こうして作成された、イベント定義はネットワークを介してクライアントによりサーバーに登録されます。これは、クライアントのバックグラウンド・タスクで処理され、サーバーのモニター・リストに格納されます。この処理がなされる過程で、各イベント毎に、クライアントとイベントに対してユニーク ID が割り当てられます。こうして登録されたイベント定義は基本的に削除されず登録された状態になります。但し、イベント定義が登録されてから 21 日間のあいだクライアントからのアクセスがなかった場合、あるいは設定を消去した場合やクライアントの購読機能を無効にした場合にはこの登録されたイベントは消去されます。
サーバー側にはモニター・リストに登録されたイベント定義が保持されており、サーバー上のデータベース内の文書に変更 (作成を含む) が発生すると、イベント定義と照らし合わせ合致するものがないかを確認します。合致するものがあった場合には、記録が必要と判断して、NSFNoteUpdate を実行します。これはメモリー上の文書をサーバーに書き込み、文書のサマリー情報を記録する API ファンクションです。このサマリー情報が購読の結果として購読イベント・リストに保存されます。
サーバー側に関しては、サーバーは各クライアントから送られてくる計算式やイベント定義について、同じ内容のものがないか識別する機能を持っています。この機能により。同じ計算式が送られてきた場合には、メモリー上に複数の同じ内容を展開するのではなく、ひとつしか置かないようにし、クライアント ID のリストと共に格納するようになっています。これにより、同じ計算式でサーバーが何度もチェックをかけないようになり、さほどパフォーマンスへ影響しないようになっています。また、クライアント上でイベント定義を保持しておく仕組みにより、サーバーは適宜イベント定義を破棄できるように設計されています。実際には、メモリー上で保持しているイベントが多くなってきた場合や登録されて 21 日以上クライアントからチェックされていないイベント定義については自動的に破棄されます。