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IBM DB2対応IBM Lotus Dominoを使ったLotus Notesメールのパフォーマンス |
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Serge Limoges, Senior Technical Staff, IBM レベル:中級 原文の掲載:2006年7月25日 IBM Lotus Domino 7の新機能であるWebサービス設計要素は、サービスを全世界に公開するための優れた方法です。さらに、Apache Axisフレームワークを使用すると、Webサービスのコンシュームが非常に簡単になります。ここでは、Apache AxisおよびLotus Domino 7のテクノロジーを利用してWebサービス・コンシューマーを作成する方法を説明します。 [編集者の注: この記事で示す結果は、制御された環境内で実行されたベンチマークに基づいています。一般的なユーザー操作の状況を反映したベンチマークを作成するように配慮しましたが、実際のユーザーによるLotus Dominoの使用状況は、ベンチマーク・テストの対象となった限定された範囲の機能とは異なっていることがあります。したがって、これらの数値は、主としてLotus Dominoのリリース間の相対的なパフォーマンスを理解するために使用してください。これらの数値は、実際のデプロイメントにおける推奨値ではありません。キャパシティー・プランニングに関する支援については、ハードウェア・ベンダーに問い合わせてください。] この記事は、ユーザー・メール・ファイルを使用した場合のIBM DB2対応IBM Lotus Domino 7 (従来のNSFストレージとの比較)の、IBM Lotusパフォーマンスに関する最初の記事です。この記事では、IBM DB2 Universal Database (UDB) for Linux、UNIX、およびMicrosoft Windowsを、Lotus Domino 7.0.1およびIBM DB2 V8.2フィックスパック9 (FP9)を使用して測定した結果を説明します。IBM DB2対応IBM Lotus Dominoは当初、Lotus Domino 7.0のお客様向けの限定的なリリースとして提供されていました。この記事では、R6Mailワークロードを使用してLotus Notesメール・ユーザーをシミュレートしたパフォーマンス・ベンチマーク結果を中心に説明します(このワークロードについて詳しくは、関連ファイル「R6Mail workload description(US)」を参照してください)。 この記事では、十分なリソースが使用可能な構成上で、同じハードウェア構成上でローカルに実行されるIBM DB2対応IBM Lotus Dominoを15,000人のLotus Notesユーザー(シミュレート・ユーザー)にまで拡張した結果を示します。ここで示すベンチマーク結果は、4-way IBM pSeriesサーバー上で、単一DominoパーティションおよびAIX 5.3上で実行される64ビットDB2インスタンスを使用して取得したものです。 これらのテストの最大の目的は、ユーザー・メール・ファイルを使用した場合のIBM DB2対応IBM Lotus Dominoのメール・サーバーのスケーラビリティーが、一般的なエンタープライズ・メール・デプロイメントに十分対応できることを示すことです。DB2サーバーは数テラバイトのデータにまで拡張できるため、各ユーザー・メール・ファイルの開始サイズとして240 MBを使用しました。以前のLotus Domino 7パフォーマンスの記事では、メール・ファイルの開始サイズとして20 MBを使用していました。すべてのNotesBench監査レポートでは、ベンチマーク実行中のストレージ・スペース所要量を軽減するために、メール・ファイルの開始サイズとして約20 MBを使用します。 メモ: この記事の主な目的は、IBM DB2対応IBM Lotus Dominoのパフォーマンスについて説明することです。今回のデータと、Lotus Dominoで従来のNSFストレージを使用した場合のデータとの比較はできません。 すべての結果は、Lotus Dominoからの1秒未満の応答時間を表しています。ベンチマークを目的としているので、他のアクティビティーからのデータのスパイクを回避するために、routerタスクのみを実行します(特に指定がある場合を除く)。IBM DB2対応IBM Lotus Domino 7でのパフォーマンスの向上についての理解を深めるために、この情報を役立ててください。 サーバー構成9 TBのストレージを構成すると、DB2は15,000個のユーザー・メール・ファイルをサポートできます。このテストではCPUは制約条件ではないため、IBM AIXオペレーティング・システム・レベルでbindprocessorコマンドを使用して、論理パーティション(LPAR)上の4個のCPUを使用不可にしました。 AIXサーバーでは、1つの内部ディスク・ボリューム上に32 GBのスワップまたはページング・スペースも構成されています。表1は、テスト対象システムの構成の詳細を示しています。 表1.テスト対象AIXシステムの詳細
15,000人のユーザーのDominoメール・ストレージを処理する64ビット・インスタンスを持つDB2 UDB V8.2 FP9を作成しました。Dominoメール・データはすべて、DB2ディレクトリー内のDOMINOという名前の単一のデータベースに格納されます。パフォーマンスを最適化するために、いくつかのデータベース・マネージャー構成パラメーターおよびDOMINOデータベース構成パラメーターを、表2に示すように調整しました。 表2.構成パラメーターの詳細
