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LDD Today

IBM Lotus Workplace と Lotus Domino との統合


Lotus Software
by
JoAnn Jordan, Staff Software Engineer, IBM
Luciano Resende, Advisory Software Engineer, IBM
レベル:中級者
原文の掲載:2004年9月27日

LDD Todayの原文(US)

インデックス
Lotus Workplace で Domino を LDAP ディレクトリとして使用する
Notes メールポートレット
まとめ
リソース

Domino および Lotus Workplace で、Domino LDAP ディレクトリと Notes メールシステムを共有するようセットアップすることにより、Lotus Workplace 2.0 を既存の Notes/Domino 環境に統合する方法を理解しましょう。

この記事で使用されている製品の入手方法:
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Lotus Workplace 2.0 と Lotus Notes/Domino 6.x では、Lotus Workplace を既存の Notes/Domino 環境に統合するための機能が強化されています。この機能強化により、Lotus Notes/Domino への継続的な投資を保護し、これを活用しながら、必要な仕様に最も適したツールを選択できます。

この記事では、Lotus Workplace と Lotus Notes/Domino を統合する 2 つの方法について解説します。まず、既存の社内 Domino ディレクトリを LDAP ディレクトリとして使用するために、どのように Lotus Workplace を設定するかを見ていきます。次に、Common PIM ポートレットの一部としての Notes メールポートレットについて紹介します。Lotus Workplace ユーザーは、Notes メールポートレットを用いることにより、Domino をバックエンドのメールサーバーとして使用できます。なお、Notes メールポートレットの「テクニカルプリビュー」バージョンは、Lotus Workplace 2.0 で使用できます。

この記事は、システム管理者としての経験があり、Lotus Domino と Lotus Workplace に習熟している読者を想定しています。この記事で触れたすべての機能は、Notes/Domino 6.5.2 および Lotus Workplace バージョン 2.0 製品群で使用できます。Lotus Workplace 2.0 の新機能については、記事『New features in release 2.0 of IBM Lotus Workplace』を参照してください。


Lotus Workplace で Domino を LDAP ディレクトリとして使用する
現在、Notes を使用しているユーザーは、約1億1千万人と言われています。このことは、全世界で大量のユーザー文書が多数の Domino ディレクトリに保存されていることを意味します。システム管理者はこれらのすべての情報を保持することを希望しますが、それには数多くの理由があります。まず、情報自体に価値があり、莫大な時間とリソースを費やして作成し、長期間にわたって維持してきたこと。さらに、ディレクトリのデータを最新の状態に保つために、Domino は強力で慣れ親しんだツールであること。これらの理由により、Lotus Workplace を社内環境に組み込む際に、社内ディレクトリを管理するツールとして Lotus Domino を使用することが望まれています。この方法は、Domino LDAP を使用するように Lotus Workplace を設定することで可能になります。


LDAP を介して Domino ディレクトリを使用するよう Lotus Workplace を設定する
Lotus Workplace は、extId と呼ばれる固有かつ不変の ID を使用して、内部的に各ユーザーを識別します。現在、デフォルトでは、Domino 6.x LDAP スキーマには、この固有の ID 用に使用できる属性は用意されていません。したがって、Lotus Workplace でこの ID を使用するには、Domino LDAP ですべてのユーザー文書、グループ文書、およびサーバー/認証者文書に変更を加える必要があります。この目的で使用されるのが、ユニバーサル Note ID (UNID) です。この固有の ID を追加するには、Domino ディレクトリテンプレート (pubnames.ntf) の設計を変更して dominoUNID というフィールドを含め、さらに、このフィールドをスキーマに追加します。次に、システム管理者 (または Lotus Workplace の管理者) は、dominoUNID を Lotus Workplace の属性 extId にマッピングさせます。(Lotus Notes/Domino 7.0 では、この変更は必要ありません。LDAP スキーマが既にこの固有の ID を持っているからです。Lotus Notes/Domino 6.x の将来のリリースでは、デフォルトの LDAP スキーマにこれらの変更を組み込むことを計画しています。)


