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IBM Workplace入門 第1回
(技術情報)
ソフトウェア事業 Lotusテクニカル・セールス&サービス 行木 陽子 (最終更新日: 2006年2月)
はじめに
当技術情報は、IBM Workplaceならびに関連するLotus製品の理解を深めていただくために執筆したもので、3回に分けてお送りいたします。
ワークプレースとは
みなさんは、「ワークプレース」という言葉から何を想像するでしょうか。直訳すると「仕事場」ですが、単なる仕事をする場所ではなく、社員一人ひとりが効率的で生産性の高い仕事をすることができる環境を、我々は「ワークプレース」と呼んでいます。社員が担当業務をこなそうとすると、多くの場合、情報を収集したり、関係する部署や社外の取引先と情報交換し、上司や同僚と協力しながら進めていくプロセスが発生します。しかし、この過程で「必要な情報がみつからない、探すのに手間がかかる」「メンバーとの日程調整がうまくいかず情報交換ができない」「打ち合わせのたびに事業所や取引会社との間を移動しなくてはならない」といった無駄な手間や時間が、効率的に仕事をする上で妨げになることがよくあります。
こうした無駄を解消し、お客様のニーズに迅速に対応し、新たなビジネスチャンスを獲得するためには、各社員がそれぞれの役割にしたがって、必要な「情報」を、必要な時に、必要な「人」と、必要な形で共有し、スムーズなコラボレーションができる「ワークプレース」が必要となります。
IBM Workplaceの概要
IBMは、オンデマンド・ビジネスを支えるための新しいソフトウエア戦略としてIBM Workplaceを発表しました。オンデマンド・ビジネスとは、ビジネス・プロセスが社内のみならず、協業企業、取引先およびお客様ともリアルタイムに連携できるように統合されており、お客様の多様なニーズ、市場のチャンス、そして外的な脅威にも迅速に対応できるビジネスを実践することです。これまで、オンデマンド・ビジネスを支えるシステム基盤の構築というと、ビジネス・プロセスの統合やデーターの統合といったバックエンド統合に焦点をあてたアプローチが多かったと思います。
しかしながら、業務を遂行する社員一人ひとりに主体を置き、いかに、その生産性を高める環境を構築するかに焦点をあてたアプローチも、「人」を最大限に活用し、そのパワーを企業の競争力に転換し、オンデマンド・ビジネスを実現する上で、非常に大切であると考えます。IBM Workplaceは、業務を遂行する人間に主体を置き、企業内に散在する「人」、「ビジネス プロセス」、「アプリケーション」、「コンテンツ」に対して迅速に効率よく柔軟にアクセスする仕組みを提供するため、これまでフロントエンド統合として位置づけられてきた領域に必要となる要件を明確に定義し、そのソリューションを提供します。
図.IBM Workplaceの概要
このコラムでは、IBM Workplaceを構成するミドルウェアとして、新しく発表された
IBM Workplace Collaboration Services 2.6
(WCS) と
IBM Workplace Managed Client 2.6
(WMC)について紐解いていきます。
WCSは、WebSphere Portalを基盤としたコラボレーション環境を提供する製品で、場所や時間の制約を超えて、人間が仕事をより効果的に行うための「ワークプレース」を実現します。製品を構成する各製品コンポーネントには、電子メール、カレンダー機能、在席確認、インスタント・メッセージング、ラーニング、チーム・スペース、Web会議、文書管理などがあり、統合されたコラボレーション環境を提供します。
IBM Workplace Team Collaboration(チーム・スペース)
IBM Workplace Documents(文書管理)
IBM Workplace Messaging(電子メール・カレンダー)
IBM Workplace Collaborative Learning(ラーニング)
WMCは、クライアント側にユーザーの生産性を高める機能を実装し、運用の利便性を高めるサーバー側からの集中管理機能を実現した、クライアント環境を一新させる次世代デスクトップ・ミドルウェアです。オープンソースであるEclipseを基盤コンポーネントとして採用し、Eclipse RCP(Rich Client Platform)上にフレキシブルで拡張性豊かなアプリケーションを実装しています。
次回は、WCSについて詳しく見ていきます。
特記事項
本資料の記載内容は、正式な日本IBMのテストやレビューを受けておりません。内容について、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじめご了承ください。
掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事はご遠慮ください。
本資料の著作権は日本IBMにあります。非営利目的の個人利用の場合において、自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止させていただきます。
この資料は単独ページでの配布、使用を禁止します。
IBMはIBM Corporationの商標。Lotus、Lotus Domino、Lotus NotesはIBMの商標。その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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