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Iris Today Archives

インタビュー:ローミング・ユーザーについて


Lotus Software
Interview by Laura Rutherford
レベル:中級者
対象:すべて
原文の掲載:2000年5月1日

Iris Today Archivesの原文

インデックス
ローミング・ユーザーという概念について説明してください。
なぜ、次のメジャー・リリースにローミング・ユーザー機能を搭載しようと考えているのですか?
ローミング・ユーザーにはどのようなタイプがあり、そしてどのような特長があるのか教えてください。
複数のコンピューター上で自分のデスクトップ環境を持つことを可能にするのには、どのようなことが必要なのですか?
ユーザーがローミング・ユーザーとして登録すると、どのマシンからでも自分のデスクトップにアクセスできるようになるのですか?
再同期について、またそれが複製とどのように違うのか教えてください。
ローカル・モードとサーバー・モードで作業をする利点をそれぞれもう一度説明してください。
ユーザーがローミングする際、ファイルやデータベースといったものには、どのようなセキュリティーが提供されるのですか?
ローミング・ユーザーの機能は、OS のセキュリティー機能を利用するのですか?
ユーザーがローカル・マシン上でローミングした後、マシンにデータを残すことになるのですか?
ユーザーが複数のマシンを使っている場合、どのように設定やファイル、データベースを最新の状態に保つのですか?
どのようにローミング・ユーザーとして登録されるのですか?
他のローミング・ユーザーが自分のマシンを使用できないように設定することはできるのですか?
ノーツのローミング・ユーザーに関するテクノロジーは、他社のものとどのように違うのですか?
ローミング・ユーザーのテクノロジーを利用するユーザーは、これから増えると思いますか?
Pam について
Lauraについて

自分のノーツのデスクトップ環境をどのマシン上でも再現できることが、ローミングの基本的な考え方です。このインタビューでは、通常と同じだけのセキュリティーや複製機能といったものを維持しながらも、より多くの自由度をユーザー提供する「ユーザー・ローミング機能」について、Iris の開発者のひとり、Pam Taylor-Paris に話を聞きました。

ローミング・ユーザーという概念について説明してください。
ノーツ・クライアントを複数のマシンで使っていながらも、どこでも常に同じノーツのデスクトップ環境で使えるユーザーのことをローミング・ユーザーと呼んでいます。基本的には、デスクトップ環境がユーザーについて回る、という考え方です。現在のノーツはその構造上、デスクトップ環境は各マシンにのみ結びつく仕組みになっています。例えば、一つのマシンにいくつかのローカル・データベースが搭載されています。そのため、ローミング・ユーザー機能では、そのようなデータベースやその他のデスクトップ環境に関する情報を取りだし、他のマシンからもアクセスできるようにします。
 
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なぜ、次のメジャー・リリースにローミング・ユーザー機能を搭載しようと考えているのですか?
多くの要望があったからです。R4 以降、その要望を非常に多く聞いていましたので、計画していたことではあったのですが、R5 では実現しませんでした。最終的に製品として完成した R5 では新たにローカル・データベースが加わったため、R4 以来考えていた仕組みを使ってローミングの機能をR5で実現することができず、ローミングの機能はユーザーの手からは遠のいてしまいました。そこで、私たちは Notes.net を見たり、ユーザーからのフィードバックを集めた結果、ローミング・ユーザー機能はユーザーに求められているものだという結論に達しました。より多くの人たちが「一つの特定のコンピューターではなく複数のユーザーが一つのコンピューターを使い、複数の拠点に移動し、複数の場所で仕事をする」という業務形態に移行してきています。そして、このような業務形態の会社は、従業員にノート型パソコンを持たせる、ということをしない、あるいはそうすることができないのです。現時点では、どこにいても同じデスクトップ環境を実現するにはノート型パソコンを持ち歩くしかありません。

Pam Taylor-Paris
 
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ローミング・ユーザーにはどのようなタイプがあり、そしてどのような特長があるのか教えてください。
ローミング・ユーザーという言葉を聞いて、思い浮かべることは人によって違うでしょう。
基本的には、デスクトップ環境をどこか1ヵ所に保存しておき、どこからでも同じ作業環境を実現できるユーザーのことをローミング・ユーザーと呼んでいます。ローミング・ユーザーや複数のユーザーによるコンピューターの共有形態において、必要性があると考えられるものには3つのタイプがあります。1つめはユーザーがいろいろな場所を移動する場合、2つめは複数のユーザーが1つのコンピューターを使う場合、そして3つめは複数のユーザーがいろいろな場所を移動し、移動先でコンピューターを共有する場合です。

