っていると、サーバー・タスク定義が無効なものであるとしてドミノ管理クライアントが受け付けなくなるため、この確認作業で必ず確認しておきます。

確認の手順は以下のとおりです。
  1. domadmin.nsf のフォーム一覧を表示させ、アクション・メニューから、[表示] - [移動] を選択します
  2. 「メイン」を選択して、OK ボタンを押します。すると、「メイン」のビューが表示されます。

    View - Go To dialog box

  3. 「メイン」のビューのアクションボタンから、"Debug task form" を押します。
  4. "Debug task forms" のダイアログ・ボックスが開き、タスク・フォームの一覧が表示されますので、ここに先ほど設定したフォームが正しい名前で入っているかどうかを確認します。これで、正しく管理クライアントにタスク・フォームが認識されていることを確認できました。

    Debug task forms dialog box
新規に作成したサーバー・モニター用フォームを稼働させるには
新規に作成したフォームを、サーバー・モニタリング・ツールで使えるようにする手順を示します。

domadmin.nsf のフォーム一覧を表示させ、作成した新規タスクを開きます。そして、以下の表に示したフィールドについて記入します。その他のフィールドについては、LOAD や TELL コマンドを GUI を使って操作する際に使われるものです。これについてはパート 2 で説明する予定です。

ファイル名記入する内容
Task_name 表記名を記入します。通常サーバー・タスク名を分かりやすく記入します。ドミノ管理クライアントでタスクを起動する場合に使うダイアログ・ボックスで表示されるものですので、あまり長い名前だとダイアログ・ボックスからはみ出してしまいますので注意が必要です。
例: Domino Anti-Virus Scanner
Task_filename サーバー・アドイン・タスクのファイル名を記述します。但し、先頭のプラットフォームを示す文字は外します。これは、サーバー・コンソールでタスクを追加する際に入力するファイル名と同じ物となります。
例: antivirus
Task_monitorname "SHOW TASKS" コマンドを発行した際にサーバー・コンソールに表示されるサーバー・タスク名を記述します。この名前がコンソールのアドイン名と合致しない場合には、サーバー・モニターがタスクを検出できずサーバー・モニター画面には表示されなくなりますので注意が必要です。
例えば、HTTP サーバー・タスクのモニター名は、"HTTP Web Server" などとします。
Task_description サーバー・タスクの概要を記述します。ドミノ管理クライアント上でサーバー・タスクを開始するダイアログ・ボックスでここで記載した内容が表示されます。
例えば、HTTP Web Server では、「ドミノ サーバーが Web サーバーとして機能できるようにして、ブラウザー・クライアントがサーバーのデータベースにアクセスできるようにします。」と記述されています。

これですべての作業が終了です。サーバー・モニタリングのユーザー・インターフェースで使うカスタム・サーバー・タスク・フォームの定義が終了しました。こうして作成したタスクを実際に使用するには、ドミノ管理クライアントを再起動する必要があります。これを行わないと、新規に作成したフォームが見えません。

パート2では、LOAD や TELL のダイアログ・ボックスの作り方などについて解説していきます。

IBMはIBM Corporationの商標。
Lotus、Lotus Domino、Lotus NotesはIBMの商標。
その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

 
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