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Lotus Notes と IBM Workplace Client Technology の統合

 
   
 
コンテンツ
はじめに
Workplace Messaging と Workplace Documents
Notes Application プラグイン
導入
ユーザー・エクスペリエンス
始まりにすぎない
リソース
筆者について(原文のまま)
Gayle Thiel
Principal Technical Writer, IBM Corporation
レベル:初級
原文の掲載:2005年3月22日
更 新 日:2005年7月1日更新
原文はこちら


はじめに

IBM Workplace Client Technology, Rich Edition 用の Notes Application プラグインによって、Notes Client 7 の場合と同様に、Workplace リッチクライアント内で Notes アプリケーションを使用することができます。この統合によってもたらされる利点を探ることにしましょう。

[編集者のメモ: この記事に掲載した画面ショットは変更される可能性があり、製品版のユーザー・インターフェースとは異なることがあります。]

Lotus Notes/Domino 7 と IBM Workplace Collaboration Services 2.5 の環境で、Notes Client との統合がより一層進められることになりました。これは、新しい IBM Workplace Client Technology の製品を企業内に導入した、あるいは導入を計画している Notes/Domino のお客様またはビジネス・パートナーにとって、たいへんすばらしいニュースです。Notes Client と Web ブラウザーに加え、Notes アプリケーションにアクセスするもう 1 つの方法として、IBM Workplace Client Technology, Rich Edition を利用できます。この記事では、Notes アプリケーションの範囲を IBM Workplace Collaboration Services にまで拡張する IBM Workplace Client Technology 用の Notes Application プラグインについて解説します。

IBM Workplace Client Technology は、サーバー管理のビジネス・アプリケーションを作成するための IBM の新しいフレームワークです。このフレームワークにより、従来のデスクトップ・クライアントが持つリッチな機能と、集中的な導入と管理による管理面での利点を組み合わせたアプリケーションをデスクトップおよびパーベイシブ・デバイスに提供できます。

Workplace Client Technology は、オフラインで使用できるアプリケーション、サーバーベースのプロビジョニング、およびオペレーティング・システムの選択などをサポートするよう Eclipse の機能を拡張します (Eclipse は、Workplace Client Technology の基盤となる業界標準の統合プラットフォームです)。この新しいテクノロジーにより、Workplace Client Technology フレームワークにプラグイン可能なコンポーネントを作成でき、プラットフォームのさらなる拡張につながります。

IBM 内のさまざまなグループのソフトウェア開発者は、リッチクライアントに新たな能力を与えるために、このようなコンポーネント (つまり、プラグイン) で構成されるアプリケーションの作成を計画しています。最初に、Lotus の開発者がこのようなアプリケーションである IBM Workplace MessagingIBM Workplace Documents を開発しました。リリース 2.5 によってこれらのアプリケーションは更新され、IBM 生産性ツールの一部であるアクティビティ・エクスプローラーやプロジェクト・プランナーなどの新しい機能が追加されました。ISV およびサードパーティの開発者もコンポーネントを作成できるので、組織に最も適したクライアントの構築が可能です。

Workplace Client Technology は、Rich Edition (デスクトップ・ワーカー用) または Micro Edition (パーベイシブ・デバイスを使用するモバイル・ワーカー用) の 2 つが利用できます。Workplace Messaging 2.0 と Workplace Documents 2.0 では、Lotus Notes との統合がすでに進められています。この記事では、Workplace 製品のリリース 2.5 および Lotus Notes/Domino のリリース 7 におけるこの統合の拡張をテーマとして取り上げます。まずは、Workplace Messaging と Workplace Documents について理解することから始めましょう。

Workplace Messaging と Workplace Documents

IBM Workplace Client Technology, Rich Edition は、Web ベースの Workplace アプリケーションの充実した機能に、素早い応答時間と強力なセキュリティ・モデル (ネットワークへの接続時または非接続時) を付加します。Workplace Messaging では、これらの機能として、メール、個人カレンダー、および個人アドレス帳があります。Workplace Documents では、これらの機能としてコラボレイティブな文書管理があります。この文書管理では、ワープロ、プレゼンテーション、スプレッドシート、図形、プロジェクト・スケジューリング (リリース 2.5 のみ) の各ファイルを作成、編集、および共有できます。リッチクライアントに含まれる生産性ツールのセットを使用してこれらのファイルを作成および編集したり、既存のデスクトップ・アプリケーションがある場合は、これらを使用することもできます。Workplace Documents には、文書のレビューと承認、バージョン管理、検索、および個人ドラフトなどの機能もあります。

Workplace Documents アプリケーションが開かれている Workplace Client Technology 環境を図 1 に示します

図 1. Workplace Documents

Lotus Notes 7 と IBM Workplace Client Technology のさらなる統合とは、Workplace リッチクライアント内から Lotus Notes を直接開き、カスタマイズされた Notes アプリケーションを変更なしに使用できることを意味します。Notes アプリケーションは、LotusScript および Notes 式言語を使用して開発されたアプリケーションも含め、Lotus Domino および IBM Workplace Client Technology, Rich Edition の両方で、まったく同じように機能します。Workplace リッチクライアント・ユーザー用にアプリケーションの作成方法を変更する必要はありません。Lotus Notes 7 がリリースされる時点で、あらかじめ用意されるすべてのテンプレートに対し、Workplace Client Technology, Rich Edition 内での動作がサポートされる予定です。