Domino ディレクトリを変更する
これまでに説明したように、Domino ディレクトリは、Lotus Workplace 用の LDAP ディレクトリとして使用する前に変更を加える必要があります。変更を行うには、Domino Designer で Domino ディレクトリテンプレートの pubnames.ntf を開きます。[Person]、[Group]、[Server\Certifier] の各フォームに、計算結果型の共有テキストフィールドである dominoUNID を 1 つ追加し、このフィールドに式「@Text(@DocumentUniqueID)」をセットします。

図 1. 共有テキストフィールド


次に、作成する新規文書に dominoUNID フィールドが表示されるようにするために、Domino ディレクトリの設計を更新します。

このフィールドは既存の文書には追加されないため、このフィールドを生成するために、既存の各文書を一度開いて保存する必要があります。ただし、手動で操作するのは手間がかかるので、エージェントを作成して処理します。次のサンプル Notes エージェントは、dominoUNID フィールドを含むよう必要な文書を更新します。

Sub Initialize
Dim session As New NotesSession
Dim db As NotesDatabase
Dim doc As NotesDocument
Dim view As NotesView
Set db = session.CurrentDatabase
Set view=db.getView("People")
Set doc=view.GetFirstDocument()
'Loop through all docs
While Not(doc Is Nothing)
Call doc.computewithform (False,False)
Call doc.Save( True, False )
Set doc = view.GetNextDocument(doc)
Wend
view.Refresh
'Loop through all groups
Set view=db.GetView("Groups")
Set doc=view.GetFirstDocument()
While Not(doc Is Nothing)
Call doc.computewithform (False,False)
Call doc.Save( True, False )
Set doc = view.GetNextDocument(doc)
Wend
view.Refresh
'Loop through all server certificates
Set view=db.GetView("Certificates")
Set doc=view.GetFirstDocument()
While Not(doc Is Nothing)
Call doc.computewithform (False,False)
Call doc.Save( True, False )
Set doc = view.GetNextDocument(doc)
Wend
view.Refresh
End Sub

次に、Domino ディレクトリで、wpsadmins という名前のグループを作成します。WebSphere 管理者にしたいユーザー名と、バインド ID として動作するユーザー名をこのグループに追加します。そして、wpsadmins グループを Domino ディレクトリの ACL に追加し、[編集者] のアクセス権を付与します。

また、必要な LDAP 属性タイプを含めるために、サーバー設定文書を追加または編集する必要があります。属性タイプは、次の手順で追加します。

  1. Domino Administrator を起動し、[サーバー] - [設定] を選択します。
  2. サーバー設定文書を開くか、存在しない場合は新規作成します。
  3. [基本] タブで [すべてのサーバーのデフォルトの設定として使用] オプションを有効にします。
  4. [LDAP] タブをクリックし、[属性タイプを選択] をクリックします。
  5. オブジェクトクラスでアスタリスク (*) を選択し、[属性を表示] をクリックします。
  6. HTTP-HostName、MailFile、MailServer、NetAddresses、Sametime、dominoUNID の各属性を追加します。
  7. 文書を保存して閉じます。
  8. Domino Server コンソールから「tell ldap reloadschema」コマンドを発行し、スキーマを再ロードします。
WebSphere Portal サーバーが Domino LDAP サーバーに dominoUNID 属性の検索を依頼するときの検索パフォーマンスを向上させるために、Domino ディレクトリ (names.nsf) に全文索引を作成することをお勧めします。全文索引を作成しないと、Domino ディレクトリでリニアサーチが実行され、LDAP 検索の効率が低下します。


WebSphere Portal のインストールと構成
WebSphere Portal のインストール・プログラムを実行し、次の表に示す構成プロパティーを用いて、Domino LDAP サーバーを使用するよう WebSphere Portal を構成します。(WebSphere Portal の詳しいインストール手順については、「WebSphere Portal InfoCenter(US)」を参照してください。)


