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1. WebSphere Portal - 「Architecting an On Demand Portal」セッション
2. Lotus Quickr ‐ 「IBM Lotus Quickr: Technical and Architecture Overview」セッション
3. Lotus Connections - 「Lotus Connections Mashup applications」セッション
Lotusphereイベント3日目となる22日(火)は昨日のゼネラルセッションでの発表内容も受ける形で、各製品分野ごとのセッションが数多く開催されました。
本日よりこのWebレポートでは、日本よりLotusphereに参加している日本アイ・ビー・エム Lotusソフトウェアの製品担当技術員から、それぞれが受講したセッションの紹介を製品分野ごとにまとめて行います。
製品分野ごとの概要・今後の戦略については、2月22日に東京、3月4日に大阪に開催されます
Lotus Spring Forum 2008
の各関連セッション、およびそれ以降に開催されますLotus関連イベントにて、ご紹介をさせていただく予定です。
初回である本日は、WebSphere Portal、Lotus Quickr、Lotus Connectionsに関するセッションの内容をご紹介します。
1. WebSphere Portal
「Architecting an On Demand Portal」セッションより
セッション終了後には講演者への直接質問も頻繁に行われています
本セッションは、ポータル開発部門のシニア・アーキテクトの一人であるMarshall Lambがユーザーコミュニティを意味する「テナント」に向けたソリューション実現のアーキテクチャーを語ったものです。今回ゼネラルセッションにて発表のあった「bluehouse」など、SaaSにおけるPortal活用を念頭に置いた製品開発の方向性をうかがい知ることができます。
「テナント」とは、ある組織を構成するユーザーコミュニティーの概念であり、LOB、部署、ブランド、または企業といったもののすべてがその例にあげられます。
しかし中堅企業のような「テナント」を対象とするポータルサイトを構築するためには、短期間に低コストで実現する必要があり、しかも運用管理にかかるコストも抑えなくてはなりません。
SaaSを実現するアーキテクチャーには、従来のアウトソーシングに適した「テナント」毎にソフトウェアを必要とする複数インスタンス・モデルがありますが、このモデルは中堅企業タイプの「テナント」には向きません。
一方、このセッションで触れられた複数テナント・モデルでは「仮想ポータル」「共用ページ」「複合アプリケーション」技術を利用してソフトウェアを共有することで、中堅企業に適したアーキテクチャーとなります。
このモデルは、SaaSの成功要件としてもみなされている重要なアーキテクチャーです。
WebSphere Portalの次期バージョンでは、サイト所有者の負担を軽減しポータル管理者の運用管理コストを抑えることが主要な課題となっており、サイト管理ツールの提供やソフトウェアの導入・構成・カスタマイズ作業を最小限にするバーチャライゼーションをより簡単にするクローニング機能(ポータル・サーバーの導入イメージをソフトウェアスタック・レベルで再利用できる機能)を提供することによって、コスト抑制を実現しようとしています。
昨今、Web上でソフトウェア・サービスを開発し提供しているSaaSプロバイダーは従来のアプリケーションサービス・ベンダーが苦戦している中で急激な成長を遂げています。
そしてWebSphere Portalも、それらSaaSプロバイダーのプラットフォームとして日々進化を続けています。
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2. Lotus Quickr
「IBM Lotus Quickr: Technical and Architecture Overview」セッションより
このセッションでは、Lotus Quickr開発の中心人物であるプロダクトマネージャー Marc Pagnierとチーフプログラマーの Miki Banatwalaが、Lotus Quickrの次期バージョン 8.1についての説明を行いました。
今回、最も注目すべき新機能は「Quickr Entry」と呼ばれる個人レベルのファイル共有機能です。
ユーザーは自分専用のプレースに文書ファイルを掲載することができ、掲載したファイルを他人と共有することも可能。また、タギングやタグクラウド、ファイルへのコメントやレイティング(評価)といったソーシャルソフトウェア的な機能も搭載されています。
本年のLotusphereでは、ゼネラルセッションでの発表からはじまってLotus QuickrやLotus Connectionsが実現するビジネス上での価値がしばしば説明されており、そのコンセプトの1つとして「コンテンツのライフサイクル」モデルが紹介されています。
このモデルでは企業内コンテンツライフサイクルの開始は個人の作成したファイルの発信であるとされ、個人が作成・発信したファイルが洗練されながらチームで共有されていき、最後には全社で共有されていくこととなります。
Lotus Quickr Entryの機能は、その基点となる個人でのファイル作成・発信をカバーする機能といえます。
また、講演者のMikiはLotus Quickrがカスタマイズ可能であることの重要性を強調し、チームにより業務の性質がそれぞれ異なる環境において利用者ニーズに対応するプレース運用を柔軟に実現するためにテンプレートのカスタマイズを可能とし、かつAPIによる外部アプリケーションからのQuickrへのアクセスも可能としたと説明しました。APIはWebサービスに加えてATOM、RESTでも提供され、Web 2.0におけるマッシュアップにも使いやすいように配慮されています。
企業間でコンテンツを共有するための業務密着型アプリケーションとしてカスタマイズしたり、既存のコンテンツシステムを使いながらQucikrをコンテンツ管理の世界のハブとして利用するような可能性を感じさせるものです。
ほかのセッションでもQuickrの情報は数多く取り上げられており、Lotus Quickrの次バージョン以降で実現予定となっているiPhoneやBlackBerryからのアクセスやIBM FilenetP8/IBM Content Management(コンテンツ管理システム)との連携など長期的視点に立った将来計画が披露されています。
ほかのLotus製品と同様に、オープンな接続性とクライアント選択肢の幅広さをLotus Quickrも追求していくこととなりそうです。
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3. Lotus Connections
「Lotus Connections Mashup applications」セッションより
ハンズオン参加者には1台ずつPCが割り当てられ、集中して実習を行うことができます
今回のLotusphereでも、実際にマシンを操作して製品を体験することができるハンズオンセッションが各製品ごとに用意されています。
ゼネラルセッションなどで発表された将来のバージョンで実装される予定の機能を先取りで体験できるものも多くあり、各セッションで数十台マシンが用意されていますが、どのセッションもキャンセル待ちが出るほど盛況となっています。
本日開催された「Lotus Connections Mashup applications」は技術者に向けたハンズオンセッションとなっています。
ゼネラルセッションにて発表のあったLotus ConnectionsとYahoo Answerなどナレッジ共有サービスとの連携にも関わりますが、マッシュアップによってLotus Connectionsの機能を外部アプリケーションと相互利用できるようにすることが、組織内のナレッジ共有を促進するうえでの重要な役割を果たすようになります。
このハンズオンセッションの流れとしてはマッシュアップ自体の簡単な説明やLotus Connectionsのアーキテクチャー紹介からはじまり、Lotus Connectionの各種コンテンツをWebページに追加したり、Firefoxのエクステンションを作る、実機を操作してのハンズオンへと移行していきました。
Lotus ConnectionsにはWebページへコンテンツを追加するためにSnippet(情報を追加するためのJavaスクリプト)が用意されており、該当のコードを埋め込むだけでLotus Connectionsのコンテンツを簡単に追加していくことができます。
ハンズオンは会場前方のスクリーンで実施されるデモンストレーションを見ながら、シナリオに沿って操作をしていく形で行われました。
Lotus Connectionsの開発に携わっているメンバーやデザイナーが会場内で直接サポートを行うため、個別に詳しい製品内容を聞きながら、さらなる理解を深めていくことも可能です。
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