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LDD Today

Lotus Learning Management Systemのアーキテクチャーの解説


Lotus Software
by Elizabeth Bowling
レベル:すべて
対象: Lotus Learning Management System
原文の掲載:2003年3月3日

LDD Todayの原文(US)

インデックス
Lotus Learning Management Systemとは?
各コンポーネントの連携方法
LMSコンポーネントの詳細
まとめ

IBM Lotus Learning Management Systemは、組織内の従業員トレーニングの作成、管理、配信を実現するために、連携して動作する一連のソフトウェア・コンポーネントから構成されます。Lotus Learning Management Systemでは、トレーニングをオンラインで配信するか直接提供するかにかかわらず、関連する教材、受講者、リソースを分類整理し、追跡することができます。

Lotus Learning Management Systemは、AIX、Linux、Solaris、Windowsなどの一般的なオペレーティング・システム上で動作し、IBMのWebSphere Application Serverテクノロジーにより企業内のイントラネットとインターネットの両方に対応しています。Lotus Learning Management System(LMS)はHTTPによってデータを転送するブラウザー・ベースのシステムであり、ユーザーはLinux、Macintosh、Windowsなどのさまざまなクライアント・プラットフォームからLMSにアクセスできます。LMSは、連携して動作する複数のコンポーネントから構成されているので、構成の自由度が高いだけでなく、必要に応じて拡張やカスタマイズを行うことができます。

この記事では、Lotus Learning Management Systemのアーキテクチャーを技術的に解説し、主な製品コンポーネントとその連携方法について考察します。従業員トレーニングに関する概念や他のLotus製品に言及することもありますが、この記事はそれらの知識を前提にしていません。IBM Lotus Learning Management Systemとそのコンポーネントについて学習したい方なら、どなたでもこの記事をお読みいただけます。


Lotus Learning Management Systemとは?
Lotus Learning Management Systemは複数のソフトウェア・コンポーネントで構成されており、機能を複数のアプリケーションに分散させ、場合によって他のソフトウェア会社の製品をシステムに組み込んでいます。システムを構成する各種のコンポーネントが連携して動作することにより、教育管理の問題に対して総合的なソリューションが提供されます。

次の表は、LMSの各コンポーネントについて、各コンポーネントの提供元および各コンポーネントの動作時にLMSが必要かどうかをまとめたものです。

コンポー
ネント
提供元 目的 LMSの
要否
LDAPディレクトリー サード・パーティー 組織内のユーザー・アカウントを集中的に管理します。複数のアプリケーションで認証のために使用されます。LDAPディレクトリーをまだ使用していない場合には、LMSのCD-ROMからインストールできます。 必要
リレーショナルDBMS サード・パーティー LMS専用の3つのデータベースを管理します。LMSでは使用されないデータベースを追加することも可能です。 必要
LMSサーバー LMS Lotus Learning Management Systemで中心的な役割を果たします。ユーザーはLMSサーバーを介してLMSとLMSのデータにアクセスします。 必要
デリバリー・サーバー LMS 受講者がアクティビティーを自由に参照できるようにコースの構成を表示し、各アクティビティーのコース・コンテンツを表示し、進捗データを追跡してLMSサーバーに転送します。 必要
コンテンツ・サーバー サード・パーティー LMSで使用するコース・コンテンツ・ファイルを保存します。これらのファイルには、コース概要からURLを使ってアクセスします。 必要
SMTPサーバー サード・パーティー ヘルプ・デスク要求とLMSで生成されたすべての電子メールを転送します。 必要
Webブラウザー サード・パーティー クライアント・ワークステーション上にLMSのユーザー・インターフェースを表示します。 必要
FTPサーバー サード・パーティー LMSにインポートする前に、アップロードされたコースを保存します。 不要
オーサリング・ツール LMS クライアント・ワークステーション上で動作し、コース開発担当者がコースの概要とコンテンツ(評価を含む)を作成するときに使用します。サード・パーティーのコースをLMSにインポートするときも、オーサリング・ツールが使用できます。 不要
オフライン教育クライアント LMS クライアント・ワークステーション上で動作し、受講者がネットワークに接続されていない状態でコースを受講するときに使用します。 不要
Collaborationサーバー IBM Lotus製品 他のIBM Lotus製品によってLMSを拡張し、以下のコラボレーション機能を追加します。