プロパティー Domino Server の値 備考
WasUserid cn=wpsadmin,o=lotus WebSphere Application Server のセキュリティ認証用のユーザー ID の識別名
WasPassword <パスワード> WebSphere Application Server のセキュリティ認証用のユーザー ID のパスワード
WpsContextRoot lwp なし
WpsDefaultHome workplace なし
WpsPersonalizedHome myworkplace なし
WpsHostName <使用するサーバー名> WebSphere Portal ホスト名の完全修飾名 (例: server.yourdomain.com)
WpsHostPort 9081 なし
PortalAdminId cn=wpsadmin,o=lotus WebSphere Portal 管理者のユーザー ID の識別名
PortalAdminIdShort wpsadmin 短縮 WebSphere Portal 管理者 ID
PortalAdminPwd <パスワード> WebSphere Portal 管理者のユーザー ID のパスワード
PortalAdminGroupId cn=wpsadmins WebSphere Portal 管理者グループのグループ ID
PortalAdminGroupId
Short
wpsadmins WebSphere Portal 管理者グループ ID
LookAside <FALSE/TRUE> セキュリティを有効にするときは TRUE に変更します。
LDAPHostName <使用する Domino Server> LDAP サーバー・ホスト名の完全修飾名 (例: server.yourdomain.com)
LDAPAdminUId cn=wpsadmin,o=lotus LDAP 管理者の ID
LDAPAdminPwd <パスワード> LDAP 管理者のパスワード
LDAPBindID cn=wpsbind,o=lotus LDAP Bind 認証用のユーザー ID の識別名
LDAPBindPassword wpsbind LDAP Bind 認証用の短縮ユーザー ID
LTPAPassword <パスワード> LTPA 鍵の暗号化と暗号の解除に使用するパスワード
SSOEnabled true シングル・サインオン機能が有効なことを示します。
SSODomainName <yourdomain.com> すべてのシングル・サインオン・ホスト用のドメイン名 (例: ibm.com) を指定します。
LDAPServerType DOMINO502 WebSphere Portal 用に使用する LDAP サーバーのタイプ
LDAPSSLEnabled false LDAP サーバーでセキュア・ソケット通信が有効であるかどうかを指定します。
DbType db2 WebSphere Portal 用に使用するデータベースのタイプ
DbDriver COM.ibm.db2.jdbc.app.
DB2Driver
SQL ファイルのインポートに使用する SqlProcessor クラスの名前。「JDBC プロバイダー」とも呼ばれます。
DbDriverDs COM.ibm.db2.jdbc.
DB2Connection
PoolDataSource
データ・ソースを介して SQL ファイルをインポートするために使用する SqlProcessor
DbUrl jdbc:db2:wps50 WebSphere Portal データベースの URL
DbUser db2admin データベース管理者のユーザー ID
DbPassword <パスワード> データベース管理者のパスワード
DbLibrary d:/ibm/sqllib/java/db2
java.zip
db.driver クラスを含む zip ファイルの名前とディレクトリ
WpcpDbName wpcp50 WebSphere Portal content publishing データベースの名前
WpcpDbUser db2admin データベース管理者のユーザー ID
WpcpDbPassword <パスワード> データベース管理者のパスワード
WpcpDbUrl jdbc:db2:wpcp50 WebSphere Portal content publishing データベースの URL
FeedbackDbName wps50 フィードバック・データベースの名前
FeedbackDbUser db2admin データベース管理者のユーザー ID
FeedbackDb
Password
<パスワード> データベース管理者のパスワード
FeedbackDbUrl jdbc:db2:wps50 フィードバック・データベースの URL
WmmDbName wps50 WebSphere Member Management データベースの名前
WmmDbUser db2admin データベース管理者のユーザー ID
WmmDbPassword <パスワード> データベース管理者のパスワード
WmmDbUrl jdbc:db2:wps50 データベースの URL
LDAPSuffix leave blank 使用する LDAP サーバーに適した LDAP 接尾部
LdapUserPrefix uid 使用する LDAP サーバーに適した LDAP 接頭部
LDAPUserSuffix leave blank 使用する LDAP サーバーに適した LDAP ユーザー接尾部
LdapGroupPrefix cn 使用する LDAP サーバーに適した LDAP グループ接頭部
LDAPGroupSuffix leave blank 使用する LDAP サーバーに適した LDAP グループ接尾部
LDAPUser
ObjectClass
inetOrgPerson 使用する LDAP サーバーに適した LDAP ユーザー・オブジェクト・クラス
LDAPGroup
ObjectClass
groupOfNames 使用する LDAP サーバーに適した LDAP グループ・オブジェクト・クラス
LDAPGroup
Member
member 使用する LDAP サーバーに適した LDAP グループ・メンバー属性名
LDAPUserFilter (&(|(cn=%v)(uid=%v))
(objectclass=inetOrg
Person))
使用する LDAP サーバーに適した LDAP ユーザー・フィルター (WebSphere Member Manager のデフォルト値で動作するために必要)。これはプロパティー・ファイルに追加されます。セキュリティを有効にする前に、正しく変更してください。
LDAPGroupFilter (&(cn=%v)(objectclass=
groupOfNames))
使用する LDAP サーバーに適した LDAP グループ・フィルター (WebSphere Member Manager のデフォルト値で動作するために必要)。これはプロパティー・ファイルに追加されます。セキュリティを有効にする前に、正しく変更してください。

