IBM WebSphere PortalのCollaboration Centerは、QuickPlace、Sametime、お客様の社内のLDAPディレクトリーをWebSphere
Portalに統合するためのコンポーネントが1つになったものです。その名が示すように、Collaboration
Centerはすぐに使用可能な以下のポートレットによって、Portalに即座にコラボレーション機能を提供します。
My Lotus
Team Workplaces My Lotus Team Workplacesは、ユーザーが所属するTeam Workplace(つまりQuickPlace)のリストを表示し、そのTeam
Workplace全体を検索できるようにします。また、Team Workplaceの作成と管理をPortalから行うこともできます。
Lotus Web Conferencing
Lotus Web Conferencingポートレットは、Sametime Meetingのテクノロジーを利用して、オンライン会議への参加やスケジュール設定を可能にします。また、オンライン会議の検索に使用することもできます。
People Finder
People Finderポートレットは、社内ディレクトリーを検索できるようにします。このポートレットは、Sun
ONE Directory Server(従来のiPlanet Directory Server)、IBM Directory Server、Domino
Directoryなど、任意のLDAPディレクトリー・サーバーに接続することができます。
People Finderポートレットは、Collaboration Centerの唯一カスタマイズ可能なポートレットで、お客様の組織のニーズに合わせて構成できます。People
Finderポートレットの構成は、「directory connection」と呼ばれるXML構成ファイルでも、ポートレットのユーザー・インターフェースでも行うことができます。この記事では、Collaboration
Center People Finderポートレットの構成方法について説明します。具体的には、XML構成ファイルを使用してPeople
Finderポートレットをお客様の社内のLDAPディレクトリー・サーバーに接続する方法と、「People
Finder Configuration」を使用してPeople Finderポートレットを構成する方法を取り上げます。この記事の対象読者は、経験のあるLDAPディレクトリー管理者で、XMLの知識があることを前提としています。
People Finderポートレット
People Finderポートレットは、BluePagesというIBMのイントラネット・アプリケーションをある程度ベースにしています。このBluePagesとは、IBM社員が氏名、インターネット・アドレス、シリアル番号などの識別情報を使用して、組織内の他の人を検索できるようにするものです。次図は、IBM
BluePagesアプリケーションの画面です。
BluePagesアプリケーションは、連絡先情報の検索だけでなく、組織階層情報も表示します(つまり、選択した個人と同じ管理者に直属する個人と選択した個人の組織系統を一覧表示します)。同様に、People
Finderポートレットも「Show in Organization View」オプションを選択すれば、組織階層情報を表示することができます(このオプションは、「Show
Person Record」や「Send E-mail」オプションと同様に、ユーザー名をクリックすると使用可能になります)。「Organization」ビューに情報を表示するには、まずLDAPディレクトリー・サーバーを設定する必要があります。XML構成ファイルで共通に使用されるManager属性を使用すれば、組織階層を追加することができます。
People Finderの設定を変更するには、まず既存のXMLファイル「PFSampleConnection」をエクスポートし、「メモ帳」などのテキスト・エディターを使用してファイルを変更した後、そのファイルをDirectory
Connectorにインポートします(インポート操作は、最初はよく失敗しますが、もう一度実行すればうまくいきます)。Directory
Connectorは、公開される属性が、指定されたLDAPサーバーのスキームに存在することを確認して、ファイルの妥当性を検査します。妥当性検査完了後、ファイルをアクティブにします。ファイルをアクティブにすると、People
FinderポートレットがLDAPディレクトリー・サーバーに接続されます。
Configuration Basics(基本設定)
People Finderポートレットの構成は、まず「Configurations Basics」の設定から行います。この基本設定を行うには、People
Finderポートレットのレンチ・アイコンをクリックして「People Finder Configuration」を開き、「Directory
connection and other essential settings」リンクをクリックします。
Shared Elements(共用要素)
「Shared Elements」セクションには、「Business Card fields」と「Sections
in Person Record and Advanced Search」の2つの部分があります。「Business
Card fields」では、「Person Record」の「Business Card」領域に表示するフィールドを指定します。フィールドは、追加、削除、または再配置ができます。また、「Business
Card」に個人の写真を入れることもできます。
「Sections in Person Record and Advanced Search」では、「Person Record」と「Advanced
Search」フォームの両方にセクションを追加することができます。「Person Record」および「Advanced
Search」のデフォルト・セクションは、「Contact Information(連絡先情報)」、「Current
Job(現在の仕事)」、「Background(背景)」です。セクションは、追加、削除、または再配置ができます。また、各セクションに表示するフィールドは、次に説明する「Person
Record」および「Advanced Search」セクションで変更できます。
Person Record(ユーザー・レコード)
「Person Record」セクションには、「Person Record fields」と「Organization
View fields」の2つの部分があります。「Person Record」は、共通名、表示名、メール・アドレスなどの連絡先情報を含む、数多くのフィールドを一覧表示します。「Person
Record」に表示するフィールドの追加、削除、および再配置は、「People Finder
Configuration」を使用して行います。それにはまず、フィールドの追加、削除、または再配置を行うセクションを選択します。フィールドを追加する場合は、フィールドのリストからフィールド名を選択し、「Add」をクリックします。フィールドを削除する場合は、フィールドを選択し、「X」をクリックするとそのフィールドが「Person
Record」から削除されます。削除したフィールドはPeople Finderポートレットに表示されなくなりますが、後で再追加できます。「Person
Record」のフィールドを再配置する場合は、フィールド名ごとに上矢印と下矢印を使用します。
Advanced Search(詳細検索)
「Advanced Search」セクションにも、「Queries for search」と「Fields for
results」の2つの部分があります。「Queries for search」では、「Advanced
Search」フォームでユーザーが検索できるフィールドの追加、削除、および再配置ができます。「Advanced
Search」フォームは、「Contact Info」、「Current Job」、「Background」のセクションに分かれており、セクションごとにカスタマイズできます。
「Queries for search」と同様に、「Fields for results」では「Advanced Search
results」フォーム上のフィールドの追加、削除、および再配置ができます。ただし、「Advanced
Search results」フォームに表示されるフィールドは、「Advanced Search」フォームほど多くありません。
Quick Search(クイック検索)
「Quick Search」は、People Finderポートレットのシンプルな検索フィールドで、検索する連絡先情報をドロップダウン・リストから選択できるようになっています。「Advanced
Search」セクションと同様に、「Quick Search」セクションにも「Queries for
search」と「Fields for results」の2つの部分があります。どちらも「Advanced
Search」と同様の方法で「Quick Search」をカスタマイズできますが、フィールドは「Advanced
Search」ほど多くありません。「Quick Search」のデフォルトでは、以下の検索が行えます。