・Domino:ディスカッション・フォーラム
・Sametime:インスタント・メッセージング
・Discovery Server:ナレッジ検索ポートレット
・LearningSpace - Virtual Classroom(LVC):オンライン(リアルタイム)クラス・セッション
不要



このように各種コンポーネントに製品の機能が分散しているため、Lotus Learning Management Systemを各企業のトレーニング・ニーズに合わせて柔軟に構成することができます。次の図は、LMSの基本構成を示したものです。ただし、実際の構成とはかなり異なる可能性があります。

LMS system confituration
 
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各コンポーネントの連携方法
すべてのユーザーは、LMSサーバーを介してLotus Learning Management Systemにログインします。ユーザーがWebブラウザーに該当するURLを指定すると、LMSはその応答としてホーム・モジュールを表示します。この時点ではユーザーは匿名(=Anonymous)であり、製品の限られた機能にしかアクセスできません。ユーザーがログインしようとすると、LMSはユーザー名とパスワードを入力するようプロンプトを表示します。入力された情報は、最初にデータベース管理システムで検証され、ユーザーがLMSに登録されているかどうかが判定されます。次に、LDAPディレクトリーで検証され、その人物のユーザー名とパスワードが認証されます。

ユーザーがログインに成功すると、LMSサーバーはクライアントのブラウザーに対してインターフェースを提供します。このインターフェースでは、各ユーザーに設定された許可情報に対応する機能セットへのアクセスだけが許可されます。受講者はこのインターフェースを使って、コース一覧のブラウズ、コースの登録と開始、およびコースの進捗状況の参照を行います。他のユーザーは、システム設定の変更、ユーザーの登録、コースの配置、開催場所やインストラクターなどのリソースの定義、クラスのスケジュール作成、およびシステムとユーザーの両方に関する詳細情報のレポート作成が行えます。ユーザーのアクションによってシステムの通知機能が呼び出されると、SMTPサーバーを使ってメッセージが転送されます。

コース開発担当者は、Windowsワークステーション上でオーサリング・ツールを使用することにより、コースを作成し、サード・パーティーのコースをLMSで使用できるようにパッケージ化します。コースはFTPサーバーにアップロードされ、そこからLotus Learning Management Systemにインポートされます。

コースの構成はLMSの内部に保存されますが、コンテンツ・ファイルは1つ以上のコンテンツ・サーバーに保存されます。受講者がコースにアクセスするには、LMSサーバーに表示される受講者カタログからコースを開始します。コースを開始すると、LMSサーバーが受講者をデリバリー・サーバーにリダイレクトし、デリバリー・サーバーがコース概要を表示します。受講者はコース概要を自由に参照できますが、コース・アクティビティーに対してはあらかじめ定義された順序が課せられます。受講者が特定のコース・アクティビティーを開始すると、デリバリー・サーバーは該当するコンテンツ・サーバー内の対応するコンテンツ・ファイルにアクセスして、それらをLMSのインターフェースに表示します。受講者がコースを受講している間は、デリバリー・サーバー上で進捗データが収集され、LMSサーバーに転送されて処理されます。

オフラインでコースを受講したい受講者は、自分のWindowsワークステーションにコースをダウンロードし、オフライン教育クライアントを使用することにより、ネットワークに接続されていない状態でコースにアクセスできます。ネットワークに再度接続したとき、受講者はLMSに対して追跡情報をアップロードできます。