いろいろな場所に移動し、それぞれの移動先に自分専用のコンピューターを持っている形態のユーザーを純粋な意味での「ローミング・ユーザー」と言います。例えば、ケンブリッジとロサンジェルスのオフィスに1台ずつコンピューターを持っていて、その間を頻繁に行き来するユーザーがいるという前提で、この2つのコンピューターに同じデスクトップ環境を持たせたいとします。ここでは、コンピューターは2つとも1人のユーザー専用で、他のユーザーは使いません。

また、複数のユーザーが同一のコンピューターを使っていて、一人一人が別のデスクトップを持っている場合のことを、純粋な意味での「マルチユーザー・マシン」、あるいは「共有(shared)マシン」と言います。現時点では、複数のユーザーはデータのディレクトリを共有していて、個人アドレス帳や、NOTES.INI ファイルも同じものを使っているので、一人一人が自分専用のデスクトップ環境を持っているというわけではありません。

マルチユーザー・マシン(複数のユーザーによって共有されているマシン)をローミング・ユーザーが使用するケースというのは、何人かのユーザーが、どこか1ヵ所にデスクトップ環境を保管し、コンピューターを共有する場合です。例えば、500人の従業員が、200台のコンピューターを共有していて、自分専用のオフィスを持っている人は誰もいないとします。この形態では、一人一人の従業員のデスクトップ環境を1個所に保管すると同時に、すべてのコンピューターが複数のノーツ・ユーザーのデータ・ディレクトリーを保持できることが必要になります。
 
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複数のコンピューター上で自分のデスクトップ環境を持つことを可能にするのには、どのようなことが必要なのですか?
これには2つのステップがあります。1つは、デスクトップ環境を1ヵ所に集中的に保管するということです。ブックマーク・ファイルや、個人アドレス帳、そして ID ファイルをどこか1ヵ所に置くことによって、組織内のどこからでも取り出すことができるようになります。

2つめは、ユーザーが移動先についた時に、ローカル・マシンにデスクトップ環境を取りこむというステップです。私たちは、この問題への取り組みの一環として、ユーザーのデスクトップ環境のどの部分が、その人の作業の仕方を決める要素となっているのか、ということを考えてきました。これらこそが、ユーザーが移動する際に、ユーザーについて回るべき部分なのです。また、これらの部分を、どのようにユーザーが作業するマシンに取りこみ、サーバーに保管されている情報や、ユーザーが次にローミングを行うコンピューターと同期、更新させるか、ということについても考慮してきました。

まとめますと、一つはサーバー上に情報を保管すること、そしてもう一つがその情報をコンピューターに取りこむ、という2つの大きなステップがあるということです。
 
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ユーザーがローミング・ユーザーとして登録すると、どのマシンからでも自分のデスクトップにアクセスできるようになるのですか?
はい、できます。これには、ノーツについている複製機能を使い、個人アドレス帳やブックマーク、ヘッドラインといったデスクトップのローミングに必要なノーツのデータベース・ファイルを複製します。この機能によって、同じユーザーが複数のマシンでローミングをする時に発生した変化を、非常に効率よく同期させることができます。例えば、あるマシン上にある自分の個人アドレス帳に新規のアドレスを追加し、それを複製したりファイルをもとのサーバーに「ローミング・ファイルの再同期」と呼ばれる作業を行ったとしましょう。そこで、別のマシンに移り、再同期すると、こちらのデスクトップでもちゃんと新規のアドレスが追加されています。
 
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再同期について、またそれが複製とどのように違うのか教えてください。
まず、「サーバー・モード」と「ローカル・モード」の違いについて説明したいと思います。ユーザーは、ローミング・ユーザー機能を利用するときに、このどちらを選ぶこともできます。