DB2内のDOMINOデータベースは、デフォルトの10:1グループ化を使用してセットアップされます。これは、DB2データベース上の1個のテーブル・スペース内に10個のユーザー・メール・データベースがあることを意味します。各ユーザー・メール・ファイルの開始サイズは240 MBであるため、DB2内の各テーブル・スペースのサイズは約2.4 GBであり、9個の論理RAID 0ボリューム内に1,500個のテーブル・スペースがあります(JFS2ファイル・システムとして構成)。 Lotus Domino 7.0.1は、LPAR上の専用のUNIXアカウント(これはDB2 adminグループの一部です)の下にインストールされ、Lotus Domino Administratorヘルプで説明されているようにDB2と共に動作するようにセットアップされます。Lotus DominoサーバーのCLIアクセスのために、このアカウントの下に追加の32ビットDB2インスタンスをセットアップしますが、この32ビット・インスタンスはテスト中には始動されません。また、Lotus Dominoサーバーのパフォーマンスを最適化するために、サーバーの多数のNotes.ini設定を調整しました。 Notes.ini設定 DB2プレフィックスの付いたINI設定は、主にIBM DB2対応IBM Lotus Dominoを対象とするものです。その他のINI設定は、NSFストレージに適用されます。NSF_BUFFER_POOL_SIZE_MBを低く設定する理由は、DB2バックエンドを使用するときにはDB2がすべてのメール・データベース・データをバッファリングするため、Lotus Dominoがメモリー内でメール・データベース・データをキャッシュに入れるための大きなバッファー・プールが必要ないからです。
IBM DB2対応IBM Lotus Dominoのパフォーマンス・データNotesBenchを使用してR6Mailベンチマークを実行した結果、IBM DB2対応IBM Lotus Domino 7は4-way AIX サーバー上で15,000人のユーザーをサポートできることが分かりました。図1は、ワークロード(シミュレート・ユーザー)の関数としてのサーバーのパフォーマンス特性を示しています。 図1.ワークロードの関数としてのサーバー・パフォーマンス 図1が示すように、IBM DB2対応IBM Lotus Dominoは、この構成でテストされた最大15,000人のシミュレート・ユーザーに到達するまで、R6Mailシミュレート・ユーザーの数に正比例して拡張されます。サイズが増大したユーザー・メール・ファイルを格納するためのディスク・スペース制限を除いて、このサーバー上にはハードウェア・リソース制約はありませんでした。 この構成では64ビットDB2インスタンスを使用したので、32 GBの物理RAMを活用するためにいくつかのメモリー・プール・サイズとヒープ・サイズを調整しました。具体的には、キャッシュに入れるデータを増やすために、DB2内のDOMINOデータベースのバッファー・プールを1.6 GBに増加させました。R6Mailユーザーが15,000人になると、DB2サーバー上のバッファー・プール・ヒット率は80%になります。また、Lotus DominoはDB2内のデータへのアクセスにさまざまな固有のSQLステートメントを生成するため、データベース構成パラメーターPCKCACHESZによって指定されるパッケージ・キャッシュを400 MBに増加させました。R6Mailユーザーが15,000人になると、DB2サーバーは、毎分平均160,000個のSQLステートメント(SELECT、INSERT、DELETE、UPDATEなどのステートメント)を実行しています。 Lotus Dominoは、DB2に対するすべてのSQL要求で接続プーリングを使用します。DB2サーバー上で実行できる最大同時アプリケーション数を制限するために、MAXAPPLSを300に設定しました。これにより、DB2サーバー上で同時に実行されるアプリケーションがコンシュームするリソース(合計アプリケーション・ヒープなど)が制御されます。この設定であっても、R6Mailユーザーが15,000人の場合のDB2要求の並行性を高いレベルで十分にサポートできます。R6Mailユーザーが15,000人になると、サーバー上で約240個の同時DB2エージェント・プロセスが実行されます。このパラメーターは、同時DB2要求数に基づいて実稼働環境内で調整する必要があります。IBM DB2対応IBM Lotus Domino用のデータベース構成パラメーターMAXAPPLSの開始値としては、150から200の値を使用することをお勧めします。 Notes.ini内のServer_Pool_TasksおよびServer_Max_Concurrent_Transの値は、大きなエンド・ユーザー数をサポートするように設定します。ただし、これらの設定をデフォルト値から変更する前に、最適な値を使用できるように値を分析することをお勧めします。
まとめ現在、従来のNSFストレージを使用したLotus Domino 7では、ほとんどのサーバー・プラットフォーム上で、R6Mailワークロードを使った15,000人の同時Lotus Notesメール・ユーザーがサポートされます。 IBMは、Lotus Domino 7において、Dominoデータ(メール・ファイルとアプリケーション・データの両方)を格納するためにDB2ストレージを使用したスケーラブルなLotus Dominoサーバーを提供することに重点的に取り組んできました。サーバーに十分なCPUとメモリー・リソースがあれば、IBM DB2対応IBM Lotus Domino 7.0.1のメール環境で、R6Mailのワークロードを使った15,000人の同時Lotus Notesメール・ユーザーを容易にサポートできることをこの記事では説明しました。 また、DB2が数ギガバイトまたは数テラバイトのデータをホスティングでき、実際の使用状況に近いより大きなメール・ファイル・サイズに対応できることも示しました。ここで説明した結果は、ユーザー・メール・ファイルを使用した場合のIBM DB2対応IBM Lotus Dominoのメール・サーバーのスケーラビリティーが、一般的なエンタープライズ・メール・デプロイメントに十分対応できることを示しています。 IBMでは、Lotus Domino 7 (およびそれ以降)のコードとDB2 8.2サーバーの両方を最適化してこれらのスケーラビリティーの目標を達成するために、広範囲にわたるパフォーマンス・テストと分析を実行しました。従来のNSFストレージに代わる優れたソリューションを提供できるように、今後のLotus Dominoリリースでも、IBM DB2対応IBM Lotus Domino構成のリソース消費および最適化の改良を継続していく予定です。
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