Lotusphere 2002のOpening General Sessionで、Lotus General ManagerのAl Zollar氏は、サーバー・ヘルス・モニタリング(Server Health Monitoring)の重要性をアナウンスした。彼は、Tivoliの新製品であるServer Helath Management and Plannning Toolset(Server Health Monitoringを含む)はDominoの管理者の作業方法を根本から変更するであろうと語っている。このツールは、サーバーの可用性を高め、既存のリソースをより有効に活用し、Dominoサーバーのレスポンスを改善する。また、TCO(Total Cost of Ownership)を削減する効果もある。
簡潔に言うと、Dominoサーバー・ヘルス・モニタリングは、サーバーを監視・分析し、綿密な注意を必要とする兆候が現れたときにそれを通知するツールである。よく使われる格言の「転ばぬ先の杖」という意味合いに近い。このツールは一度だけ診断するのではなく、モニタリングは常に行われる(24 x 7体制)。管理者はつきっきりにならなくてもよく、他の作業をしている間に、モニタリングと分析が並行して行われる。また、通常のチェックでも、レビューする時間がないときでも、管理者は計測が一定の監視下に置かれていることを確信できる。
この記事では詳しくは触れないが、他の計測のセットも、有効にしておくとサーバー・ヘルス・モニタリングで使用できる。これらはQOS(Quality of Service)統計として知られている。これらの統計は、特定のサーバータスクのレスポンスタイプの計測に使用される。この統計セットの設定方法については、「Domino R5システム管理ヘルプ」を参照してほしい。サーバーのNOTES.INIファイルにあるDomino Server Taskパラメータも、モニタリングタスク用に"runjava ispy"を含むように変更する。
「ファイル」?「プリファレンス」?「システム管理」を選択し、「システム管理プリファレンス」ダイアログボックスで「モニタリング」タブをクリックし、「Generate server health statistics and reports」チェックボックスを選択する。これで、統計の収集、分析、推奨事項の生成が有効になる。このオプションはデフォルトでは選択されていないので、サーバー・ヘルス・モニタリングを使用するときは必ず選択しなければならない。
2.
.「Historical Charting」を有効にするために、「Statistics」タブをクリックし、「Generate statistic reports while monitoring or charting statistics」チェックボックスを選択する。サーバーの状態を時系列的に分析するために、このオプションの選択が必要となる。情報はクライアントのMonitoring Resultsデータベース(statrep*.nsf)にローカルに保存される。このオプションはデフォルトでは選択されない。
「Current Health Reports」ビューにDominoサーバーのリストが再び表示されるが、今度は深刻度でソートされている。一番上が赤色のサーバーで最もクリティカルな状態、次が黄色で注意が必要な状態、そして一番下が緑色で健康な状態の順になる。このビューでも、多くの情報がコンパクトなフォーマットで表示されている。もう少し詳しく見ていこう。
サーバー・ヘルス・モニタリングは、システムの特性と仕様に基づいて、問題に対する推奨事項を生成する。サーバー用の「Overall Health Report」には、多くの情報がまとめられている。それぞれの情報には、十分な考察が加えられたさまざまな分析が用いられている。サーバーの「Overall Health Report」を見るには、「Current Report」ビューに表示されているサーバーをダブルクリックする。
「Configuration Issue」セクションには、前に進むのに必要なアクションのリストが表示されている。この例だと、「Logical Disk Performance Counters」を有効にすることである。このアクションを実行すると、サーバー・ヘルス・モニタリングが他のシステムコンポーネントをモニターできるようになる。このケースでは、ディスクアクティビティをモニターしていないことが問題の原因である。特に、トラフィックの量や、共有および配布する情報量が増えている場合に、このモニタリングは重要になる。
この時点で振り返ってみよう。短時間のうちに、最小限の努力でかなりのレベルまで進んだ。自分自身でモニタリングしなくても、最適な結果を得られることがわかった。また、より注意が必要な点についても、正確に報告される。これにより、Domino Performance Team が推奨するテクニックに基づいて、問題となる状況へのアプローチ方法が得られるであろう。
ここで、読者の方にお願いがある。私たちは、Dominoサーバー・ヘルス・モニタリングのナレッジマネジメント(分析や推奨事項など)をできるだけ正確に、そして完全なものにしたいと思っている。このツールを使用し、このツールで検出できない問題に遭遇したときは、ぜひそれを知らせてほしい。同様に、成功したケースや使い方の別のシナリオがあるときは、それも知らせてほしい。なお、ご連絡の際は、サーバーの最新の健康状態が保存されているdommon.nsfのコピーと、統計情報が含まれているシステム管理クライアントのstatrep.nsfのコピーを添えていただけると役に立つ。なお、システム管理クライアントのNOTES.INIファイルでREDZONE_SAVE_AFTER_EVAL=1を設定すると、効果的な追加分析情報がdommon.nsfに保存されるようになる。送り先はczimmet@notesdev.ibm.comで、メールの件名に「I'm a Sever Health Monitor user」とご記入ください。