サーバー・モードでは、すべての情報をサーバーに残したまま、そのサーバーにアクセスします。利点としては、ローミング・データベースに起こる変化は、すべてリアルタイムで起こるということで、この場合には再同期は必要ありません。ローカルに取りこまれた複製ではなく、元のローミング・データベース自体にアクセスしているからです。別のコンピューターに移ったとしても、同じデータベースにアクセスしていることになります。不利な点としては、データベースにアクセスするたびにネットワークにアクセスする形になり、特にブックマークや個人アドレス帳のデータベースではアクセス回数が非常に多くなってしまうということです。ですから、ユーザーがクライアント・マシンにスピードを要求する場合は、これらのデータベースをローカル・マシンに取りこんでしまう方がいいでしょう。

逆にデータベースをローカル・マシンに取りこむ場合のデメリットは、ローカル・マシンにディスク・スペースが必要になるということです。もしユーザーが、サーバー上のローミング・データベースにアクセスし、ローカル・マシンに複製しない場合は、最初に接続する際には早くても、作業をする時に毎回サーバーにアクセスしなければなりません。また、ローカル・マシンにデータベースを取りこんだ場合は、最初に接続してデータを取りこむ際に時間がかかってしまうほか、それを保管するのにディスク・スペースが必要ですが、作業をはじめてからのアクセスははるかに高速になります。

つまり、再同期というのは、まずファイルをローカル・マシンに取りこみ、ローカル・マシン上で行った変更を、元の1ヵ所に保管されているデータに書きこむことによって、他のマシン上のデスクトップ環境にもその変更を反映させるという仕組みのことです。ここで考えなければならないのは、どの時点で再同期を行い、ノーツ データベース以外のファイルをどのようにして再同期するか、ということです。

ほとんどの再同期は、複製の作業を指し、ユーザーのローミング・ファイルを再同期するということは、ノーツ データベースを複製するということです。しかし、ユーザーの ID ファイルや、辞書、NOTES.INI ファイルに保存されたプリファレンス設定といった、複製を行う事ができないファイル形式にも対処しなくてはなりません。再同期という作業は、単に複製作業ではないというわけです。
 
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ローカル・モードとサーバー・モードで作業をする利点をそれぞれもう一度説明してください。
ローカル・モードでは、ネットワーク経由でファイルへのアクセスする速度に左右されません。必要なものはすべてローカル・マシンに取りこまれるので、そこにアクセスします。ですから、ローカル・モードで作業しているなら、ネットワークとの接続コネクターをはずして、自由にコンピューターを持ち歩いてもいいわけです。例えば、複数の人が何台かある共有用ノート型パソコンのうちの1台を使い、毎週彼らが別のマシンを使うという前提で、自分のデスクトップ環境を持ちたい、というような場合でも、誰がどのノート型を使うか、ということは問題にはなりません。ローカル・モードで、ローミング・ファイルを取りこんでしまえばよく、接続コネクターをはずしてどこにでも移動する事ができます。ローカル・モードでは1台のコンピューターを共有する複数のユーザーが、接続することなく自由に持ち歩くことを可能にするのです。

サーバー・モードはこの反対です。例えば、マシン上でちょっとした作業をしたいとしましょう。必要なデータをすべてローカル・マシンに取りこむというのは気が進みません。取りこむのに時間がかかってしまう、あるいはローカル・マシン上にディスク・スペースが必要になってしまうからです。このような場合は、データをサーバーに残し、そのサーバーにアクセスします。あるいは、会社の PC に充分な容量のハードディスクが搭載されておらず、各社員がデータ・ディレクトリーをローカル・マシン上に取りこんで作業するのが好ましくないような場合も、すべてのデータをサーバーに保管しておいて、ローミングする際にはサーバー・モードで作業すればいいのです。
 
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ユーザーがローミングする際、ファイルやデータベースといったものには、どのようなセキュリティーが提供されるのですか?
現時点では、ACL (Access Control List) というデータベース・セキュリティー・モデルを使用しており、これは許可されていないユーザーがデータベースにアクセスすることを防ぎます。このモデルはローミング・ユーザーにも適用されます。また、ローカル・データベースを暗号化して、ユーザーID と許可がなければ解読できないようにすることも可能です。この暗号化によって、一層強力なセキュリティーをローカル・データベースに施すことができます。この ACL と暗号化機能は現在すでにノーツやドミノに搭載されており、新しいものではありません。
 