Lotus Learning Management Systemは、コラボレーションを可能にするように設計された各種のIBM Lotus製品をサポートしています。コラボレーション・アクティビティーはコース設計に組み込まれ、LMSに統合されたCollaborationサーバーに配置されます。
 
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LMSコンポーネントの詳細
ここでは、Lotus Learning Management Systemの各コンポーネントとその連携方法を詳しく説明します。

LDAPディレクトリー
まず、トレーニング・システムの中心となる「人」について説明します。LMSでは、ユーザー情報をLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ディレクトリーに保存する必要があります。LDAPディレクトリーには、複数のアプリケーションがアクセスする一般的なユーザー情報を格納します。LMS固有のものにする必要はありません。社内ですでにLDAPディレクトリーを使用している場合は、それをLotus Learning Management Systemで使用できます。社内でDominoを使用している場合は、Domino DirectoryをLDAPディレクトリーとして構成し、LMSで使用することができます。そのほか、LMSのCD-ROMに収録されているIBM Directory Serverをセットアップして、ユーザー情報の保存に使用することもできます。

Lotus Learning Management Systemは次のLDAPディレクトリーをサポートしています。
  • IBM Directory Server 4.1 (LMSのCD-ROMに収録)
  • IBM Secure Way 3.2
  • Lotus Domino R5以降
  • Sun ONE Directory Server (旧iPlanet 5)
  • Microsoft Active Directory
リレーショナル・データベース管理システム
LMSが使用するその他のデータは、サード・パーティーのリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)に保存されます。RDBMSはサード・パーティーの製品ですが、Lotus Learning Management Systemの基本的なコンポーネントになります。ユーザー権限、コース、およびリソースに関するデータは、データベース管理システムに保存され、必要に応じてアクセスされます。

LMSでは、LMSサーバー・データベース、デリバリー・サーバー・データベース、監査データベースの3つのデータベースを使ってデータが保存されます。LMSサーバー・データベースとデリバリー・サーバー・データベースにはユーザー、コース、およびリソースに関する情報が保存されますが、それぞれ情報の用途が異なります。たとえば、LMSサーバーはユーザーの登録や許可情報の追跡のためにユーザー情報を必要としますが、デリバリー・サーバーはユーザー情報を使ってコース・アクティビティーに関するユーザーの進捗状況を追跡し、その情報をLMSサーバーに送信します。監査データベースにはLMSの使用に関するシステム生成情報が保存され、システムの管理に役立てられます。
LMSは次のRDBMS製品をサポートしています。

RDBMS プラットフォーム
DB2 UDB 7.2 IBM AIX 4.3.3
Sun Solaris 8
Windows NT 4 Server
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
ORACLE 8i以降 IBM AIX 4.3.3
Sun Solaris 8
Windows NT 4 Server
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
SQL Server 2000 Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server


RDBMSは他のLMSコンポーネントと同じコンピューター上に配置できますが、大規模な組織では専用のコンピューターに保存するのが一般的です。LMSは専用のテーブルしか使用しないので、RDBMSをLotus Learning Management System専用にする必要はありません。ただし、大企業ではLMSがRDBMSのリソースを大量に使用します。

LMSサーバー
LMSサーバーは、Lotus Learning Management Systemのすべてのコンポーネントを結合する中心的なコンポーネントです。LMSのどのようなシステム構成でも、LMSサーバーを1つ使用します。LMSサーバーは1つのコンピューターまたはサーバー・クラスターに配置します。

LMSサーバーは次のプラットフォームで動作します。
  • Windows 2000 ServerまたはAdvanced Server
  • IBM AIX 5.1以降
  • Sun Solaris 8以降
  • Linux 2.4以降
ユーザーはLMSサーバーが提供するユーザー・インターフェースを介してLotus Learning Management Systemにアクセスします。このインターフェースの対象ユーザーは、受講者と管理者の2つの一般的なカテゴリーに分かれます。受講者は、LMSサーバーを使ってコース・カタログのブラウズ、コースの登録、および自分の進捗状況の参照を行います。ユーザー・インターフェースの中で受講者が使用できるモジュールは、受講者ホームと受講者カタログの2つのモジュールに限定されます。受講者の作業は次のとおりです。

