TAM サーバーと Lotus Workplace Messaging サーバー間に TAM ジャンクションを作成する。
私たちは、Microsoft Internet Explorer 6 (Service Pack 1) を使用して環境を設定しました。しかし、ここでの説明は Lotus Workplace Messaging によってサポートされているどのブラウザーにもあてはまります。
始める前に、次の情報を確認することが必要です。
TAM サーバーの名前
LDAP サーバーの名前
LTPA 鍵 (LTPA ジャンクションを使用する場合) またはアクセス用のユーザー ID とパスワード (TAI ジャンクションを使用する場合)
この記事の目的は、Lotus Workplace Messaging と TAM (既存の TAM 実装、または最初に設定する TAM) の統合を補助するガイドラインを提供することです。ここでは、システム管理者としての経験があり、Lotus Workplace Messaging サーバーと TAM サーバーをインストールしたことがある読者を想定しています。
メモ:
この記事では、多くの箇所で、Lotus Workplace サーバー、WebSphere Application Server、WebSphere Portal に言及しています。さまざまなサーバーの種類があるため混同しがちですが、重要なのはどのサーバーで設定作業を行うのかを明確にすることです。たとえば、Lotus Workplace サーバーと共に使用する LDAP サーバーの名前を指定する作業は、WebSphere Application Server での構成項目です。この場合は、「WebSphere サーバー」というように表記しています。また、Lotus Workplace Messaging 2.0 は TAM をサポートしますが、他の Lotus Workplace 製品のリリース 2.0 バージョンは TAM をサポートしないので注意が必要です。
これまでに説明したように、最初の手順として TAM ジャンクションのタイプを選択します。TAM の用語では、フロントエンドの TAM サーバーとバックエンドの Lotus Workplace サーバー間の HTTP 接続または HTTPS 接続を「ジャンクション」と呼んでいます。ここでの目的のために使用できるジャンクションとしては、基本的に LTPA と TAI の 2 つのタイプがあります。
LTPA
WebSphere は、TAM がサポートする Cookie ベースの Lightweight Third Party Authentication (LTPA) メカニズムを提供します。WebSphere サーバーを介して作成された LTPA 鍵は TAM (または他の製品) によって使用され、セキュアな接続を生成します。
TAI
Trust Association Interceptor (TAI) は、アクセス用のユーザー ID とパスワードを使用して (これが LTPA Cookie との違い)、TAM と WebSphere サーバー間にセキュアな接続を確立するメカニズムです。TAM TAI は WebSphere と共に配布されています。
一般的に、WebSphere サーバー接続では TAI ジャンクションが使用され、WebSphere から WebSphere 以外のサーバーへの接続には LTPA ジャンクションが使用されています。これは、他の製品が Trust Association Interceptor を持たないことがあるためです。たとえば、Domino Trust Association Interceptor は存在しないため、Lotus Domino Server への接続には LTPA ジャンクションが使用されます。LTPA ジャンクションを使用する場合は、必ず LTPA 鍵を生成し、TAM サーバーに物理的にエクスポートする必要があります。TAI ジャンクションを使用する場合は、アクセス用のユーザー ID を WebSphere (Lotus Workplace) サーバーで設定し、そのパスワードを TAM サーバーの設定に追加します。
TAI ジャンクションの使用が LTPA ジャンクションを上回る点として考えられるのは、TAI ジャンクションによって TAM が WebSphere Portal の External Security Manager (ESM) として使用されることです。TAM が ESM として使用されると、ポートレットへのアクセスは WebSphere Portal の代わりに TAM によって制御されます。TAM 環境では、これは TAM を使用してセキュリティーを一元的に管理できることを意味します。残念ながら、今のところ、Lotus Workplace は TAM を ESM として使用することをサポートしていないので、LTPA ジャンクションよりも TAI ジャンクションを使用することの利点はありません。
デフォルトでは、LDAP ユーザーは TAM ユーザーではありません。LDAP ディレクトリーに登録されたエントリーを使用するには、ユーザーを TAM にインポートする必要があります。これを行うには、TAM PDADMIN ユーティリティーまたは TAM の Web Portal Manager (WPM) GUI 管理ツールを使用します。PDADMIN を使用してユーザーをインポートするには、次の 3 つのコマンドを実行します。
user import <username> <LDAP-DN>
このコマンドは、ユーザーを LDAP ユーザー・エントリーとリンクすることにより、TAM ユーザー・エントリーを作成します。<username> は、インポートする TAM ユーザーの名前で置き換えます。<LDAP-DN> は、LDAP のユーザー・エントリーの識別名で置き換えます。これによって、TAM ユーザー名 (<username>) と LDAP ユーザー名 (<LDAP-DN>) の間にリンクが作成されます。
user modify <username> account-valid yes
このコマンドは、新規の TAM ユーザーをアクティベートします。<username> は、インポートするユーザーの名前で置き換えます。
user modify <username> password-valid yes
このコマンドは、LDAP 内のユーザーのパスワードが有効であることを TAM に通知します。<username> は、インポートするユーザーの名前で置き換えます。
LDAP ユーザーは TAM にインポートする必要があるため、Lotus Workplace の自己登録機能が問題となることがあります。自己登録ページでは、ユーザーを LDAP に登録しますが、TAM には登録しません。Lotus Workplace で自己登録が許可されている場合は、新たに自己登録されたユーザーを TAM にインポートするために、新規の LDAP エントリーについて TAM 管理者に通知しなければなりません。Lotus Workplace の自分のプロフィールの編集を許可するオプションについても、同様の問題が発生します。この機能を使用すると、ユーザーはパスワードを変更したり、姓を変更するなどのことが可能です。ユーザーをインポートするコマンドの説明でも述べたように、TAM ユーザー ID は LDAP DN にリンクされているため、LDAP 識別名を変更するような編集は問題となります。DN に影響しない他のオプション (メール・アドレスの変更など) は、問題の原因とはなりません。
最後に、3 番目の手順としてジャンクションを作成します。以下のセクションでは、LTPA ジャンクションと TAI ジャンクションの作成方法を説明します。選択したジャンクションについての説明に従ってください。
LTPA ジャンクションを作成する
TAM TAI ジャンクションを選択した場合は、この手順を省略し、次の「TAI ジャンクションを作成する」というセクションに進んでください。それ以外の場合は、これまでに生成した LTPA トークンを使用して、TAM サーバーから Lotus Workplace Messaging サーバーへの接続を作成します。ジャンクションには、バックエンド・サーバーの名前、そのサーバーへの接続方法、および接続に適用するパラメータを TAM に通知する設定が含まれています。
TAM サーバーで、PDADMIN TAM ユーティリティーを実行し、次のコマンドを入力して TAM LTPA ジャンクションを作成します。
server task webseald-<tamserv> create -t tcp -h
<workplace.yourco.com> -p <port> -j -w -i
/<lwpmsg> -A -F c:\<keyfilename> -Z <pw>
上記のコマンドの説明
<tamserv> は WebSEAL TAM インスタンスの名前です (WebSEAL はリバース・プロキシーを提供する TAM コンポーネント)。