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ローミング・ユーザーの機能は、OS のセキュリティー機能を利用するのですか?
はい。もし Windows NT のシステム・ドライブが、NTFS [NT File System] でフォーマットされているなら、ユーザーはお互いのユーザー・プロフィールを閲覧することはできません。私たちの製品ではユーザーのデータ・ディレクトリーは、OS のユーザー・プロフィールの下に保管されており、ユーザーに関する情報は、すべて他のユーザーの情報と別々になっています。ですから、 Windows NT にログインし、ユーザー・プロフィールを見ても、自分のものしか見ることができません。つまりあなたのマシンが NTFS でフォーマットされていれば、もう1つのセキュリティー機能が得られるというわけです。しかし、この機能をはずして考えてみたとしても、データベースを暗号化できるほか、ACL も搭載しているわけで、なおかつもし OS が上に書いたような機能を持っていれば、誰もあなたのデータ・ディレクトリーがどこにあるかすら分からない、ということになります。
 
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ユーザーがローカル・マシン上でローミングした後、マシンにデータを残すことになるのですか?
ユーザーは、データを残すこともできますし、データを「クリーンアップ」することもできます。クリーンアップは、基本的にはユーザーのデータ・ディレクトリーを、ローカル・マシンから消去することを指します。作業形態によって、どちらがいいかユーザーが決めることになります。

例えば、あなたのオフィスがペンキの塗り替えをしているので、同僚のコンピューターを1日使うといった場合でも、必要なデータを取りこむことによって、いつものデスクトップ環境で作業することができます。その日の作業が終ったら、もうそのマシンは使うことがないか、あったとしてもすぐではないので、自分のデータを残しておく必要はないと分かっています。このような場合は、クリーンアップ、つまり「このコンピューターをシャットダウンするときに、すべてのデータを消去する」という選択をします。当然、今日1日の作業で加えた変更を失いたくはないので、クリーンアップの前にまず再同期が行われ、変更点はすべてサーバーに送られます。つまり、ローカル・マシンで変更を加え、シャットダウンの過程で自分のクライアントを閉じる際に、ローミング・ファイルを再同期し、そのマシンをクリーンアップします。
 
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ユーザーが複数のマシンを使っている場合、どのように設定やファイル、データベースを最新の状態に保つのですか?
クライアントを起動させる時、またシャットダウンする時に再同期が行われます。また、レプリケーター・ページに再同期を加えることで、複製スケジュールに従って再同期を行うこともできます。
 
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どのようにローミング・ユーザーとして登録されるのですか?
新規ユーザー登録では、このユーザーはローミング・ユーザーである、ということを示すチェック・ボックスを使います。次に、システム管理者は、どのローミング・サーバー (ユーザーのローミング・ファイルが保管されるサーバー) を使うかを指定しますが、そのローミング・サーバーには、ユーザーのホーム・メール・サーバーと同じものを指定することを推奨しています。そして、指定されたローミング・サーバー上にそのユーザーのサブディレクトリーが作成され、さらにその中に、個人アドレス帳、ブックマーク、ヘッドライン・データベースが作成されます。新規ユーザーが初めてクライアントを起動する時にセットアップを行い (どのマシンから起動するかは問いません。)、この時にサーバー・モードでローミング・ファイルにアクセスするか、ローカル・モードでローミング・ファイルがローカル・マシンに取りこまれます。

また、すでに登録されているユーザーがローミング・ファイルをサーバーに送ることを可能にするアップグレード・ツールや、システム管理者が任意のユーザーにローミングを許可させる管理ツールなども搭載します。
 
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他のローミング・ユーザーが自分のマシンを使用できないように設定することはできるのですか?
可能です。ノーツ・クライアントをインストールする時に、そのマシンをシングル (単一) ユーザー機にするか、マルチ (複数) ユーザー機にするかを選択できるようにする予定です。シングルユーザー機に設定すれば、1人のユーザー用にしかセットアップされません。この場合、そのユーザーだけがローミングできるようになり、中央に保管されたファイルを取りこむことができますが、他のユーザーはこのマシンにデータ・ディレクトリーを取りこむことができなくなります。

また、現在搭載されている ID 切り替え機能では、ノーツ・クライアントが起動している時に、もう1つのユーザー ID に切り替えることが可能ですが、ユーザーがそのマシン上に自分のデスクトップや、自分の専用のファイル・ディレクトリを持つしくみは現状と同じようにはできない予定です。
 