モジュール 一般的な作業
ホーム
告知やメッセージの参照
コース完了までの進捗状況、認定書、カリキュラムの参照
スケジュールされたアクティビティーのカレンダーの参照
受講者カタログ
受講可能コース一覧のブラウズ
コースへの登録(またはコースからの取り消し)

管理者は、LMSサーバーを使ってシステム設定、ユーザー、リソース、およびコースを管理します。このユーザー・カテゴリーには、システム管理者、登録担当者、レポート作成担当者、コース開発担当者、インストラクター、リソース管理者など、受講者以外のすべてのユーザーが含まれます。LMSのユーザー・インターフェースは、管理作業を一連のモジュールに分類しています。これらのモジュールへのアクセスは、各管理者が担当する作業の種類に応じて割り当てることができます。管理作業の範囲は次のとおりです。

モジュール 一般的な作業
ホーム
告知やメッセージの参照
コースへの登録(またはコースからの取り消し)要求の承認と拒否
スケジュールされたアクティビティーのカレンダーの参照
ユーザー
LMSのユーザー・アカウントの作成と管理
コース・カタログ
LMSへのコースの登録
コース・オファリングの作成
コース管理
受講者のコースへの登録(またはコースからの取り消し)
クラスの一覧と受講者の成績の参照
リソース
クラスルームやインストラクターなどのリソースの定義
コースで使用するリソースのスケジュール設定
レポート
1つ以上のコースに関する受講者の進捗状況の追跡
レポートの作成、スケジュール設定、および生成
設定
システム設定の構成
LMSへのコンポーネントの追加
ログのチェック

デリバリー・サーバー
デリバリー・サーバーは、受講者をコースに結び付ける役割を果たすLMSコンポーネントです。コース・コンテンツの順序付け、開始、追跡を支援する作業を実行します。LMSのシステム構成では、コースを配信するためにデリバリー・サーバーを1つ以上使用します。デリバリー・サーバーは、LMSサーバーと同じプラットフォームをサポートします。

受講者がLMSサーバー上のコース・カタログからコースを開始すると、LMSサーバーはそのコースに対応するデリバリー・サーバーにユーザー・インターフェースをリダイレクトします。デリバリー・サーバーはコース概要を表示します。受講者はコース内を自由に参照して、開始するアクティビティーを選択します。受講者がアクティビティーを開始すると、デリバリー・サーバーはそのアクティビティーのコンテンツ・ファイルが保存されているコンテンツ・サーバーにアクセスし、受講者に対してそのコンテンツを表示します。受講者がコースを受講している間、デリバリー・サーバーは進捗状況を追跡し、そのデータをLMSサーバーに転送します。

コンテンツ・サーバー
コースには、テキスト、画像、マルチメディアなどのコンテンツが必要です。ユーザーはコースを完了するための要素としてコンテンツを参照します。コース・コンテンツ・ファイルは、コンテンツ・サーバーに保存され、コース概要からURLリンクを使ってアクセスされます。コンテンツ・サーバーはLMS固有のコンポーネントではなく、サード・パーティーのHTTPサーバーです。LearningSpaceからアップグレードした場合は、すでに1つ以上のHTTPサーバーにコース・コンテンツが保存されているはずですが、それらのコンテンツはLotus Learning Management Systemでも使用できます。 LearningSpaceからの移行でない場合は、1つ以上のHTTPサーバーをLMSのコース・コンテンツの配置場所として指定する必要があります。ただし、これらのサーバーをLMSのコンテンツ専用にする必要はありません。

