|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
WebSphere Portal V6.0 コンテンツ公開パターンの実装WebSphere Portal V6.0での、Web Content Management、Portal Document Manager、およびPersonalizationの成果物の公開 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Olusola Omosaiye (omosaiye@us.ibm.com), Customer Enablement Services, IBM Workplace Web Content Management,
IBM
はじめにまず、Web Content ManagementおよびDocument Managerによって管理されるコンテンツをWebSphere Portal V6に組み込んだ時点から説明を始めましょう。すでに、ポータル・ユーザー情報などのエンティティーで指定されたプロファイルに基づき、さまざまなユーザーおよびグループに向けてコンテンツを選別することにより、ユーザーのWebエクスペリエンスを高める設定を済ませています。また、ロケールおよびビジターのブラウザーによってアクセスできる他のユーザー情報に基づき、ターゲットに合わせてコンテンツを調整しました。 これで、開始する準備が整いました。ルール、文書、およびWebコンテンツをステージング・サーバーから実動サーバーに移動する、繰り返し可能なプロセスを定義します。 ポータルのパーソナライゼーション機能をサポートするために作成したルールの例を図1に示します。 図1. サンプル・ポータル用のパーソナライゼーション・ルール![]() このセクションでは、Document Managerライブラリー内のすべての文書をターゲットにします(図2参照)。 図2. Document Managerライブラリー内の文書![]() Web Content ManagementにはPersonalizationコンポーネントおよびDocument Managementコンポーネントと呼ばれるエンティティーがあり、これらはPortal PersonalizationルールおよびPortal Document Manager文書を参照します。これらの成果物は、Web Content Managementのインストール済み環境に対してローカルです。ルールと文書はシンジケーションの後でも実稼働環境では利用できないため、ステージング環境で開発する際に、ルールと文書の場所によって1つの課題が生じます。実稼働環境、つまり公開環境でコンテンツを利用可能にする前に、ステージング環境で品質保証テストを有効にします。 この記事では、繰り返し可能なプロセスを定義するパターンについて説明します。このプロセスにより、Portalコンテンツの転送を調整できます。まず、公開プロセスの説明から始め、次に、Portalコンテンツの成果物をエクスポートおよびインポートするためのWeb Content ManagementとPortalタスクの構成方法を説明します。そして、繰り返し可能なプロセスの定義でまとめます。
プロセスの概要このパターンのプロセスは、以下の3つのステップに大きくわけられます。 まず、Web Content Managementを構成し、Personalization要素およびDocument Manager要素を含むWeb Content Managementコンポーネントの公開を制御できるようにします。 次に、文書ライブラリーとPersonalizationルール・フォルダーをエクスポートおよびインポートするWebSphere Portal構成タスクを追加します。これらのタスクは、ソースとターゲットのWebSphere Portalインストール環境に追加します。 最後に、ポータル成果物の3つのグループをすべて実動サーバーに転送するときに使用するプロセスを定義します。
Web Content Managementの構成Web Content Managementの設計コンポーネント(Personalizationコンポーネントなど)は、デフォルトでライブ状態で作成されます。この記事のシナリオは、有効範囲が「ライブ項目」に設定されたシンジケーションに基づいています。設計コンポーネント(任意のPersonalizationコンポーネントおよびDocument Managerコンポーネントを含む)は、作成されると同時にライブ状態であるため、実稼働環境に転送されます。 デフォルトのシナリオの影響を調整するために、次の3つのステップを実行します。
ワークフローを有効にするには、以下のように操作します。
