他の人から判別しやすいパスワードを、ユーザー・パスワードに設定してしまうことはよくあることです。これは、覚え易いものをパスワードに設定するからです。しかし、覚えやすいパスワードは、ユーザー ID ファイル(その延長として、あなたの会社の情報など)をいつも安全に保管しておけるものではありません。
R5 より以前のバージョンでは、パスワードの効果は、その長さに依存していました。それまで、もっぱらパスワードの長さだけに頼っていましたが、R5 をリリースするにあたり、代わりにパスワード・クオリティー・アルゴリズムを採用することで、この機能を強化しました。このアルゴリズムは、ユーザー ID ファイルを保護するため、ユーザーがより良いパスワードが持てるように設計されています。
デフォルトとして、ドミノはユーザーにパスワード・クオリティー「8」を定義しています。しかし、管理者は[登録]ダイアログ・ボックスでパスワードのレベルを上げたり下げたりできます。(デフォルト値も制御できます。詳細については、デフォルト・パスワード・クオリティーの設定のセクションを参照してください。)割り当てたパスワード・クオリティー値は、登録している間はユーザー ID ファイルに保存されます。そしてユーザーがパスワードを変更するときには、ノーツはパスワード・クオリティー値を入力するよう促します。
ユーザーが、ユーザーのパスワードを変更したいときはいつでも変更できます。例えば、パスワード・チェック(確認)が有効ならば、パスワード変更期間に従うために、パスワードを変更するように促されるでしょう。さらにパスワード・チェックが有効ならば、ノーツはユーザー ID ファイル中にパスワード履歴を保存しているため、パスワードの再利用を防ぎます。(パスワード確認の詳細については、Iris Today の記事、パスワード・チェックを参照してください。)
パスワードのパスワード・クオリティー値が、要求するパスワード・クオリティー値以下であれば、パスワードは受け付けられず、ユーザーに、「パスワードが適切ではありません。文字を追加するか、異なる文字列にして下さい。(Your password is insufficiently complex. Add more characters or varied characters.)」というメッセージが表示されます。
デフォルト・パスワード・クオリティーの設定
前述したように、ユーザーのデフォルト・パスワード・クオリティーは「8」になっています。認証者 ID のデフォルトは「10」、そしてサーバーのデフォルトは、「0」になっています。システム管理プリファレンスから「ID ファイル設定」ダイアログ・ボックスを開き、このダイアログ・ボックスでこれらのデフォルトを変更することができます。