コース・コンテンツの開発や編集を行う場合は、LMSのWebインターフェースを使用できません。その場合は、専用のツールを使用する必要があります。企業内で独自のコンテンツを開発するには、LMSオーサリング・ツール(後述の「オーサリング・ツール」を参照)を使用するか、Macromedia DreamWeaverのような市販のオーサリング・ツールを使用します。また、オンライン・トレーニングを専門とするベンダーからすぐに使用可能なコンテンツのパッケージを購入することもできます。

すべてのコンテンツ(評価を含む)は、受講者に提供する前にLMSにインポートする必要があります。コンテンツのパッケージをLMSにインポートするには、LMSのコマンド行インポート・ユーティリティーを使って直接インポートする(この場合はSCORM 1.2形式のみ使用可能)か、LMSオーサリング・ツールにインポートしてからLMSに「送信」します(LMSオーサリング・ツールはSCORM 1.2形式とAICC形式の両方をサポートします)。

LearningSpace Forumから移行する組織では、移行するコースのコンテンツ・ファイルを必要に応じてLMSリポジトリーに保存できます。LMSリポジトリーは、移行するファイルの転送先となるNotes(NSF)データベースです。

LMSによるコース・コンテンツの処理方法の詳細については、LDD Todayの記事「Deploying Content in the Lotus Learning Management System」(US)を参照してください。

SMTPサーバー
LMSでは、ユーザーへの自動通知の転送とヘルプ・デスクへのヘルプ要求の送信にメッセージングが使用されます。メッセージングにはSMTPサーバーを使用する必要があります。SMTPサーバーは必要に応じてシステム内にメッセージを転送します。SMTPサーバーをLMS専用にする必要はありません。他のアプリケーションに対応している既存のSMTPサーバーを使用できます。

Webブラウザー
ユーザーは、自分のクライアント・ワークステーションからWebブラウザーを使ってLMSにアクセスします。Dominoベースのディスカッションにアクセスするユーザーは、Notesクライアントではなくブラウザーを使ってWeb形式でデータベースを参照します。
LMSは次のクライアント・プラットフォームとブラウザーをサポートしています。

クライアント・プラットフォーム ブラウザー
Windows 95、98、NT、ME、XP、2000 Internet Explorer 5以降
Netscape Navigator 4.7xと6.4以降
Linux RedHat 7.2以降、Suse 7.2以降 Netscape Navigator 4.7xと6.4以降
Macintosh OS 9、X Netscape Navigator 4.7xと6.4以降


FTPサーバー
LMSにコースをアップロードするときは、コースをFTPサーバーに保存します。 LMSはFTPサーバーからコースのパッケージをコピーして処理します。そのコースに基づいてコース・オファリングを作成すると、LMSサーバーはコース概要をデリバリー・サーバーに送信し、コース・コンテンツをコンテンツ・サーバーに送信します。コース・ファイルの転送にFTPを使用しないように設定した場合は、LMSサーバーからアクセス可能なファイル・サーバーにファイルを保存する必要があります。

オーサリング・ツール
LMSオーサリング・ツールは、基本的なコースの構成や評価を作成する機能と、サード・パーティーのコースをLMSで使用できる形式に変換する機能を持つコンテンツ作成アプリケーションです。LMSオーサリング・ツールで編集できるのはLMS固有のコンテンツだけです。他のアプリケーションで作成されたコンテンツは編集できません(作成したときの編集ツールを使用する必要があります)。LMSオーサリング・ツールを使用してコースに順序付けの情報を追加すると、必ず特定の順序でアクティビティーが完了するように設定できます。また、アクティビティーのスコア要件の特定もできます。

LMSオーサリング・ツールは、Windowsプラットフォームでのみ実行可能なLMSのスタンドアロン・コンポーネントです。LMSをインストールするときは、LMSオーサリング・ツールのパッケージを社内のコンテンツ開発担当者がアクセスできるサーバーに配置する必要があります。コンテンツ開発担当者はこのパッケージをダウンロードして、自分のワークステーションにインストールします。