承認ワークフロー・プロセスのセットアップ コンポーネントにワークフローを有効にしたので、Web Content Managementワークフロー・プロセスをセットアップします。このプロセスにより、いつ、どのような設計コンポーネントを実稼働環境へシンジケートつまり転送するのかを制御する能力が得られます。 このワークフロー・プロセスには、少なくとも2つのステージを含める必要があります。ワークフロー・プロセスの最初のステージは「ドラフト」ステージであるため、エントリーまたは実行ステップに関連するワークフロー・アクションを保持することはできません。最初のワークフロー・ステージの例を図3に示します。 図3. 最初のワークフロー・ステージである「ドラフト」ステージ![]() ワークフローの以降のステージは、ステージ・エントリーの実行に関連する公開アクションを保持する必要があります(図4参照)。 図4. 「ライブ」ワークフロー・ステージ![]() ワークフローに対応したPersonalizationコンポーネントを作成するときのWeb Content Management Authoringポートレットを図5に示します。これは、上記で作成したワークフローを示しています。 図5. ワークフロー対応の設計コンポーネントの作成![]() ワークフロー・プロセスのセットアップの詳細については、WebSphere Portal Information Centerを参照してください。 ステージングと実動間のシンジケーションのセットアップ上記のステップではコンポーネントを作成しました。Web Content Managementのシンジケーション機能を使用してこれらのコンポーネントを公開するには、設計コンポーネントを実稼働環境に転送する特定のタイミングを制御する必要があります。この制御を得るには、ライブラリーをソースとして選択し、シンジケートされる項目の有効範囲を「ライブ項目」のみに設定します。シンジケーターを定義するには、「ポータル管理」ポートレットにアクセスします。シンジケーター/サブスクライバーのペアを作成する方法の詳細については、WebSphere Portal Information Centerを参照してください。 図6. 「ライブ項目」の有効範囲を持つシンジケーションの定義![]() シンジケーション選択の有効範囲をライブ項目のみに設定するには、以下のように操作します。
![]()
Document ManagerおよびPersonalizationの構成Web Content Managementをセットアップし、ステージング環境から実稼働環境へのコンポーネントの転送を制御できるようになったので、文書とルールの転送について調べてみましょう。 <WPS_HOME>/jcr/migration/confディレクトリーにある構成XMLファイルを更新することにより、既存のインポート/エクスポート・ユーティリティーを活用します。また、WebSphere Portal構成タスクに新規ターゲットを追加し、ソース環境とターゲット環境でインポート・タスクおよびエクスポート・タスクを起動できるようにします。 Portal Document ManagerおよびPortal Personalizationの転送用xmlの構成ダウンロード・ファイルには、消費可能なWebSphere Portalタスク定義であるpzn-pdm-Import-Export.xmlが含まれています。このタスクは、文書およびルールのエクスポートとインポートの呼び出しを可能にします。<WPS_HOME>/jcr/migration/confディレクトリーにあるpzn_conf.xmlファイルおよびpdm60_s2p_conf.xmlファイルに適切な構成を指定する必要があります。 ご使用になる環境に合わせて構成をカスタマイズするには、以下の手順にしたがいます。 Portal Personalizationのエクスポートおよびインポート用xmlの構成
Document Managerのエクスポートおよびインポート用XMLの構成
これらのxmlファイルの構成の詳細については、WebSphere Portal Information Centerのトピック「Staging to Production」を参照してください。 WebSphere Portal構成タスクの追加
コンテンツ転送プロセスでの考慮事項インポート・プロセスでは、最初にポータル・コンテンツ成果物を実動サーバーに転送する必要があります。どの企業環境でも、階層つまりセキュリティー・ゾーン間でデータを転送するときのガイドラインが固有に定められています。たとえば、異なるセキュリティー・ゾーンのサーバー間でファイル共有が許可されているガイドラインもあれば、同じゾーン内のサーバー間でのみ転送プロトコルが許可されているガイドラインもあります。このため、転送の実行方法については、ご使用になる環境に合わせて設定してください。 検討事項には、以下のものが含まれます。
インポート・プロセスおよびエクスポート・プロセスはWebSphere Portalサーバーの稼働中に実行できるため、成果物のエクスポート、転送、およびインポートの実際の実行を自動化することができます。しかし、実際の組織では、リモート・アクセスによる方法や、自動化プロセスで用いられるパスワードのリストを保管したファイルが禁止されている場合もあります。このため、自動化の方法についても、利用者側で決めてください。 検討事項には、以下のものが含まれます。
コンテンツの公開プロセスこれまでに、構成およびコンテンツの転送プロセスについて説明しました。ここでは、実動サーバーでデータを公開するときに繰り返される手順について見ていきましょう。
まとめこの記事では、すぐに使用可能な機能を用いてビジネス・プロセスの構築を可能にするコンテンツ公開パターンを定義しました。文書とルールが保管されている場所に応じて、ステージング・システムおよび実動システムを1回、または必要な回数セットアップすることができます。そして、「コンテンツ転送」セクションで説明されている提案を取り入れ、手動または自動化されたプロセスをWeb Content Managementのシンジケーションと組み合わせることにより、コンテンツをステージングから実稼働環境へ移動できます。 ダウンロード
リソース
筆者について
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||