上記の表には、私たちのテスト環境で使用したサンプルの設定値が記載されています。管理者ユーザーの名前は wpsadmin です。Domino ディレクトリは、lotus という組織名で設定されています。これらのいくつかの値は、ご使用になる環境のセットアップに応じて変更する必要があります (たとえば、パスワード、管理者ユーザー名など)。


新規作成した dominoUNID に extID をマッピングする
<drive>:\WebSphere\PortalServer\wmm フォルダ (<drive> は「C」のようなディスク名) にある wmmLDAPServerAttributes.xml ファイルで、extId 属性の pluginAttributeName を distinguishedName から dominoUNID に変更します。次に、<drive>:\WebSphere\PortalServer\shared\app\wmm\wmm.xml ファイルを開き、次のような変更を加えます。<supportedLdapEntryTypes> セクションで、各 supportedLdapEntryType ごとに objectClassesForRead と objectClassesForWrite を変更し、Person 属性の rdnAttrType を変更します。次のようになります。

<supportedLdapEntryTypes>
<supportedLdapEntryType name="Person"
rdnAttrTypes="cn"
objectClassesForRead="dominoPerson"
objectClassesForWrite="dominoPerson"/>
<supportedLdapEntryType name="Group"
rdnAttrTypes="cn"
objectClassesForRead="dominoGroup"
objectClassesForWrite="dominoGroup"/>
<supportedLdapEntryType name="Organization"
rdnAttrTypes="o"
objectClassesForRead="dominoOrganization"
objectClassesForWrite="dominoOrganization"/>
<supportedLdapEntryType name="OrganizationalUnit"
rdnAttrTypes="ou"
objectClassesForRead="dominoOrganizationalUnit"
objectClassesForWrite="dominoOrganizationalUnit"/>

上記と同じセクション、および <drive>:\WebSphere\PortalServer\shared\app\wmm\wmm.xml ファイルの <supportedMemberTypes> セクションで、Person 属性の rdnAttrTypes を uid から cn に変更します。wmmGenerateExtId を検索し、この値を false に設定します。

Domino 6 を実行している場合は、wmmLDAP の adapterClassName を DominoLdapAdapterImpl から Domino6LdapAdapterImpl に変更する必要があります。

Lotus Workplace のインストールと設定
Lotus Workplace のインストールおよび設定は、Lotus Workplace InfoCenter」の説明に従って行ってください。
 
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Notes メールポートレット
Lotus Workplace には、Web conferencing and instant messaging など、さまざまな形でのコラボレーションを容易にするポートレットが数多く含まれています。その中の 1 つに Notes メールポートレットがあります。このポートレットを使用すると、Lotus Workplace メール・ユーザーインターフェースを既存の Domino メッセージング基盤と共に利用できます。ユーザーインターフェースは WebSphere Portal が提供する J2EE ページ生成テクノロジーによって構築され、データは通常の Domino メールファイルから取得されます。この方法により、Notes メールポートレットを Domino メールサーバーのもう 1 つのクライアントのように扱うことができます。ユーザーは、必要に応じて Notes Client や Domino Web Access を使い続けたり、Web メールを選択することも可能です。

ユーザーによっては (特に、Web ベースのメールに慣れているユーザー)、必要なすべての機能が Notes メールポートレットによって得られます。これらの経験を損なうことなく、後でユーザーを Lotus Workplace Messaging に透過的に移行することもできます。また、ほとんどのメール作業に Lotus Notes または Domino Web Access を使用するユーザーでも、社内ポータルからメールファイルをチェックする際は、このポータルがたいへん便利なことに気づくでしょう。

