World Wide Web は、その性質から自然とグローバルなものであり、すなわちマルチリンガルなものです。そしてほとんどのグローバル企業では、マルチリンガル機能は必須です。世界中にオフィスがあるので、情報を全社員と顧客に、複数の言語で伝達できる能力を持ったクライアントやサーバーが必要になります。
ある小売業者は、ブラジルとベルリンにある配送センターにリンクされているサーバーを、ロンドンと東京のメイン・オフィスに置いているとしましょう。2大陸
50 都市の小売販売の合計は、同じサーバーにつながっています。ドイツの在庫管理者からパリの販売員まで各ユーザーは、これらのアプリケーションを簡単に、そして自信を持って使いこなさなければなりません。つまり、これらのユーザーが最も得意とする言語で使用する、ということです。さらに、すべてのサイトに楽々と情報が供給され、企業の
Web サイトも各地域のマーケットに対して、すべての言語で情報を提供することも重要になります。
急増する排他的なコード・ページの問題を解決すべく、ハイテック・コミュニティーのメンバー(ロータスと
IBM を含む)が 1991 年に Unicode コンソーシアムを結成しました。協会の目標は「プラットフォーム、プログラム、言語に関係なく、各文字に対して固有の番号を提供する」ことです。これを、今日まで何百ものコード・ページの中に存在するものの代わりに、Unicode
は単一のコード・ページを行います。ノーツとドミノは、今日広く利用されている他のネイティブ・オペレーティング・システムの文字セットとともに、Unicode
もサポートしています。
文字セット処理はグローバリゼーション・サポートの1つであり、ロケール(Locale)がもう1つです。ナディーヌ・カノーの著書である
Developing International Software(インターナショナルなソフトウェアを開発する)で、ロケールは「言語、国、文化変換に依存する、ユーザー環境の一機能」と定義されています。これには例えば、日付のフォーマット、通貨記号、ソートの順番などが入ります。
ロケールは、マシンのオペレーティング・システム上でセットされます。ドミノとノーツはロケールからの情報を利用して、ユーザーのためにデータを適切に表示します。ロケールが与える影響の1つは、メール文書の日付のフォーマットです。日付表示のフォーマットはユーザーのロケールから引き出されるのです。したがって、あなたがノーツ・クライアントを使っていて、オペレーティング・システム・ロケールを英語
- US にセットしてあれば、日付は mm/dd/yy で表示されます。一方あなたのオペレーティング・システム・ロケールが英語
- UK にセットされている場合、日付は dd/mm/yy で表示されるのです。
ロータス ノーツ・クライアントには 25 以上の National Language のバージョン(national
language versions, NLV)があります。NLV は基礎を成す文字セットとローカル・サポートをともに、翻訳されたユーザー・インターフェース、テンプレート、そしてユーザー・アシスタント・コンポーネントをも提供しています。次の画像はその一例です。
これ以外にもロータス ノーツ・クライアントは、基礎を成す文字セットとロケール・サポートを、さらに
15 の言語に提供しています。これが NLS (national language support)と呼ばれるものです。結果的に、世界の
99% の IT 市場がノーツ・クライアント言語バージョンによってカバーされたことになります。
ドミノ サーバーは、完全に翻訳された状態でアジア、ラテン・アメリカ、西ヨーロッパの9つの言語のバージョンが入手可能です。サーバー・ランゲージ・パック(LP)は多くのプラットフォーム上で、グローバル・イングリッシュ・サーバー(Global
English Server)に追加できる言語で利用可能になっており、40 以上のエンド・ユーザーの言語をサポートするとともに、サーバー管理者のために安定した英語
UI を保っています。
ノーツ/ドミノの言語バージョンとサポートには、現在ノーツ・クライアントとドミノ サーバーで利用可能な言語がリストアップされています。
一般的に、翻訳されたバージョンのノーツ・クライアントを利用する方が望ましいのですが、規模の大きいグローバル企業は典型的にグローバル・イングリッシュ・サーバー、そして翻訳されたテンプレートとユーザー・アシスタント・ランゲージ・パック(User
Assistance Language Packs)を使用しています。こうすることにより柔軟性が増し、重要な情報をエンド・ユーザーの言語で提供することができるのです。
ユーザーは日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、タイ語、アラブ語、またはヘブライ語を必要とするか?必要とする場合、それぞれの言語の
Windows 95、Windows 98、Windows NT が必要です。また Windows 2000 は全言語の入力に対応しているので、どのバージョンのものでも使用できます。
グローバルな Web は、国際企業にとっては大きな存在です。多少の追加設定を行うことで、ドミノ
Web サーバーは容易にマルチリンガル・ユーザーをサポートできます。MIME メッセージに文字セット情報が含まれているように、
Web ページにも文字セット情報が含まれています。ドミノが Web にページを公開するとき、ページを表示させるためにどの文字セットが必要かを判別するため、ブラウザーはこの情報を読み取らなくてはなりません。この情報に誤りがあると、ブラウザーはページを表示させることができません。サーバー文書内の文字セットマップを設定することで、ドミノは
Web にページを公開するときに、必ず正しい文字セット情報を組み込ませることができるのです。
HTTP Web 公開のデフォルト文字セットを設定するには、ドミノ管理クライアント内のサーバー文書を開いてください。[インターネット]
タブ、[Domino Web Engine] タブの順にクリックしてください。文字マップ設定は、この文書の右下にあります。