|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
IBM WebSphere Portal V6.0でGoogleガジェットを使用したポータルの拡張ポータル・ベースのビジネス・マッシュアップで Google ガジェットを使用する |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Thomas Schaeck (schaeck@de.ibm.com), Distinguished Engineer and Lead Architect, Lotus Quickr and Web 2.0 Portal Development,
IBM
原文の掲載:2007年5月9日更新 IBM® WebSphere® Portal V6.0 で IBM Portlet for Google Gadgets を使用して、ビジネス指向のポータルに Google ガジェットを簡単に組み込む方法について説明します。この新しい組み込み機能は、ビジネス指向ポータルへの Web ベース・サービスの組み込み技術の改良が進んでいる中でも、特に画期的な機能であるといえます。この記事は、マッシュアップやポータルについて関心のある読者や、ポータルをマッシュアップ・プラットフォームとして使用する方法を知りたい読者を対象にしています。ポータルと Google ガジェットについての一般的な知識があることを前提とします。 はじめにIBM WebSphere Portal V6.0 では、ユーザーは情報、ビジネス・プロセス、およびアプリケーションへのアクセスが個別設定でき、またカスタマイズが可能です。WebSphere Portal のコンポジット・アプリケーション技術により、ユーザーは、コンテキスト方式で相互に対話できる集合ポートレットの 1 つ以上のページから構成される、ビジネス・マッシュアップを作成できます。コンポジット・アプリケーションには、Java ポートレット API (JSR 168) 仕様に準拠して実装されるローカル・ポートレットと、OASIS WSRP 仕様に準じて Web Services for Remote Portlets (WSRP) として呼び出されるリモート・ポートレットを組み込むことができます。
ガジェットの概念を理解するガジェットという用語は、さまざまな文脈で頻繁に使用されます。この記事でのガジェットとは、リモート側でアクセスできる URL アドレス指定可能なサービスのことです。このサービスから、Web ページのコンテキストに集約されるように設計されたアプリケーションにアクセスできます。
Google ガジェットの WebSphere Portal への組み込みガジェットが概念上ポートレットであることにより、シームレスかつ直接的に、そして簡単に Google ガジェットをポータルへ組み込むことができます。Google ガジェットを WebSphere Portal に組み込むとどのような動作が行われるか、エンド・ユーザーと管理者の両方の観点から説明します。
図 1. IBM Portlet for Google Gadgets のビュー・モード ![]() 他のポートレットと同様に、ポータルには個別設定モードをアクティブにするためのアイコンが表示されます。ユーザーがこのアイコンをクリックして、組み込まれた Google ガジェットの個別設定モードに入ると、ポータルにはインライン・ガジェットの個別設定モードが表示されます。この個別設定モードの外観は他のポートレットの個別設定モードと同様です。そのため、ユーザーはポータル・ユーザー・インターフェース内から直接、ガジェットの設定を簡単に変更できます。図 2 は、Google マップ・ガジェットの個別設定モード・ウィンドウを示します。 図 2. Google マップ・ガジェット用 IBM Portlet for Google Gadgets の個別設定モード ![]() 管理設定 (『管理者の観点』を参照) によっては、ユーザーは図 2 に示されるリンクをクリックし、別のガジェットを表示するように選択することができます。例えばユーザーは、マップ・ガジェットの表示から、天気ガジェットの表示に切り替えることが可能です。ガジェットの選択は非常に簡単です。WebSphere Portal のユーザー・インターフェース内で、インライン化された Google ガジェット・カタログから情報を表示する Google ガジェット選択画面を使用します (図 3 を参照)。 図 3. Google ガジェットの選択対象を示す IBM Portlet for Google Gadgets の個別設定モード ![]() そのため、ポータル内のポートレットの使用に慣れているエンド・ユーザーにとっては、WebSphere Portal でのガジェットの使用方法は、他のポートレットの使用方法と同じです。 管理者の観点 管理者は、エンド・ユーザーがポータルでガジェットを使用する際の柔軟性の度合いを設定できます。エンド・ユーザーが新しい IBM Portlet for Google Gadgets 構成を作成したり、自分のポータル・ビューに組み込むガジェットを選択したりできるようにするアクセス権限を設定することで、管理者はエンド・ユーザーに高い柔軟性を与えることができます。 