Domino Designer 6は、Notes用アプリケーションと Web 用アプリケーションの開発やモバイルデバイスを調和させる方向へ進んでいます。
Notes 6 が HTML を表示できることは、コード書き換えなしに異なる複数のクライアントで実行可能な HTML を書けることを意味するので、重要な特長といえます。Notes用と Web 用アプリケーションを作るときの複製の手間を省く新しい特長は、Notes用、Web 用といったイベントの重複をなくす拡張イベントモデルです。
この操作で、以前より簡単にDomino Enterprise Connectivity Service (DECS)を使って、リアルタイムコネクションを設定できました。
設計要素の一部についてはプロパティボックスに変更が加えられており、PDA や WAP 端末などのモバイルクライアント向けにアプリケーションをカスタマイズする際、より使いやすくなっています。そのようなデバイスでアプリケーションの機能を同様に実現するには、限られた表示画面でどのようにデータが表示されるのかについて特に注意を払う必要があります。Domino Designer 6では、段落、アクション、設計要素それぞれの非表示式を使うことで、デスクトップでもモバイルデバイスでもアプリケーションを実行できるように設計しやすくなります。Notesと Web ブラウザーで非表示式を使うときと同様に、この機能をモバイルクライアントにも応用することができます。
Dominoでは、R4.6 よりクライアントの種類に応じて使用する設計要素をダイナミックに変更できる機能を備えています。例えば、Notesと Web ブラウザーで異なるフォームを使用する場合は、2つのフォームを作成して同じ別名を与えます。1つにはNotesからは非表示にしておき、もう一つは Web から非表示にしておきます。クライアントからこのフォームを使う要求が来た場合、Dominoはユーザークライアントの種類で非表示になっていないものを、別名も含めて検索、使用するようになっています。Domino 6 ではこの機能を拡張して、「Mobile(モバイル)」という新しいクライアントタイプを追加しています。
プロパティボックスのチェックボックスを選択するだけで、フォームや文書内で表示、あるいは非表示にしたい段落や設計要素を非表示にすることができます。これは、モバイルクライアントのみ、Notesのみ、Web クライアントのみ、あるいはその組み合わせといった条件の設定が可能で、Shared Action(共有アクション) と Text(テキスト)のプロパティボックスの非表示のタブでセットします。下の例では Text プロパティボックスを表示しています。
データベースに編集者権限を持っているNotesから有効/無効にできるエージェントを作ることもできるようになります。これまでは設計者の権限が必要でありそのエージェントに署名をする必要がありましたが、それが必要なくなります。エージェントプロパティボックスにある "Allow user activation" のチェックボックスにチェックを入れるだけでこの機能を使えるようになります。