Notes Application プラグイン

Notes Application プラグインと呼ばれる新しいプラグインは、Notes 環境と Workplace リッチクライアント環境の両方で、Notes アプリケーションを使用することを可能にします。このプラグインを使用するには、Workplace リッチクライアント・アプリケーション (2.5 以降) と Notes Client (7 Beta 3 以降) が同じマシンにインストールされていることが必要です。このプラグインにより、ブックマーク、メニュー、文書リンクとデータベースリンク、ステータス情報と進捗情報といった Notes 機能を Workplace リッチクライアント内で使用できます。この機能は、前に技術的プリビューの一部として含まれていたもので、今年後半の Lotus Notes/Domino 7 の発売時には一般出荷可能 (GA) となる予定です。

Workplace リッチクライアント内で Notes アプリケーションを使用するとき、Lotus Notes の在席確認と Instant Messaging の機能は、IBM Workplace Collaboration Services サーバーまたは Notes 6.5 以降で使用される IBM Lotus Instant Messaging/Web Conferencing (Sametime) サーバーを介して利用できます。Lotus Instant Messaging がまだインストールされていない場合は、Workplace Collaboration Services に含まれる機能を使用することにより、Lotus Instant Messaging/Web Conferencing サーバーを導入しなくても、Lotus Notes に組み込まれている Instant Messaging 機能を活用できます。Workplace アプリケーションは、SIP (Session Initiation Protocol) を使用してメッセージング・サービスと通信します。この Instant Messaging インフラストラクチャーを Notes アプリケーションと Workplace アプリケーションに使用することで、アクセスするアプリケーションのタイプにかかわらず、共通のユーザー・エクスペリエンスを得られます。

Notes ユーザーは、IBM の組み込み生産性ツールによる文書編集機能も含め、Workplace リッチクライアントの文書管理機能を利用できます。共有文書ライブラリから文書を添付したり、添付ファイルをこのライブラリに保存することができます。

Lotus Domino と J2EE の両方のアプリケーションを持つ組織は、Notes Application プラグインに関心があるでしょう。また、IBM Workplace Documents リッチクライアントが提供する新しい IBM 生産性ツールを使用したい企業も、このプラグインの機能に注目しているはずです。このテクノロジーの成長と共に、IBM は Notes のお客様に対し、新しいテクノロジーが持つユニークな利点を提供し続けます。これには、集中的な導入やサーバーベースのプロビジョニングなども含まれています。

導入

Notes Application プラグインを導入するには、Notes Client 7 と Workplace リッチクライアント・アプリケーションのリリース 2.5 の両方を同じクライアント・システムにインストールする必要があります。リッチクライアント・アプリケーションは、IBM 製のものでも、IBM Workplace Client Technology Toolkit を使用して独自に開発したものでもかまいません。現在、Notes Application プラグインは、Microsoft Windows 2000 および XP オペレーティング・システムをサポートします。

Workplace リッチクライアントで Notes の統合を設定するには、システム管理者は WebSphere Application Server の管理コンソールを使用し、ユーザー・ポリシー設定が有効になっていることを確認します。[ユーザー・ポリシーの管理] - [デフォルト・ユーザー・ポリシー] で、[Notes アプリケーション・プラグインを許可] をオンにしてください。

図 2. ユーザー・ポリシー

ユーザー・エクスペリエンス

Workplace リッチクライアントで作業するときは、Lotus Notes Client を起動せずに、Notes アプリケーションを開いて使用することができます。Workplace リッチクライアントの左側のナビゲーション・パネルで [Lotus Notes] をクリックすると、Lotus Notes が開かれて、Welcome ページ、またはホームページに設定されている任意のページが表示されます。また、Notes アプリケーションとブックマークが含まれる [Notes Applications] ナビゲータも表示されます。

図 3. Notes の Welcome ページ

このナビゲータを使用すると、Notes アプリケーション (たとえば、受信ボックス) を開くことができます。Notes で見慣れた多くのメニュー・コマンドが、画面の一番上にある Workplace リッチクライアントのメニューにシームレスに統合されています。Notes のアクションバーも、受信ボックスの領域のすぐ上にあります。

図 4. Notes の受信ボックス

Workplace リッチクライアントでブックマークを作成すると、次回に Notes Client を単独で起動したときに、そのブックマークが Notes Client 内に表示されます。また、リッチクライアントからはほとんどの Notes プリファレンスを設定できます。しかし、リッチクライアントに対応する機能が存在しない Notes 機能があることにも注意が必要です。たとえば、ツールバーのプリファレンスの設定はリッチクライアント内の Lotus Notes には効果がありませんが、Notes Client を単独で起動すると、これが表示されます。

Instant Messaging をセットアップすると、Notes アプリケーションに在席確認機能が追加され、アプリケーションの表示領域の右側にコンタクトリストが表示されます。

図 5. Workplace リッチクライアントに表示された在席確認とコンタクトリスト

アプリケーションの表示領域を最大化するには、画面上の異なる垂直領域の間にある省略バーのアイコンをクリックします (アイコンをもう一度クリックすると、ナビゲーションバーが再び表示されます)。

図 6. Notes 受信ボックスの全画面表示

アプリケーションの表示領域を最大化するには、画面上の異なる垂直領域の間にある省略バーのアイコンをクリックします (アイコンをもう一度クリックすると、ナビゲーションバーが再び表示されます)。

始まりにすぎない

これらの機能について説明することにより、私たちは、Lotus Notes 7 と IBM Workplace Client Technology リリース 2.5 との統合によって生み出される興奮を読者の方々と共有したいと考えています。IBM は、Notes/Domino のお客様への継続的なサポートをお約束します。Notes Client の進化にともない、Workplace Client Technology によって提供される付加価値と優れた管理機能を活用する環境も整うでしょう。


リソース

筆者について(原文のまま)

Gayle Thiel joined the IBM Lotus Software division as a principal technical editor in 1996. Since 1999, she has been writing Lotus Notes and Domino documentation and recently documentation on integrating Lotus Domino and Extended Products with WebSphere Portal.
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