このセクションでは、Notes メールポートレットのセットアップ方法を説明します。

Domino で Notes メールポートレットを有効にする
Lotus Workplace のインストールおよび設定が完了した後は、Notes メールポートレットを有効にすることができます。Notes メールポートレットを使用するには、この機能を Lotus Domino でも有効にしなければなりません。Notes メールポートレットのテクニカルプリビューリリースには、Lotus Domino 6.0.4 または 6.5.2 が必要です。

Lotus Domino で Notes メールポートレットを有効にする前に、適切な修正パック (Windows の場合は 652HF65_W32.exe と 604HF19_W32.exe、AIX の場合は 652HF33-aix.tar) をダウンロードしてください。修正パックは Sandbox からダウンロードできます。修正パックを適用しないと、Domino Server の安定性が低下します。

修正パックをインストールした後は、使用する Domino メールサーバーで Notes.ini ファイルに次の設定を追加して更新します。

キーワード 説明
HTTPDomWSAppSpace 1 Domino Server で Domino XML サービスを有効にします。
HTTPDomWSConvertFormat 2 Notes 文書用のストリーミング・フォーマットとして MIME を有効にします。この設定により、追加の Domino Server タスク (dwsaddin) が実行されます。このタスクは、Notes 文書を MIME ストリームに変換する役割を持ちます。
DWSAddinMaxThreads 20 同時に MIME ストリームに変換できる Notes 文書の最大数を設定します。デフォルトでは 20 です。
HTTPDomWSForce
FromValue
0 現在の認証済みユーザー名をメールメッセージの [送信者] フィールドに常に強制的に設定する場合は、このキーワードを有効にします。

将来の Domino リリースでは、これらの Notes.ini 設定は Domino Server 上のサーバー設定の一部として利用可能にする予定です。また、Lotus Workplace と Domino を同じシステム上で実行する場合は、Domino HTTP 設定を競合しないポート (たとえば、ポート 8080) にセットしてください。

Notes メールページを Lotus Workplace に追加する
Notes メールポートレットは、Lotus Workplace 2.0 用のテクニカルプリビューです。このため、Notes メールポートレット はデフォルトでは [Workplace] ページには追加されません。Notes メールポートレットを使用するには、まず、バッチ・ファイルを実行して Notes メールページを作成し、次に、ユーザーがこのページを見られるようにします。


Notes メールページを作成する
Notes メールページを作成するには、次の手順で操作します。
  1. <LWP>\config\portal\access\mailbox で createDominoPages.bat ファイルを開きます。
  2. 値 <WPS> を WebSphere Portal がインストールされている場所へのパスで置き換え、<SERVER> をそのサーバーへの URL で置き換えます。
  3. wpsadmin のアカウント ID とパスワードが正しいことを確認します。
  4. 4. サーバーが実行されている状態で、コマンド・プロンプトを開きチ・ファイルの createDominoPages.bat を実行します。コマンド・ウィンドウにエラーが表示されていないことを確認します。
  5. 5. wpsadmin として Lotus Workplace にログインし、Notes メージが表示されることを確認します。(初期状態では、他のユーザーにはポートレットを表示するための権限が与えられていないので、wpsadmin だけが Notes メールページを見ることができます。)


バッ・ファイルの実行が成功すると、Lotus Workplace に管理者としてログインし、Notes メールポートレットが Notes メールページに表示されることを確認できます。

図 2. Notes メールポートレット


ユーザーが Notes メールポートレットを使用できるようにする
Notes メールページを作成した後は、wpsadmin 以外のユーザーにも表示されるよう、ユーザーポリシーで Notes メールページを有効にする必要があります。デフォルトのユーザーポリシーを有効にするには、次の手順で操作してください。Notes メールポートレットを一部のユーザーだけが使用できるようにするには、それらのユーザー専用の新規ポリシーを作成し、そのポリシーのテクニカルプリビューセクションを有効にします。ポリシー作成の詳細については、「Lotus Workplace InfoCenter」を参照してください。