オフライン教育クライアント
オフライン教育クライアントは、受講者がネットワークに接続されていない状態でコース・アクティビティーを完了するために使用するパッケージです。受講者はこのパッケージをLMSサーバーからダウンロードして、自分のWindowsワークステーションにインストールします。受講者は、パッケージを自分のコンピューターにインストールした後、オフライン使用可のフラグが付いたコースを1つ以上ダウンロードしてから、ネットワークを切断できます。受講者がオフラインで作業している間は、ダウンロードした各コースの追跡情報(進捗状況やスコア)がワークステーションに保存されます。ユーザーがネットワークに再度接続すると、コースがオンライン状態にリセットされ、該当する追跡情報がLMSサーバーにアップロードされます。

Collaborationサーバー
コースをオンラインで受講している間、ユーザーはCollaborationサーバーから提供されるさまざまなコラボレーション・セッションに参加します。オンライン・ディスカッションはDominoサーバーから提供されます。インスタント・チャットはSametimeサーバーから提供されます。ライブ・セッションはLearningSpace - Virtual Classroomサーバーから提供されます。ナレッジ・マネージメントはDiscovery Serverから提供されます。これらのサーバーはいずれも他のIBM Lotus製品によってサポートされていますが、Lotus Learning Management Systemではこれらのサーバーを簡単に「プラグイン」することができます。次の表は、コラボレーション機能を提供するIBM Lotus製品の一覧です。


コラボレーション機能 IBM Lotus製品 説明
ディスカッション Domino R5以降 Notesデータベースを使用することにより、受講者とインストラクターはコースに関連するトピックについて議論する文書を読んだり投稿したりできます。
インスタント・チャット Sametime 3 Sametimeのインスタント・メッセージングを使用することにより、受講者は同じコース・オファリングに登録している他の1人以上の受講者と会話することができます。
ライブ・セッション LearningSpace - Virtual Classroom 1.1 インストラクターがリアルタイムにクラス・セッションを指揮する仮想的なクラスルームを提供します。セッションの間、インストラクターは各種のファイルの表示、ホワイトボードへの加筆、1つ以上のWebサイトへの受講者の誘導、受講者が自分のワークステーションから参照できる追加アプリケーションの実行などを行うことができます。
ナレッジ検索 Discovery Server 2.0 受講者がDiscovery Serverにリンクして、コース内で議論している特定のトピックに関する情報を検索できるようにするためのポートレットを提供します。

 
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まとめ
Lotus Learning Management System(LMS)は、高い柔軟性と拡張性を持つ製品です。LMSは、機能を複数のコンポーネントに分散させ、サード・パーティーの各種アプリケーションを組み込むことにより、お客様がビジネス・ニーズに合わせてさまざまな方法でシステムを構成できるようになっています。中小企業では、1つか2つのデリバリー・サーバーを持つ簡単な構成をセットアップすることにより、小規模なオンライン・トレーニングのニーズに対応できます。大企業では、デリバリー・サーバーを追加したり、必要に応じて1つ以上のコラボレーション製品をプラグインしたりすることにより、構成を自由に拡張できます。

IBM Lotus Learning Management Systemの利点の1つに、LDAPディレクトリー、リレーショナルDBMS、現在使用中のIBM製品などの既存アプリケーションを有効利用できる点があります。これらのさまざまなテクノロジーを組み合わせることにより、トレーニングに対するほとんどすべてのニーズにLMSを適合させることができます。



著者について
Elizabeth Bowlingは、過去14年間Lotus製品に関して才気あふれる技術文書を執筆しています。コンピューター・サイエンス、テクニカル・ライティング、トレーニングと能力開発の学位を持ち、各種Lotus製品(Notes、LotusScript、LearningSpace、そして最近はLearning Management System)の文書作成で常に充実した時間を過ごしています。やっとの思いでキーボードから自分を引き離したときの彼女の楽しみは、読書、裁縫、スキューバ・ダイビング、そして寝ることです。
 
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