そのほかにも、管理者は IBM Portlet for Google Gadgets 構成の既定セットを事前に定義し、それらをポートレット・パレットでユーザーが利用できるようにすることで、ユーザーが事前に選択されたガジェットからしか選択できないようにすることができます。また、管理者はユーザー・グループごとに異なる柔軟性レベルを選択し、どのユーザーがどのガジェットを使用できるかを事実上制御することもできます。図 4 および図 5 は、管理者が使用できる構成モードと選択オプションを示します。 図 4. IBM Portlet for Google Gadgets の構成モード ![]() 図 5. IBM Portlet for Google Gadgets の構成モード ![]() 連携する各社および個人とその役割ポータルでの Google ガジェットの使用には、さまざまな企業や個人が関与しています。
IBM は、WebSphere Portal V6.0 製品および IBM Portlet for Google Gadgets を提供することにより、利用者がポータル・ユーザー・インターフェースを介してガジェットを簡単に検索して組み込めるようにしています。組み込むサービスと、その安定性および可用性に関する責任は、Google により提供されているサービスについては Google が、各サード・パーティーによりガジェット・カタログに公開されたガジェットについてはそれらのサード・パーティーが負います。 アーキテクチャーを理解するIBM Portlet for Google Gadgets は、Java ポートレット API 標準 (JSR 168) に準じて実装された Java ポートレットです。このポートレットは、ポータル側でガジェットのプロキシーとして機能します。IBM Portlet for Google Gadgets の構成モードでは、Google が公開する RSS フィードを処理することができます。Google から提供されるガジェット・カタログの RSS フィードはガジェットでは処理されないため、IBM Portlet で直接それらを処理します。また IBM Portlet は、ユーザーがポータル・ビューに組み込むガジェットを選べるように、ガジェットの選択対象を分かりやすく表示します。選択されたガジェットはポートレットの構成に保管されます。ポートレットのカスタマイズ・モードは、ポートレットのバインド先のガジェットからカスタマイズ・モード・ビューを取得し、それをポートレットのカスタマイズ・モード・ビューとしてインライン化して表示します。カスタマイズは、ポータル・データベースのポートレット設定に保管されます。ポートレットのビュー・モードは、ガジェットのビュー・モードを取得し、インライン化して表示します。 図 6. IBM Portlet for Google Gadgets のアーキテクチャー ![]() IBM Portlet for Google Gadgets は、IBM と、Google ガジェット・シンジケート・サービスを介してガジェットを提供する Google との連携により実装されました。 IBM Portlet for Google Gadgets は、JSR 168 で定義されている標準 Java ポートレット API を基に実装されました。そのため、IBM が WebSphere Portal に Google ガジェットを組み込んだように、独自のポートレットを実装して他のガジェットのようなサービスを WebSphere Portal に組み込むことが可能です。 Google ガジェットを使用するメリット
WebSphere Portal で Google ガジェットを使用することで、多くの新しいアプリケーションやインターネットのコンテンツをビジネス環境に非常に簡単に組み込むことができます。IBM Portlet for Google Gadgets を使用して、Google のガジェット・カタログで選択可能な何千ものガジェットの中から任意のガジェットを IBM WebSphere Portal V6.0 で使用できます。そしてこれらのガジェットを、WebSphere Portal で組み立てられたポータル・ページやビジネス指向マッシュアップのコンテキスト内に表示できます。これを行うには、例えば、関連するマップ、ニュース、株価などを Google ガジェットを介して追加します。
まとめIBM WebSphere Portal V6.0 は、IBM Portlet for Google Gadgets を使用することにより、利用者は Google ガジェットをビジネス・ポータルに簡単に組み込むことができます。これらの Web サービスは、ローカル・ポートレットや WSRP サービスと同様に、ポータル・ページおよびビジネス・マッシュアップのコンテキスト内で、エンド・ユーザーに有益な情報を提供します。IBM が、WebSphere Portal の標準ベースのオープン・アーキテクチャーを利用する標準的なポートレットとして IBM Portlet for Google Gadgets を実装したのと同じように、サード・パーティーも同様のポートレットを実装し、他のガジェットのようなサービスを WebSphere Portal に組み込むことが可能です。 参考文献学ぶために
製品や技術を入手するために
議論するために
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||