  1. Lotus Workplace 管理コンソールをポート 9091 で開きます。
  2. [Lotus Workplace] - [ユーザー] で、[ユーザーポリシーの管理] ページを開きます。
  3. ポリシーページの [技術的プリビュー機能の許可] セクションでデモンストレーション機能を有効にすることにより、デフォルトのユーザーポリシーを編集します。
  4. サーバーを再起動します。
  5. Workplace 管理者として Lotus Workplace にログインします。
  6. Notes メールポートレットに切り替えます。
  7. タイトルバーの [設定] アイコンをクリックします。
  8. ポートレットのタイトルバーにある小さなレンチのアイコンをクリックして、[メール設定] ページを開きます。

図.3 ポートレットのタイトルバーのアイコン


9. Domino メールサーバーの完全修飾ホスト名 (例: server.domain.com) を入力します。
10. [ポートレットユーザーが編集モードでメールサーバーを変更することを許可する] オプションを有効にします。


図 4. メール設定画面


使用する認証のタイプとして、Basic 認証 (ユーザーはユーザー名とパスワードの入力が必要) またはシングル・サインオン (SSO) 認証のいずれかを選択できます。シングル・サインオンを選択した場合は、WebSphere と Domino Server 間で SSO をセットアップする必要があります。[OK] をクリックします。

これによって、ユーザーは [Notes メール] タブを開き、編集ボタン (メールポートレットのタイトルバーに表示される鉛筆のアイコン) をクリックして、Notes ユーザー名とパスワードを Notes Server 名と共に入力できます。

図 5. Notes メールユーザー名とパスワードの入力


次に、ユーザーは [メールソースを編集] ボタンをクリックし、メールファイルの場所に関する正確な情報を入力する必要があります。[メールサーバー名] には、Domino メールサーバーの完全修飾名を入力します (例: server.domain.com)。

図6. メールサーバー名の入力



Notes メールポートレット
Lotus Workplace 2.0 で利用できる Notes メールポートレットのテクニカルプリビュー版では、ネスト可能なフォルダ、個人署名の作成、不在通知のオン/オフの切り替え、パーベイシブ UI のサポートなど、Notes Client で人気のあるいくつかの機能がサポートされています。図 7.に Notes メールポートレットのインターフェースを示します。

図 7. Notes メールポートレットのインターフェース


Notes メールポートレットのテクニカルプリビューには 2 つの既知の問題があります。メールビューのインターフェースは、ソートできない列 (または 1 方向だけにソート可能な列) があることを反映していません。また、使用度のインジケータと検索機能は表示されますが、実装されていません。これらの問題は、Notes メールポートレットの最終リリースで解決される予定です。

Notes メールポートレットの今後のリリースでは、カレンダーのサポートなどの機能拡張が計画されています。
 
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まとめ
Lotus Notes/Domino と Lotus Workplace を統合することにより、それぞれのプラットフォームの長所を利用できます。Lotus Domino は、強力で維持しやすい LDAP ディレクトリを Lotus Workplace に提供します。また、Notes メールポートレットにより、メールユーザーが Lotus Workplace または Lotus Domino のどちらを使用しているかにかかわらず、共通のユーザー・エクスペリエンスを得られます。このことは、プラットフォーム間でユーザーを移行する際の優れたソリューションになるでしょう。
 
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リソース
  • Lotus Workplace 2.0 の新機能については、記事『New features in release 2.0 of IBM Lotus Workplace(US)』を参照してください。
  • この記事で言及した修正パックについては、Sandbox(US) からダウンロードしてください。
  • WebSphere Portal の詳しいインストール手順については、「WebSphere Portal InfoCenter(US)」を参照してください。
  • Lotus Workplace のインストールおよび設定は「Lotus Workplace InfoCenter」の説明に従って行ってください。



著者について(原文のまま)
JoAnn Jordan joined Lotus/IBM in 1996 and has been a member of the Lotus Workflow quality assurance team since 2000. Previously, JoAnn worked on products such as Lotus SmartSuite and Freelance Graphics.

Luciano Resende is a PCLP developer and has been an Advisory Software Engineer in the Knowledge Management Products Group at IBM Software Group for almost two years. He was relocated from Lotus Professional Services in Brazil, where he worked as a Senior Consultant for eCommerce and ERP Integration projects.
 
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