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ノーツのローミング・ユーザーに関するテクノロジーは、他社のものとどのように違うのですか?
Windows 2000 も、ローミング・ユーザーの概念を持っています。Windows 2000 では、ユーザー・プロフィールの一部分をローミング・プロフィールと呼び、もしユーザーがローミング・ユーザーであれば、そのサブディレクトリーにあるファイルはローミングすることができます。つまり、マシンにログオンすると、ローミング・プロフィールのサブディレクトリーにあるファイルは自動的にすべてサーバーから複製され、ログオフするときには複製されて、サーバーに戻されます。Windows 2000 対応にするために、私たちの製品はこの形式をサポートしなければなりませんし、実際にサポートを実現します。ですから、もしそうしたい場合は、Windows 2000 の方式を取ることもできます。

Windows 2000 で Microsoft は、ユーザー・プロフィールの下に、アプリケーションが各ユーザー毎にローミング・データを保存するサブディレクトリーと、各ユーザー毎に非ローミング・データを保存するサブディレクトリーを明確に分けました。私たちの製品は、後者のユーザー毎の非ローミング・データ用サブディレクトリーにデータを保存し、独自にローミング、つまり再同期します。この理由は、複数のマシン上でなされた変更点を同調させる場合、複製や再同期という方式のほうが、Windows 2000 のローミング・ユーザー用のツールに比べてはるかに強力だからです。Windows 2000 のツールでは、どのようなファイルや情報を扱っているのかについてあまり考慮された作りになっておらず、ただファイルを複製したり戻したりするだけです。私たちは、十分な情報をもとにして、ファイルを扱う方法を持っているので、この機能だけではなく、他の分野でも独自の方法を取り入れています。どのようなデータベースを扱っているのかを知っているし、複製について詳しいノウハウを持っています。そして、再同期をより頻繁に行うようにしています。
 
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ローミング・ユーザーのテクノロジーを利用するユーザーは、これから増えると思いますか?
はい。今年 Lotusphere で、同じ分野の人たち集まって、この機能についてのセッションを行いました。155人が部屋に集まり、満席になったために参加できなかった人が 20人もいました。そこでは、皆熱心で、「この機能を今実現するには、相当の苦労が必要だろう」という意見が聞かれましたが、2年前には今ほどの勢いがありませんでした。

私はいつも口癖のように言っています。「 Eメールや株価情報をブラウザー搭載の携帯電話でチェックできるこの時代に、1つのマシンに縛られたい人がいるだろうか」と。私たちは消費者として、コンピューター以外の何のハードウェアにも縛られていません。何もかもが、「何でもどこででもできる」という形態に移行してきています。この方向で未来に向かっていくとすれば、ローミング・ユーザーのテクノロジーは、より重要なものになるでしょう。
 
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Pam について
Pam Taylor-Paris は、Iris Associates で主任ソフトウェア・エンジニアを務めるほか、ノーツ・クライアントのローミング・ユーザー、そしてマルチユーザー機能のデザイン、開発においてリーダーとして活躍しています。また、R5 においては、インターネット・プロトコルのチームに所属して、IMAP クライアントの開発に携わりました。Iris の前は、Lotus Notes ViP と Lotus SmartSuite の開発者として勤務していました。Pam は University of Vermont でコンピューター・サイエンスの学位を取得し、現在では2人の子供 Trevor と Nicole の母親として、スキーやガーデニング、そして水上スポーツなどを楽しむ毎日を送っています。

Lauraについて
Lauraはユーザー・アシスタント・ライターとしてロータスに勤務していましたが、娘のKateが1999年の1月に生まれた時に退社しました。今は、仕事に終われて徹夜していた頃を思い出しながら、ベビー・フードと格闘する毎日を送っています。Lauraは娘、夫、そして2匹のペットの犬を愛し、家族みんなでハイキングをするのが好きだそうで、この他にも凍らせたカプチーノ、チーズ、ピザ、SudburyのSierrasというレストランのマルガリータ(プレーンでもオンザロックでも塩抜きでも)が好きとのこと。

IBMはIBM Corporationの商標。
Lotus、Lotus Domino、Lotus NotesはIBMの商標。
その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

 
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